晴れときどき風

ノンキな主婦が時に風に吹かれながら送る平凡な毎日。

眠りにつく前 ほんの数分間・・・

2006年03月14日 14時17分27秒 | 日記
もう7年くらい前でしょうか。
軽~い鬱状態になったことがあります。
朝起抜けから何やら意味もなく悲しくて仕方がない。
何をしていても楽しくなく、家族といても孤独感に悩まされる。
夫を職場に送った帰りの車を泣きながら運転し、このまま事故にでも遭って死んでしまいたいとまで思うようになりました。

家族に打ち明けたのは、症状がでてから2ヵ月後くらい。
「そんなの暇だからだ。贅沢病だ。」なんて言われたらどうしよう・・・
くよくよ悩んでいましたが、それぞれ真剣に話を聞いてくれ、対処法を考えてくれました。

長男はカウンセリングを受けたほうがいいと、早速手配してくれました。結局行かなかったけれど。
次男は、一緒にテニスでも始めようよと誘ってくれました。
夫は夫婦の時間をもっと増やそう。一月に一度くらい、小旅行にでも行こうと言ってくれました。
テニスも月一の旅行も実現していないけれど。

その時はアドバイスは的外れな気がしていたけど、みんながちゃんと私の悩みを受け止めてくれたこと。一緒に考えてくれたこと。なにより、私が家族に話せた事で心が軽くなったこと。そのおかげで鬱状態から抜け出せたのでした。

その後、ゆずの歌やお友達との交流に励まされて今に至るわけですが、実は完全に治ったわけではないようです。
時々やってくる厭世観や孤独感から逃れるように、私は本を読み、ビーズ遊びをし毛糸を編む。
誰もいない、何もすることがない、その時が一番狙われやすいから。
(せっかくだから、遊びより家事をやれっ!理性は命令しているのですが・・

そして一日も終わり、子供も夫も寝室に引き上げ私も眠ろうとしている数分の間に魔の手が忍び寄ってくる・・・
数分間であったり数十分にもなったり。
そんな隙が生まれないよう私はナイトキャップをあおると言ったらそれは言い訳でしょうか。