鈴木の「窓に西陽が激しく当たる部屋」melow

メジャーとマイナーの漂流者・鈴木。
常に両極を嗜好するわたくしの徒然ブロ&グー。

映画検定奪取なるか?

2006年06月25日 | 【鈴木の部屋】
6月25日。
日曜日だと言うのに平日ばりに早起きをした鈴木。おかしい。
今日はそう、記念すべき第1回「映画検定試験」の受験日なのである!
あのキネマ旬報社が主催するってこともあり、映画好きな鈴木は
「映画好きの証をゲットできるチャンス!」
とばかりに案の定、とびついたのであります。
願書を取り寄せたのは確か先月頭。検定料の振込が明日に迫るギリギリの日のことだった。
そもそも映画検定の存在は、ばばんと目立つ告知や広告を見て知った訳じゃなかった。
渋谷の某書店の片隅にひっそり無音で(あたりまえ)パンフレットが置いてあったのをたまたま、ほんとにたまたま見つけたのである。
「どんだけひっそり置いてんだよ」
「こんなにひっそりじゃ、危うく気付かないで第1回逃すとこだったじゃん」
そう思った。

さて。
日々のあれこれで、結局あまり勉強することができず、「記念受験」を豪語しはじめた鈴木。まだ買いたてホヤホヤな趣のテキストと問題集をかばんに忍ばせ、会場である立正大学へ向かった。
地図はあるものの知らぬ土地。以前に書いたが鈴木は方向感覚がいいので今回も信じた方向に歩いていってみる。
するとどうでしょう。
道は正解だったようです。気づけば鈴木は、受験生の行列の中にいるではありませんか!
「…こんなに!!」
途中からは地図を見る必要がない程の人出である。なんかろくに勉強もせずにきちゃったお気楽鈴木、にわかに全身の毛穴がしまっていくのを感じた。
「ほ、本格的!!」
周りには、鈴木と同じテキストを見ながら歩く大学生風、マーカーとシートを片手に受験モードなビジュアル系、仲良く二人で来てるカップルからおじさん・OL風まで、受験者の種類は様々だ。
おおよそ6年ぶりのキャンパスで試験。新鮮だ。4階の443号室に入る。ちなみに1階から受験者の渦である。トイレは行列だ。マークシートにズレは許されない…と某CMの小雪風につぶやいてみた。
しかも最前列の席である。教室でははじっこのうしろが好きな鈴木は若干落ち着かず、仕方ないので問題集の未読ページを流し読みに入って時を待つ。
試験時間45分。ドラマ1本見て過ごすのとは訳が違う時間の経ちようであった。早い!
「5分前~」「終了~」
合図が済み、受験者たちはいそいそと教室からでてゆくが階段は混雑して牛歩状態だ。
そんな中さっそくマーカーだらけのテキストに目を通す者や連れと答え合わせをする夫婦風などさまざまな声に聞き耳しながら階段をくだった。
外へ出ると、目の前には携帯をこちらに向ける受験者たち。ハッ!…としたが、カメラは私を狙っていたんじゃなく、そこでロケをしていたフジテレビの女子アナを狙っていた。
試験後の受験者をつかまえてのインタビューだ。この受験者数といい、テレビ局といい、そこそこ話題性のある検定試験だったみたいだ。
本心を言うと、是非第1回検定で4級を奪取し、次は3級を…と考えていた。
今喫茶店でテキストや問題集をヒントに答え合わせをしてみたけど、こりゃ受かるかどうかわかりゃしない成績だ。
合否の発表は来月末!リュック・ベッソン問題で間違ったのが悔しいが、奇跡的に受かっていたらご報告しまする。
これから受ける方にヒントを出しますと、問題集を見ておけば4級は一発で奪取できるレベルです。是非映画好きなら受けてみてくださいな!


冠二郎×灰色のおじさん

2006年06月22日 | 【鈴木の部屋】
地元から近い某繁華街を歩いていたら、異様に賑わっている某チェーンCDショップに出くわした。
そこそこな広さの店内からは人だかりが溢れだし、道路まで人がちょい出の状態だ。
「何かが違う」
何だか気になった私はテクテクと、その人だかりのに近づいてみた。すると店の奥からカラオケみたいな歌声が聞こえ始めた。
インストアライブだ!
ちなみに聞こえてきたのは演歌のリズムである。鈴木は氷川きよしが好きだ。演歌「も」聴く人である。気になるじゃないか!
コンタクトの度が合わなくなってきているモヤモヤビジョン鈴木は、約10M先の特設ステージで熱唱する男性歌手が誰だかわからず、伸び上がりながら店頭の張り紙にヒントを探した。
…これだ!
「冠二郎・インストアライブ」
…おお!

改めて目の前に溢れ出してるお客さんたちを見てみれば、「!」っと目が覚めるくらいのおじさん率である。納得納得。いかにも演歌好きな風情な方が多くてちょっと笑ってしまった。
合いの手も入る中、新曲の「横浜物語」を笑顔で歌う冠さん。
鈴木も最後列ながらその雰囲気が楽しくなってきて、冠さんを携帯に納めようとカメラを起動。
そんな時、隣で見ていた全体にグレーなおじさんがポケットに手を突っ込みながら話しかけてきた。「もっと携帯上に上げて撮んなさいよ~」
おじさんの世界に慣れ始めた鈴木は即座に「あ、そうですね」なんつって携帯のシャッターを切った。冠さんはすでに歌いきり、お客さんたちにメッセージを投げかけています。
端から見た私は、ただの野次馬に見えたんでしょうか。完璧に冠ファンだと思われたでしょうか~
…とまあ、そんなことはどうでもよくてね、結局そのおじさんには「どう、上手く撮れた!」などと聞かれ、気付けば笑顔。人だかりに馴染んでしまっておりました。
ちなみに最後のメロディーに乗せて冠さんは「来週も頑張っていきましょうねお父さん」と拳をグインと回しながらひきつづき笑顔で言っていた。
なんだか元気がでた。
最終的に冠さんは、いかにも冠さん的な「ワッショーイ」という掛け声で横浜物語を締めくくった。ステージに近いおじさん達が声を合わせてワッショイコールしてるところを見ると、あれは冠二郎のお決まりの掛け声なんだろう。なんかいい感じの気合いが入ったよ。

そういえば、その全身灰色のおじさんは新曲が「ご当地ソング」だと繰り返し言ってきた。なんかピンと来なくて頷くことしかできなかったけど、ファン心理としては自分の土地の歌を好きな歌手に歌ってもらうのは喜びなんだね。初めて気にしたなぁ。
聴く側(地元のおじさん)と歌う側(冠二郎)の双方の思い入れがあってこその喜びなんだろうなぁ。地元に対する思い入れ。演歌ならではって感じがして、なんかいいな。
前に宮城出身の友達がカラオケで演歌を歌っていたが、その子の後ろには荒々しい日本海が見えたものです(日本海に面してないけど)
演歌とはまさに演じる歌、誰が歌っても同じにならない歌手ありきの歌。
演歌の何を知ってる訳じゃないけど、なんかそんな感じがする。
さてとこれから何聴くかな。レンタルしたし…ブラックアイドピーズ聴くか(かけ離れ過ぎです)


女子の苦手な動き

2006年06月17日 | 【鈴木の部屋】
何年か前まではなかったよな~こっち系の女子をCMで使うの…って今、思った。
こっちがどっちかはこんな感じでわかるかしら。
例えば今見てたのはドコモの着せ替えケータイ(だと思う)のCM。
名前わかんないけど絶対有名なモデルさん2人が、テーブルに並べたケータイの着せ替えパネルをどれにするかえらんでるんだけど、同じパネルが気に入っちゃって「わたしの~」「ううん~それわたしの~」みたいな感じでちよっとじゃれながら取り合う…みたいな。
ちょいと前に遡ると、資生堂マキアージュの…なんだっけ「この世の春がきた」みたいなキャッチの一連CM。あれもなんだか苦手な女子風情全開だったな~。セリフなしでひたすら何故笑う?みたいな。栗山千明はゴーゴー夕張が似合うよ、みたいな。
あ!あくまでも主観なんでかるく聞き流してくださいね。
まあ…確かにファッションでも今、フリルとかコサージュとかカチューシャとか、いかにも女のコ的なのが流行りで。いいとは思うけど。えびちゃんもきてるし、ブーム具合はわかるんだけど…!…やっぱし目を細めちゃうな。わたしの周りにそっち系女子がいないからかもしれないけど。
でも、根っからああいった風情の人なら全然いい。なんならかわいくていいと思う…
ああたぶんすごく偏見だけど…ごめん書いちゃう。
ああいった風情がブームだから、乗っかってるだけの女子もいると思うんだよね~結局流行りだし。
ってことは、表向ききゃぴきゃぴ(古)してる女子がふと気を抜いた隙に「あー、だりー。」とか言ってるかもしれないってことよね。
そんなの考えると女として女ってコワいわ~って、思うんだよね。うんうん。

ま、そんだけの話。二面性って必要なのかしらね。こわいね~

君は、リアルな汗を知っているか?

2006年06月16日 | 【鈴木の部屋】
私は知っている。
プー生活を脱出し、初めてのお給料日が明日に迫っている。そんな日にかいた「本気の汗」の話をしようではないか。

待ちに待ったお給料日を明日に控えたワクワク鈴木、今日1日を過ごせればいい残金が予想に反してお財布に残ってたため、かなり安堵感を覚えた。
これなら、千円以内のお昼いける。あしたの朝お茶買える…お見事!
…そう思った。
さて、朝のお勤めのメールチェックをはじめる。
鈴木の仕事には「とある会社の人事異動を確認し、速攻とある会社に連絡入れる」というものがあるのだが、この連絡がメールで来るので何をさて置きチェックしなければならないのだ。
事務に不慣れなドキドキ鈴木、ピンポイントでこのメールだけを処理していったのはよいのですが、他のメールをしっかり読むことを怠っておりました。
先にばらしてしまうと、流し読みしてしまったメールの中にこんな告知メールが。
「部費回収、及びお子様が産まれた方へのお祝い金回収」
金額は1500円、ワタシミテイナイ。徴収日はなんと今日。ワタシコレも、見ていなかった。
…さてさて昼。
そんな重大な見逃しをしたとはつゆ知らず、鈴木は隣の営業さんと外出、その帰りご飯を食べることになった。
「千円ならよゆう」
事前にしっかりな自分の声が聞こえ余裕綽々、ピンチを乗り切る。ちなみに鈴木はこの時点で「千円プラス小銭」の「小銭」金額は全く感知してない。
結局嬉しいことにその営業さんがご馳走してくれると言う。私の頭の中にウルフルズの「バンザイ」の歌い出しが駆け巡る。そろばんはリセットだ。
さてピンチを余裕でかわした鈴木に滝汗が襲う出来事はこっからである。
ご機嫌で帰社した鈴木に近づくかわいい影…回収係のAさんだ。
トットッとかわらいしいステップで無防備な私にこう言い放った。
「メールの件見て頂いたと思いますが回収させてください〓」
「…はうあ!!」
そういや来てた。そのメール…でもなんやかんやで値段は見たけど今日が回収日だってこと見てなかった自分…どないしょーどないしょー(汗)!
だってだって財布の中には千円が一枚と、あとは小銭?小銭っつっても何百何十何円あるのか見てない見てない!あほな自分…どないしょー!
周りにはろくに話したこともない営業さんたちたくさんいるし~。入ったばっかでいい大人なのに1500すら出せないなんてなに?この人すっごい貧乏?とかおもわれちゃうじゃん…万事休す!!

とここまで約3秒弱。お財布を持つ手が不自然だったのか、この間Aさんには「1500円です」と念を押されさらに汗が吹き出したものです。
もう後には引き下がれません。お財布を出した時点ですでに、残金把握してない大人が成立してるんですから。
あとは神のみぞ知る…アズユーウィッシュ
そう呟いた鈴木が開いたお財布。気になるその残高は、しめて
¥1643―

御先祖様にお線香あげようと思った。
事前にしっかりしとけば(…残金把握しとけば)こんな滝のような汗、かかなくてすんだのに。そう後悔した。
無事Aさんには平静をよそおいお支払い出来たけれども、この会社に入って以来初のテンパり事件であった。

ちなみにこの後鈴木はのどが渇き、110円のミネラルウォーターを買った。残金たるや考えたくもない金額である。
こののち都内から郊外の家に帰り、また明日銀行に行くまでをその二桁金額で過ごす自信などわたしにはなく、はずかしくて言えないがとあるプリペイドカードを払い戻しするという裏の手に出た。

事前にしっかりしなきゃいけないとこの歳で痛感するとは。
自らの名誉のために付け加えるが、メインバンクに残金を残していなかったのは、プーの期間に使うお金を自らセーブしていたからなんである。勘違いせずに笑って頂きたいものです。

ライク・ア・ローリングストーン

2006年06月06日 | 【鈴木の部屋】
この一週間を振り返る。
濃ゆ~い時間を「すごしきった」感が漂う…。
かのみうらじゅん先生は、某著作にて
「物事を深刻に考えず、常に胸にはひょっとこを持ち合わせて」…と、常に余裕を持つことを推奨していらっしゃる。
みうらじゅんのスゴいところは「読んだ瞬間から効く」言葉選びをするところだ。
「常にひょっとこを胸に」
…このフレーズで気持ちが緩まない人はこの世にいないだろう。深刻に考えすぎてる自分に即座に気づかせてくれる。
鈴木がみうらさんを尊敬するのはそういうところだ。
…おっと!話が脱線しちまいました。
濃い時間、そう。
新しい職場は今までに身を置いたこともない風情で「自分の中で浮いてる感が拭えない」状態が今もって継続中だ。仕事もいまだ理解に乏しく、週の半ばの歓迎会(これは有り難いことなんですがややきちい)に、ラッシュ時間の鬼・通勤…。
歩くのは全くもって苦じゃない人だが、ラッシュがこんなにも過酷だと、仕事で外出するのにさえ支障をきたす。そんなこんなで、一週間をなんとか過ごしきった鈴木は只今「精神疲労パーティーへようこそ」みたいになっております。

さて今朝の車中。鈴木は何年かぶりの貧血におそわれ倒れた…正確には満員の為、こんにゃくみたいな状態で、四方の人々にロックされてる感じだ。
脈拍正常値、献血をすれば「いい血ですね~」と感心されるほど健康体のわたくし、過去に4、5回貧血った試しがあるのだが、何故か毎回電車の中。
傾向と対策によれば、血の気が引いてきた瞬間速攻しゃがんでジッ……としてればすぐに回復するのだ。
しかしこんにゃく鈴木は顔面蒼白のまま満員電車に乗り続けなければならず…気持ち悪い寒い視界狭いの39(三重苦)…
貧血もちの方ならうなずきマーチ大音量くらいで分かって頂けるはずだが、それって「生き地獄」に匹敵するくらいのつらさなんである。
なんとか遅刻せず出勤したものの、それまでの道のりはかなり体力を消耗するトライアルであった。
乗換駅でドカッと降りる人並みに揉まれながら、こんにゃくはホームに転がり落ちた。休憩もままならず、ギャル並に車内でしゃがみこみ次の乗換駅まで移動。この時点で会社に電話しやむなくホームで休憩するが、空の電車がスーツとOLで満員になっては消え、また満員になり消えてゆくのを端から見ていて更に気持ち悪くなる逆効果!
なんとか遅刻はなかったものの、日本の働く人達ほんとに凄い(ていうかおかしい)…っと、思っちゃいましたよ。アンチラッシュ★しっかし。
お腹いたいわー(怒)