あざみの気まぐれ日記

備忘録のつもりで書いています。

秋・・・恋・・・(^^ゞ

2016年10月08日 | 日記

 

今週の水、木に行く予定だった四国行きは台風の為延期になった。

それで木曜日、ちょっと大分市まで用事で行った。

車の中で村下孝蔵さんのCDを聴きながら・・・

「初恋」「春雨」「ゆうこ」・・・ほとんどが恋の歌。

それを聴いていたら若いころの恋の思い出が一つ二つ三つ四つ五つ六つ・・・

(見栄を張っていることバレバレ?)蘇って来た。

 

私と一緒に行きたいところがあるとその人は言った。

その場所が分からないので今探しているとその人は言った。

ある日、その人について行くとそこには古いお堂のようなものがあった。

へー、どうしてこんなところに来たかったのかと私は思った。

『愛染堂』という竹田市内にあるお堂だった。

当時の私はそのお堂に行っても別に何も思わなかった。

 

別の日、今度は国東の熊野磨崖仏を観に二人で行った。

この人は知的で趣味も渋いと私は思った。

その帰り、雨に降られて傘もなくその人の後を走ってついて行った。

そこはラブホテルだった。

ショックを受け、怒って、私は言った。

「もう会わない!」

(軽く見られたと思った。勿論何も無かった)

そして見合いをして夫と結婚することになった。

それを知って、その人は泣いた。竹田のある喫茶店・・・。

 

ずっと、その人は遊び人なんだ。本気じゃなかったんだと思っていた。

しかし、この年になって、ハッと初めて気が付いた。

村下孝蔵さんの歌を聴きながら・・・

 

私と一緒に行きたいところ・・・

どこにあるか探しているところ・・・

それは『愛染堂』だった。

 

もしや、あの人、本気だったのか?!

(今、これを書きながら「竹田 愛染堂」を検索してみたら

「本尊の愛染明王は恋愛成就の願掛けで有名」と記載されていた。)

若かったので、なんでこんな所に来たかったのかしら?程度の認識だった。

あの人、本気だったかも?

本当は私もその人の事が好きだった。

佐野洋子さんではないが6〇さいの『バアさん』になって

初めて気が付いた。若き日の真実(?)

何と私って鈍かったのだろう。

もう遅い!

その人は風のうわさに40代後半で亡くなったと聞いた。

 

たまにはCDをかけて歌を聴くのも良いものだ。

女性ホルモンが出て過去の恋など思いだし、若返るかも???