のろかめ日記 牛窓田舎暮らしと食の話題を中心に。

普段は大阪在住のアラカンおばさんです。週3日お勤めしながら、毎週末、牛窓ポラン亭に通うのが楽しみ。海、山、魚、野菜❤️

12月15日 師走は歌う月

2020-12-15 12:31:00 | 日記


クリスマスも近づいてきましたが


先月末からまたコロナは危険な状況で
4日に予定されてたバリアフリーコンサートも
開催が危ぶまれたけれど

主催者の団長の強い意志で開催されました。




今年はベートーヴェンの生誕250年の祝祭年なのに
コロナで人が集まるコンサートが中止になることが多く

特に年末恒例の「第九」は合唱付きで
オーケストラ以上に飛沫が心配との事で多くの企画が
なくなりました。

佐渡裕さん指揮の合唱リモート参加の取り組みなど
新しい工夫もありますし、それも素敵に成功したけど

声を合わせる事で、心を合わせるってことも言えるので。
私はやっぱり舞台で歌いたかった。
規模は小さく、マウスシールド、ビニールシートや衝立で
仕切られてちょっと変な感じだけど、考えられる対策は尽くし
無事終演して良かったです。

この第九が作られた頃、ベートーヴェンはほぼ聴力を無くし
自ら指揮した初演コンサートでは、背後の観客の拍手喝采に
気づくことが出来なかったそうです。

ソリストが手を取って客席に向き直らせて、
客席の笑顔や高揚を見てやっと大成功と分かったのです。

病や障がいを乗り越えて、思いを形にできたこと
それが周囲の人に受け入れられ、力を与えることが出来た
すごい作品ですよね。

祝祭年にはどうしても演奏したかったのです。

幸せな時間を過ごせました。

明日、12月16日がベートーヴェンの
生きてたら250歳の誕生日です🎂🎊。


そしてこの体験に押されて、もうひとつ、歌う企画。
友人のソプラノ歌手Mさんが企画してくれた小さな会。




ピアノのある公共施設の一室を借り
客席とは十二分に距離をとって(7メートルくらい❓)
寒いけど窓を開けて換気もして、

久しぶりにマスクなしで、心を込めて

ヘンデル作曲「オンブラ マイ フ (ラルゴ)」
を歌いました。






素敵なピアニストとの共演で、自分の力不足も忘れ
酔いしれて歌いました。
歌うって気持ち良いし私にはすごく大事。


この歌は、プラタナスの木陰に憩う王様の心を表していて





歌う前に、近所の公園に木を探しに行きました。
枯れて落ちてる葉が多いけど





プラタナスは和名スズカケノキと言うだけあって
鈴のような丸い実がたくさんついていました。





木陰に憩うのはきっと夏だな、と思いながら見ました。

歌って奥深いです。



黄葉も紅葉も散って、寒くなりました。






大根が美味しい季節だから
ブリ大根に豚バラ大根をよく作ります。

100円以下で買える大根。
ありがたいけど、農家さんの暮らしが心配ですね。
コロナで大変な上、
天候次第で野菜の値段は高騰したり下落したり。
丹精に感謝してたくさんいただきます。

海辺の食堂では海からあげたての黒鯛を食べました。







獲れたて、これ以上ないほど新鮮です。
小さな器に添えられた
自家製ポン酢と、柚子ならぬレモン胡椒が美味しい!






ポラン亭ではストーブ焼き芋で心身ともに癒されます。


本当に困難の多い年末ですが、すすんで自分を労り
心が喜ぶことをして、乗り越えていく強さを持ちたいです。

コロナと最前線で闘ってくれている医療者のみなさん、
罹患して苦しんでいる方たちの
安心な日々が早く訪れますように。

全ての人が健やかに新しい年を迎えられますように。