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奥尻の朝 (2021北海道no6) 

2021-08-01 | 北海道

   早起きした。空が染まってきた。遠くの山並みは北海道本島、海を隔てた向こう奥尻島の親会社の山だ。

 

    一面に雲があってよかった。雲がなければこんな絵を描くことができなかったでしょう。

 私が生活している山の国信州ではこんな絵を見たことがありません。海辺で生活している皆さんは、こんな姿は日常なのでしょうか。

 

    満天の朝焼けの時を経て、雲間から日の出の時が来た。

   朝食をいただいて、すぐ近くに立地している奥尻島津波館にやってきた。コンクリートむき出しのなんとも無機質な入口だ。

 大きなパネルが迎えてくれた。津波の爪痕。そこには「たった数分だった。しかしすべてを失うには十分だった。残ったのは絶望と虚脱感。自然の前ではすべて無力だった。」と書かれていた。

 1993年(平成5)7月12日午後10時17分日本海海底で発生した地震はここ奥尻島に甚大な被害をもたらした。その最大の被災地がここ青苗地区だったといいます。ここに三枚の写真が並んでいました。一枚ずつ次に貼っていきます。

 青苗地区の家屋は青苗岬の海辺に張り付くように並んでる。そこには平和な営みがあった。高台の住居を残してここが津波と同時に発生した火災によって消えてしまったというのです。

 

 青苗岬はきれいに整備されています。ここに津波館があり慰霊碑などがあるのです。

    館員の方からお話をお聞きします。黄色丸の中が奥尻島。北海道や青森には  5.4.3と震度が記されている。しかし奥尻島にはそれがありません。震度計が設置されていなかったそうですが、推定震度は6だったそうです。お話をよく聞いていません。震源地らしき黒点が奥尻島の上の方に見える。左の白い影が島を拡大して表現しているようだ。

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