晴れときどき風

ノンキな主婦が時に風に吹かれながら送る平凡な毎日。

「聖なる予言」読了。

2005年12月09日 13時17分19秒 | 趣味
実は 結構前に読み終えていました。
でも、感想を書くのがむずかしくて 報告が遅くなりました。

以前も書きましたが、「聖なる予言」は 意識の改革・自己発見の過程を冒険小説として描いた本です。
なぜそんなに とまどいながら つまづきながら読む事になったのか・・・

それは 私自身に「宗教」の素地が全く無い事が一つ。
私は無神論者です。むりやり言うなら自然崇拝が1番近いでしょうか。
この本も自然の素晴らしさ、そのエネルギーと繋がる事で自分のエネルギーも高められると書いてあります。そして人々は進化していくらしい。
それを 今までの聖書の教えを否定することとして弾圧する教会。
そもそも、教えが書かれた写本をキリスト教会が抹殺しようとし、写本の教えを広げようとする人々を弾圧するところから始まるわけですが。
そこで描かれるキリスト教会のあり方が既にわからない。すべては神の御心によるものだから、人々は自分の心で判断してはいけないというのがわからない。
ここで まず戸惑いました。

そして、私は どこへ進んだらいいのか、自分は何を為すべき人間なのかの答えを今探しているわけではない事。それがもう一つの躓きの理由です。
宇宙を構成している物 全てに含まれている素粒子が人々の期待に呼応して動く。
なので人は無意識のうちに期待したり強く思ったりすることで素粒子を動かし、様々な「偶然」と呼ばれるものを生み出している。
意味の無い偶然はない。 今日出会った人々、話した一言一言に、求めている答えや自分の進むべき場所へのヒントが含まれている。
では、私は今日 誰に会っただろうと考えます。(根は素直なのでとりあえず信じ試してみる!)
引きこもりがちな主婦ですから、ワンコの散歩の時くらいしか外に出ません。
郵便局の警備員さんでしょ。堤防の工事の警備員さんでしょ。バイク屋のおじさんでしょ。・・・なんのヒント?
話した一言って・・・「おはようございます!」だけだしなあ。
ここからヒントはむずかしい。って そもそも私は何も迷ってないじゃない。

偶然 目が合った人とは 必ず話してみろって? 変な人だと思われるよ~!
目を凝らして樹木や自然をみつめ 賞賛すればそのエネルギーが見える? やってみたけど私には無理!
身体がたくさんのエネルギーに包まれると人間から見えなくなる、そしてそういう人たちからスーパー人間が生まれるって・・・

意識改革の本だと思わず読めば良かったと思います。
SFまじりの ちょっと理屈っぽい冒険小説。
ああ、入り方を間違えてしまった・・・