晴れときどき風

ノンキな主婦が時に風に吹かれながら送る平凡な毎日。

「ALWAYS 三丁目の夕日」 泣きました。

2005年12月14日 21時33分21秒 | 日記
ずいぶんと寒くなってきました。
ビルの間に吹く風は 一段と冷たく、友人と3人して肩を寄せ合い、「ALWAYS 三丁目の夕日」を見てきました。
最近 映画を見てもあまり泣けなかった私ですが、これは泣きました。

とりあえず、懐かしい!
私は もう少し遅くに少女期を過ごしましたが、それでも充分に懐かしかったです。
看板、町並み、お布団の模様、冷蔵庫、走っている車(特にオート三輪!)、台所のしつらえ、毛玉だらけのセーター、駄菓子屋のクジ・・・
家のテレビにも、ベロアのカバーが掛かっていましたっけ。それもフリンジ付きの。
前半は それだけでホノボノしてしまいました。

それから、役者さんたちが素晴らしかった!
堤真一は少し乱暴で単純だけど心優しくて 一生懸命に生きている鈴木オートの社長さん。こんな旦那さん 素敵って素直に思えました。少し声がでかかったけど。
薬師丸ひろ子は 懐の深い肝の据わったお母ちゃんが いつしかぴったりの年になっていたんですね。
もちろん吉岡秀隆は うまい! 根の暗さと汚さ具合がバツグンに似合う! あの幼さの残る顔で 本当に泣かせてくれます。
子供役の2人も達者ですよね~。
淳之介君の泣き顔を見るだけで泣けます。(「人にやさしく」に出てた子です。)

ストーリーはベタな感もありますが、(あ、これネタバレです。明日にでも見に行こうと言う方は読まない方が・・・。 これから見に行こうと言う方 急いでくださいね。そろそろ上映 終わっちゃいますよ。) あの万年筆のくだりから涙が止まりませんでした。
あの頃、万年筆を持つって憧れでしたよ。
私も、中学に入ったとき「プラチナシープ」の白にスミレの模様が入った万年筆を買ってもらって嬉しくて握って眠った事を思い出しました。
それと見えない指輪に小雪が流す涙 とても綺麗でした。
堀北真希のお母さんの手紙 「きたーー!」泣けってことね。

映画館から出てきた時、みんな鼻が赤くなっていました。
季節がら ちょうどトナカイみたいでいいっか。

そうそう、もたいまさこもいいわ~♪ ああいうクソババアになりたい!