晴れときどき風

ノンキな主婦が時に風に吹かれながら送る平凡な毎日。

山陰旅行報告 3

2008年03月24日 17時08分40秒 | 趣味
3月22日(三日目)

朝一で松江城の近辺の散策。
初日に天守閣に登っただけなので、ゆっくり見てまわります。

駐車場から堀の外側を巡ります。

     

松江城主、松平不昧公が愛したという「明々庵」へ。
茅葺屋根の茶室です。
そこから臨む松山城がとても綺麗でした。

     

城の上空を大きなトンビや、灰色で翼の先が黒い鳥(なんていう鳥だろう?)が悠々と飛んでいます。
堀には、白鷺や鵜(?)がいたなあ。
こんな景色を見ながら暮らせるなんて幸せだなあ。

そのご、武家屋敷や小泉八雲記念館など見てまわります。

そして、山陰道、米子自動車道を通り一旦岡山に入り再び鳥取、倉吉へ。
お天気がいいので「大山」が綺麗に見えます。

     

薄曇で窓越しだから綺麗に写らなかった。
本物はすっごい綺麗だよ~

しかし・・・。
島根も鳥取も車少ないね。
信号も中心地を抜けると国道の広い通りでもあまりない。
あっても点滅信号が多い。
路上駐車もあまりないし、走りやすいよお。
コンビニの駐車場はただっ広い。
ファミレスはあまり見かけなかった。
蕎麦屋さんはたくさん。

私も途中から運転します。
岡山から倉吉まで。

倉吉でとりあえず昼食。
お蕎麦をね、出雲で食べず倉吉で食らう。(笑)
一緒にオニギリを頼んだら、普通のご飯を型押ししてユカリを真ん中にちょっと乗っけて、脇に味噌を添えたものが出てきた。
目が点・・・
ここではこれをオニギリと呼ぶのだろうか・・・?

     

倉吉の白壁土蔵群。
古い町並みが玉川沿いに綺麗に残っています。
土蔵がアンティークショップや工房になっていて、おしゃれです。
この写真の場所は後ろに打吹山がみえますが、「男はつらいよ」で使われたアングルだそうですよ。
「赤瓦」というショップが11店舗かな?あり、いろんなお土産を売っています。

打吹山公園を少しまわり、三朝温泉へ。
今日の宿です。

三朝川(三徳川)沿いには昔懐かしい温泉街が並んでいます。

     

生まれて初めて「スマートボール」というのをやりました。

三朝川に一方向にだけヨシズが立てかけられた露天風呂があり、ホテルから丸見え。
男の人たちが朝から晩まで入っておりました。
見たくないっての



山陰旅行報告 2

2008年03月24日 15時04分37秒 | 趣味
3月21日(二日目)

ホテルから見える朝焼けがキレイ~

     

宍道湖のはるか向こうを染めていきます。

早く起きたので(というか、一日目、3時起きだったもので疲れてしまって夜は8時に眠ってしまった。そりゃ、早く目覚めるわけだ)、ホテルの周りを散策。
宍道湖の湖畔にはいろんな像やモニュメントが建っています。
ほお~。
最近話題のテニスの錦織君って松江出身なのね。市役所に横断幕があったわ。
一畑電車の「松江宍道湖温泉駅」の前には足湯が。
早朝だというのに、おばちゃんが入ってました。

朝食後、で「世界遺産 石見銀山」へ。
ホテルから、2時間半くらいかかるそうで、気合を入れて行きます。
出来たら帰りに「日御碕」にも寄りたいなあ。景色がいいんだって

出雲大社を過ぎ、さらに進み、やっと石見銀山へ。
連休の谷間とはいえ平日なのに、観光客たくさん。
しかも車は奥まで入れず、「石見銀山駐車場」に車を止め、バスで「大森代官所跡」へ。
そこでバスを乗り換え、最終目的地「龍源寺間歩」へ。と思いきや、今はそこまでバスは乗り入れてなくて、2停留所手前の「清水寺前」で降ろされます。
そこまで行くのも、人が多すぎてバスに乗り切れず、しかもバスは30分に1本という不親切さ。なかなか大変です。

     

「龍源寺間歩」では、坑道に入り「間歩(まぶ)」と呼ばれる銀の採掘現場を見ます。
固い岩を手堀で穿った跡が無数にあります。覗くと岩肌がキラキラ光ってて、まだ小さい銀があるよう。

さて帰り道。
バスに乗り切れなかった私達は、30分も待つなんて嫌なので、歩いて帰ります。
途中お昼ご飯でも・・・・と思ったら、たいていのお店はお休み。
開いているお店は大混雑。
どこにも寄れず、五百羅漢で有名な「羅漢寺」へ。
お寺の道路を挟んで向かい側の岩肌に開けられた祠にたくさんの羅漢が祀られています。
銀山で亡くなった方や先祖の供養のために作られたとか・・・。
狭い空間にいろんな表情を浮かべた羅漢像が並べられていて、なんか怖かったです。
ここでも、ご朱印をいただきましたが、立派でしたよ 出雲大社さん

ああ、お腹が空いた~。もう2時過ぎたよ
さらに歩いて大森代官所近くの古い食料品やさん(?)を覗いたらカップラーメンが売っていたので、お店の人に「カップラーメンが食べたいんですけど、買ったらお湯を入れてくれますか?」と図々しくも訊ねてみる。
お店のおじいちゃん、「は?」という顔をしていたけど、事情を話すと「ああ。いいですよ。うちの奥でおあがんなさい。」とお店の奥にあったソファで休ませてくれました。
ご親切にお茶まで入れてくださって。
聞けば、もう90才を超し、奥様と2人でそこに住まわれているそうで。
90なんてとんでもない。とてもお若く見えました。
ご自分の若い頃のお話や戦争に行ったお話も聞かせてくれました。
おじいちゃん、ありがとうございました

     

残念ながら、お店の屋号を覚えていません。
大森代官所跡にほど近い、小さなお店です。
親切なおじいちゃん、長生きしてくださいね。

大森代官所跡でもバスに乗れず、もう疲れ果てて「銀山駐車場」までタクシーで。
そして、日御碕も見ず、一目散にホテルに帰りました。

チャンチャン。




山陰旅行報告 1

2008年03月24日 14時12分42秒 | 趣味
3泊4日の山陰旅行から無事帰ってまいりました
とてもいい場所で楽しい旅行になりました。
初めて訪れた「島根」「鳥取」。
忘れないよう、記録しておきたいとおもいます。

3月20日(一日目)

雨の羽田を7:15に飛び立ったANAは8:35に米子空港に到着
風が強く、肌寒いものの雨は降ってなくて「ラッキー

それはそうと、最近は飛行機のチケットってなくていいのね。
旅行会社から受け取った「eチケット控え(航空引換証)」についてるEコードで、手荷物を預けるのも、保安ゲートを潜るのも、搭乗もオッケーなのね。
便利だけど、なんか淋しいわ。
一昨年の沖縄旅行はまだちゃんとチケットがあったけど・・・。
航空会社の違いかしら?

さて、鳥取に降り立った私達はレンタカーで一路「足立美術館」へ。
ここはもう「島根」です。

     

美しい庭と「横山大観」の作品をたくさん所蔵していることで有名な美術館です。
確かに、庭がとても綺麗。
遠くの山の滝までも庭の景観に取り入れて、それを額縁仕立てや、掛け軸のように見せる懲りよう。
素晴らしかったです。
創設者の「足立全康」さんは、日本絵画を集めに集めて1700点とか。
俄然「全康さん」の生涯に興味が湧きますわ。

横山大観の絵も素晴らしい。
勇壮な富士や、凛とした梅。羽の質感がほんとに見事な雀。
門外漢の私でも、「ホォー。ほぉー。」と溜息ばかり。
特に黒の濃淡だけで描きあげている、山や竹、みみずくの素敵なこと
美術的才能の全くない私には、まるで手品のように思えます。

今回は陶芸の「河井寛治郎」「北大路魯山人」展も開催されていましたが、時間がないので、パス。

そこからずーっと車を西に走らせて「出雲大社」へ。
ここは前から来たかったところです。

     

しかし「拝殿」の周りが工事中で、何故か逆からなわれている大注連縄の下でのお参りは出来ませんでした。
行く前に謎の数々を調べていきましたが(例えば、大注連縄のないかたの違いや、お参りの仕方(普通は二礼二拍手一礼だけど、出雲大社は二礼四拍手一礼)、外からご祭神が見られるわけでもなく(ご祭神の向きも謎の一つ)、謎を謎として捉えられないままでした。
建物としては、勇壮で厳かで、華美ではなく、私は相当好きですね。
こういう感じ。
せっかく来たのだから、と「ご朱印」を貰いましたが・・・
かなり期待はずれ。
建物のように豪壮に墨痕鮮やかに「出雲大社」!と書いていただけるかと思っていたら、ただ「参拝」のみ。そして出雲大社の印。
なんだかなあ。

その後、松江城へ。
この近くに宍道湖温泉があり、そこのホテルに泊まる予定なので。
宍道湖と「一畑電車」の線路に挟まれた道をいい感じで走り抜けます。
「一畑電車」。単線で駅もなんだかオモチャみたいに可愛かった
電車が走っているのを全然見なかったけど・・・?

松江城は石積みの城壁がすごい
切り出した石をこうも隙間なく積み上げるのは並大抵じゃないよね。
お城はもう天守閣しか残っていません。

     

なかなか素敵な景観でしょう。

これを上まで登ったらヒザがおかしくなった。
日ごろの運動不足がたたったようです。

この後、宍道湖温泉「なにわ一水」へ。
ホテルのお話は又別枠で・・・。