鈴木の「窓に西陽が激しく当たる部屋」melow

メジャーとマイナーの漂流者・鈴木。
常に両極を嗜好するわたくしの徒然ブロ&グー。

ICカードと豪徳寺

2007年04月22日 | 【鈴木の部屋】

世田谷線・三軒茶屋駅構内
(天井が高く、世界の車窓からのテーマがよく似合う)


「近い」
と言うと、
「いやいやいや~」
と厳しくつっこまれそうですが、鈴木の感覚ではかなり近めの世田谷区。
しかし、近いのにさほどなじみがないのが世田谷線である。ちなみに鈴木は神奈川県民。小田急線ユーザーだ。

先週、何年かぶりにそんな世田谷線に乗った。
小田急線の豪徳寺から終点の三軒茶屋まで乗ったのだが、久々に降り立った豪徳寺駅周辺はカフェやコンビニやATM、不動産屋までがコンパクトに集まり、とても住みやすそうになっていた。
小田急の改札を出ると、すぐ先に世田谷線の小さな踏切が見えたりするのでホノボノムードも漂い好みだ。
予定はないが、
住むならここだな…実家にも近いし。(突っ込む方もいるでしょうがね)
とか、思った。


世田谷線はご存じの通り、バスと電車のあいのこみたいな2両編成で、先頭のドアが開くと女の車掌さん(て呼ぶのかな)が、乗り込む乗客たちを見守っている。
失礼ながら意外にもPASMOに対応済みであり、車掌さんは各自支払い方法が違う乗客の手元を、間違いのないように凝視している。
PASMO派の鈴木も同じくその手元を、車掌さんになかば乗り出すように見られながらも、
「ぴぴっ」
っとやって、間違いなく完了。
例えば手元がおぼつかず、迷い箸みたいにワラワラしている乗客がいるとすかさず
「そこじゃありません~」
「そこです~」
などと車掌さんの突っ込みが入るため、突っ込まれずにスルーできた鈴木はちょっと満足げな感じだ。

ちなみに、マイナーだと思うのだが世田谷線の駅貼り広告によると、世田谷線専用のICカードが存在するという。その名も
「せたまるくん」。可愛いじゃないか!
suicaペンギンや、PASMOの目がまるでバカボンの「ホンカン」みたいなキャラクター(ばかにしてる訳ではありません・なんなら好き)よろしく、せたまるくんにも小さい忍者のキャラクターがいたりする。
名前に「まる」がつくのに相応しいまんがっぽさに、まったくもってホノボノ~。
世田谷線ユーザーならポイントが加算されるということで、そのポスターではあからさまに
「PASMO・suicaよりせたまるくんをお勧め」
しちゃっている。
いやに堂々としているがまったく嫌みがなく、街の一体感すら感じる。いい!
マイノリティでドメスティックな性分の私なんかは迷わず
「断然せたまるだね!」
と思ってしまう。
とかくホノボノとさせられるのは策略なのか豪徳寺?
私だけがホノボノしすぎなのか鈴木ミー??
自分が住むのもさることながら、人に勧めるのも無条件で豪徳寺…そんな気にさせる。
なんかいい街だ。

ちなみに、三軒茶屋のシアタートラムに知り合いの舞台を見に行ったのだが、その帰りに劇団仲間と三人で飲みに行った店がおもしろい。
「駄菓子バー」
という店なのだが、なんと駄菓子が食べ放題なんである。
我々はキャベツ、からあげなど主要メニューをオーダーし、後はひたすら駄菓子をお代わりしてはそれをつまみに飲んでいた。
噂によると、三軒茶屋付近には「金魚のつりぼり」もあるらしく、しばらく来ない間に増えた未開拓スポットが多そうであり、興味深い。

あまり使おうとする頭がなかった世田谷線。
使えば小田急線エリアから三軒茶屋エリアまでの距離もたいしたことはなく、行動範囲が広がった気がする。

しばらくは頻繁に使うブームが訪れそうだ。
もちろん鈴木的なブームであるけれども。



おまけの秋葉原~メイドカフェの面々篇

2007年04月18日 | 【鈴木の部屋】
★妹系メイドカフェ「NAGOMI」

同性の鈴木も「かーわーいーいー」を連発してしまったこのお店にいってみたい人に、店内の様子をプレゼント~
メイドカフェで見たアキバな面々をおまけでレポートしておこう!

店内は、全体的に緑色とクリーム色で統一されていて始めは慣れずにギョッとした。
が、最終的には「なごむね~」に変わった。
とにかく疲れ目にやさしいのだ。
テーブルやイスも木製で緑のペンキで塗装さているため、カントリー調とも、
はたまたガーデニングに使う格子が壁に掛けられていて、そこに造花が咲き乱れているため、ガーデニング調とも言える。
非常にうまくいい当てた友人の言葉を借りればまるで

「学祭みたい」

な装飾である。

妹系(メイド)たちはこの時4名いて、タイプをざっくり分けると
メガネと一般(元モー娘。安倍なつみと麻美の姉妹風)が各2名づつ。
まずメガネだが、鈴木達が注文時に絡んだ銀縁の小柄な妹ともう1人、いわゆる
「ツンデレ」の「ツン担当」
らしい妹がいた。
常にポーカーフェイスで余計な事は話さない。
銀縁同様小柄だが華奢で、例えるなら
「人に化けたキツネ」
といった顔つき。ツン担当にぴったりである。
ちなみにメガネは赤いフレーム。
おかっぱなので、リボンは鈴木と同じく(やってないってね)トップに付けるカチューシャタイプだ。
一番アキバらしいゆえに今回は観察するにとどめたこの妹、次は是非アタックしたいと思う、鈴木的には要チェックの妹であった。

一方、一般と書いたなっち姉妹の2人は普通にかわいいタイプで、特になっち似の方は始終アキバ君達の接待(遊び相手)に徹しており一番よく笑っていた。
ゲームの指名が多いのかもしれないが、確かに人当たりが抜群によく、なんといっても明るさが自慢(あんた誰?)

利用客の配分は完全なるアキバチーム「6」に対し
社会見学チーム「4」くらいの割合か。
分布としては店内奥側に本気チームが集中していて、中でも奥の8人程座れるカウンターはアキバ君で満席、なっちはここでの接待がメインだ。
友達同士や単独入店者などさまざまだが、皆が皆各々の楽しみ方をしているのがよくわかる。
例えば「ドッ」と賑わい「アハハハ」と笑う声がするテーブルを見れば、指名したメイドさんとワンコインで遊べる「ゲーム」(各種あり)に興じていたり(またまたなっち含む)、はたまた同じゲームでもカウンターで1対1のハニカミゲームをする男の子もいたりする。
目を移せば、明らかにアキバに本気そうなのに入り口横の席に通されちゃった男の子は、年齢的に母親と見られるお連れな方が微笑ましく見守る中、顔を赤らめながらまたもなっちに
「ワニワニパニック」(ゲーム)
ぬ予約を入れ、結果楽しそうに遊んでいる。
1人でカウンターに足を組んで座り、静かに微笑みながら読書する人もいる。
お客の声が書いてあるノートが歴代で十何冊か置いてあるので自由にみれるのだが、ゲームで一緒に遊べてうれしかったという書き込みも見られ、なんだか微妙な気分になる。
関係ないがノートには2ちゃんネコやアニメの絵、竹島問題についての考えがいきなり書かれたりしていて、まさに秋葉原の縮図のようで面白い。

あまそんなこんなで鈴木の初・メイドカフェはこれにて終了!
言っておくが、社会見学チームで行く方、決してアキバ君達の世界をじゃましないように楽しみましょうね!

では!

ドキドキ!秋葉原~メイドカフェ・注文篇

2007年04月18日 | 【鈴木の部屋】
焦ったばかりに、いらっしゃいませ代わりの
「おかえりなさいお姉サマ」
を言ってもらえなかった鈴木たち。
仕方がないので次のステップ「オーダー」へと期待をずれ込ませた。
次は絶対ノーミスを狙う鈴木。

「どう話しかけようかな~」

もはや予想外にアキバまんまんである。

さて入口の張り紙によると制限時間は60分。
相手するのは私たちだけじゃないし、時間も限られてるんじゃあ…これは
「交わす一言一言が重要!」

もはやお見合いパーティーみたいな心境だ。
そんな我々は、比較的ふつうの言動で壁際の席まで妹のメイドに案内された。
滑り出しは「以外と普通なのかな」といった対応だが、メニューを手渡され
「はいコレ、メニューね。」
と言われた瞬間、遂にアキバらしいセリフが出てきて
キター
とばかりに笑ってしまった。
やっとはじまった!

緑色にペイントされた木製の椅子に座り、明らかにメイドたちが書いたであろうアニ・ポップな手書きメニューをペラペラめくってゆく。
内容がこれまた期待を裏切らないネーミングが目に付くも、取りあえずケーキセットにしとくかね、と軽く目星だけつけておく。
あとは妹に相談だ!

メニューを渡してくれた妹は、4人のメイドの中でも「丸い銀縁メガネ」をかけた色白の、我々にはちょうどいいアキバらしさだった。
気に入ったわけではないが(いい訳ではりません)、注文もせっかくだからその子に声を掛けてみた。
「すいませーん」
すると
「ん!」
とばかりにメモとペンを取り出した妹は、期待通り「サッ」と片膝をつきテーブルの横で注文をメモる姿勢になって、笑った。
「注文?どうぞ~」
とやや高の声。絶妙な妹的微笑みに
「グー!」
と親指を突き出しそうになるのをこらえ…注文注文!

ちなみに~
制服は白いブラウスに緑のスカート、腰には思い思いのマスコットをぶら下げ、頭には緑のリボンを付けている。
リボンを付ける位置はトップやサイド、好みなのだろう個性を出している。

「私だったらショートだからさ…リボンはトップじゃないと無理だね」
と鈴木、
「ここでバイトできそうだよ。いや、やっぱ素が出ちゃうからだめかな。どうかな」
と友人。
まあどーでもいい会話を楽しむ。
我ながらおかしくて笑っちゃうのだが、そんな会話もメイドカフェでの醍醐味でろう。

話がそれたがオーダーだ。
手書きメニューには
「妹特製・きまぐれドリンク」(だったかな)とか、
「本日の、妹オススメケーキ」(だったかな)とかがある。

これは妹に質問する格好のポイントである。
ただ、妹は真っ直ぐに鈴木や友人の目を見てくるので、人の目を凝視するのが苦手な鈴木としては、妹にタジタジである。
妹の目を
「そらしては見、そらしては見」
しながら、始めに決めた教訓を胸にことばを選んで質問する。
「お勧めとかって、あったりする??」
「そっか。…ケーキの中だったら、お勧めとかってあったりする??」
わざとらしく、馴れ馴れしい。
結局、おすすめしか聞いてないことに今気づいたが、これでよかったのだ。この質問を機に、妹との会話のキャッチボールがはじまったのだから。

ヨーグルトベースのドリンクを勧められて、内心「のっちゃおっかな~」と心が揺れたり。
やはり聞きたい「妹の気まぐれドリンク」についてどんなのか聞けば、
「でも失敗することもあるよ(笑)」
と言うのでやめてみたり。
だんだん慣れてきたのか、友人など笑いながら
「失敗とかあんだ」と、鈴木以上にフレンドリーなコメントを発して負けるかーと思ったり(笑顔)

頼んだのはケーキセット980円で、選べるケーキは妹のオススメ・フレッシュチーズケーキ(だったかな)にした。
「えっとね、雪見だいふくみたいに丸いかたちしてるの。おいしいよ、オススメ!」
もう選択の余地は、気持ち的に皆無だ。

「じゃ、メニューさげるね」
と言うことでようやく注文を終えることができた。
ケーキセットが来るまで数分…。
やって来たケーキは信じられないことだが「もの凄く」おいしかった。
メイドカフェに求めるはずのないクオリティに、驚きを隠しきれなかった。
「これおいしい!」「これ、ほんとおいしい!」
連発だ。

鈴木が頼んだカフェラテの泡には、モチーフ不明の
「ひょうたん型」
が描かれていたが、友人のココアも同様熱くてほんとに美味しかった。
「喫茶店」としても立派に成り立っているのが発見であり、どうせお茶するならココがいいよ…と思わせられた。

隣をみればこれまた美味しそうな色とりどりのパフェがズラリ!
ロイヤルチョコレートケーキに至っては、見た目に確実においしいとわかるほどである。
パフェを横目に鈴木はぼそり
「次来たらあれにしよ~」
とナチュラルに再来宣言をしており、友人に笑われる始末であった。

なんともクオリティの高い食を提供するメイドカフェ!
和める上に意外と誰でも「萌え」られるのでオススメだ。
ついでに言うと、萌えなきゃ損だ。

行ったなら
萌えるに限る
パフェたべて

そんな一句を残しつつ、気になる客層レポートはまたしても★…続く!

みなさんひまなら読んでモエ~!


楽しい!秋葉原~メイドカフェ潜入篇

2007年04月16日 | 【鈴木の部屋】
日曜日。
鈴木は何かとライブを見に行っているお笑い芸人・マキタスポーツさんが出るイベントを見に行った。場所は秋葉原グッドマン。
本日のイベントは基本ライブイベント。
マキタさんの他にも密かに気にしていた漁師バンド「漁港」なども出演するということで、それだけでも楽しめそうである。
が、更には「とんねるずのみなさんの~」番組内のコーナー、「細かすぎてわからない物まね選手権」に出場している芸人さん達も出ると言うことで、友人と三人この日がくるのを心待ちにしていたのである。

さて、「アキバ」と言えば。

一度は行ってみたいと思っていたものがある。
もはやアキバの代名詞ともいえるホットスポットだ。
今日の連れ達は誘ったならば確実に
「行きたい!」
と言うだろうメンツであったため、これはチャ~ンス!とばかりに話を振ったところ、満場一致で「行こう!」ということになった。
行き先は言わずとしれた「メイドカフェ」である!

鈴木はサーチした中でも女性客にも違和感のないメイドカフェ「NAGOMI」に的をしぼった。
このお店は「妹系」を売りにしたメイドカフェ。
つまりいわゆるメイドカフェのコールが「ご主人様」なのに対し、ここでの呼び名は「お兄ちゃん」もしくは我々女性ならば「お姉ちゃん」などと呼んでくる感じだ。

店はアキバ電気街の中、小さなビルの二階にあり、扉の手前では並ぶ客を相手にメイドさんが受付をテキパキとこなしている。
ちなみにメイド服は緑が基調だ。やはり和めるようにだろう。
印象としてはまだ普通の予約風景(とはいえメイド服)である。

席が空いたら「携帯に連絡を致します」というので、友人と電気街を散策し時間をつぶす。
と、思いきやアッ!と言う間にメイドからの留守電と、続いて着信が入ったため、急いで買い物を済ませ10分以内に店に戻ってみた。
連絡が来てから10分以内に戻らないと予約解除されてしまうのだ。
店の裏手にあるラオックスから小道をコの字に小走りして、ようやく入店!

緑色の扉を開けると手前にはレジとメイド達。
テーブル席がいくつかあるその奥にはカウンターがあり、バーテン的ポジションのまたしてもメイドがカウンター客(全埋まり)のお相手をしている。
この時友人と2人、やや焦って「よ、予約してる鈴木です!」と入ってしまったため、入店の際の決まり文句
「おかえりなさい、お姉サマ」
を言ってもらえずおいしいところを逃してしまい残念であった。

とにもかくにもようやく潜入した友人と鈴木!
店内の様子は…続く!


ミセス・不健康に物申す!

2007年04月15日 | 【鈴木の部屋】
浅草線に乗っていた。
営業先から会社への帰り道である。
夕方も中途半端な時間だからか、車内にはポツポツと空席があるくらいの混み具合で、立っている乗客もまばらだ。
わずか三駅しか乗らない鈴木は空席があったけれども
「ま、いいか」
とドアに寄りかかり、中吊りを眺めていた。
目はさえているがボーっとしている。気になるのは
「内田有紀・千原ジュニア/ふたりだけのひめごと」
とかいう女性週刊誌のトピックくらいか。
「内田有紀にだって過去はあるだろうて。ん~意外にお笑い好きそう内田有紀」
相変わらずボーっとしながら考えていた。下車駅は次だ。

しかし…
ここで鈴木はある女性にある意味目を奪われ、一気に頭が観察モードに切り替わることになる!

中吊りから視線をそらした鈴木の視界に、右からフレームインしてきた猛烈なインパクトを醸す女性。
それは鈴木が立っているドアから見て向かい側、7人掛けのシートの真ん中に座っていた推定45才くらいの女性である。
その、周りをも巻き込む風情を一言で言い当てるならばズバリ
「不健康」。
既婚であろう年齢層なため、呼びやすくするなら
「ミセス・不健康」
とでもしようか。
今まで見たこともないほどに一瞬にして「不健康」だとわかる「不健康さ」なのだから、それはそれは「史上最強の不健康」であろう。
鈴木は
「…影、しょってるネ!?笑;」
と、ビックリ顔で突っ込んだ。
もちろん無言の突っ込みだ。
その尋常じゃない影の背負い具合に、ボ~っとしていた頭がアンパンマンのようにパカッともぎ取られ、覚醒した鈴木。
「すっごい病的!」

コントともいうべきその病的風情を伝えたい。
ついでに笑っちゃうようなこの女性のギャップありすぎコーディネートを記しておきたいのでお付き合い頂こう。

【姿勢】
猫背。
うつむきすぎ。
頭からつま先まで、全身斜めった状態で座っている。
★「トリプル不均衡」とでもいうべきこの座り姿は、見ている者をどこか不安な気持ちにさせる。
不安定にもかかわらず、膝とつま先はきちっと揃っているのが不自然だ。きっと無理をしているはずだ。

【フェイス】
その幅推定2センチはあろう目の下の「クマ」が凄い!
懐かしのバンド「アンジー」のボーカルのようである(知らないか)
★激しいクマは、彼女が何がしかの理由で「猛烈に不健康」な状態にあることを一発で知らしめるアイコンとなっている。
志村けんのコントのような茶色の濃く描かれたクマ…。
とても良く知る誰かに顔がそっくりなのを思い出せず、それでも必死に考えた末「!」と見事思い出すことができた。

それはトランプの
「ジョーカー」
であった。

もともとの顔つきも決して健康的ではないようである。

【ヘア】
脱色した髪は肩までの長さ。
ソバージュ。
かけてから少し経ったか根元はすでに伸びている。もはや
「うつむいてたから」
とか理由にできないほど顔に髪が覆い被さっている。
髪の間から、時折目を開け周囲を伺っている。目に生気はない。どの駅が確認してるようだ。

★髪は、なぜか全体的に濡れていて、ほの暗い水の底から上がってきた者を連想させる。こわい。

【全体】
非常な痩せ型
色は白く、時折グレーにもみえなくない(顔)

【肌】
ハリがない(すいません!)

【目】
目ヂカラがない(人のこと言えない)

そして!
ここからがターニングポイントであります。
超・病的な風情に対しおかしなギャップを醸し出すので併せてご想像下さい。

【上着】
春らしいスエードのジャケット(色はピンク)

【バッグ】
夏らしいビニールのスケルトンバッグ。
グレープフルーツ、イチゴ、キウイの断面が大胆に配置されフルーツ柄。

さあこのパーツに疑問はないだろうか?
激しいクマと猫背
濡れた髪から生気のない目がギョロリと覗き
その顔はジョーカーに酷似
顔色は悪く
ちびまる子のような縦線の影を激しく背負い
病的で薄幸そう(スイマセンね)

…な彼女がWhy?何故に~

超ポップで
蝦ちゃんが持ってたらブームになっちゃいそうな
元気ハツラツ・フレッシュ全開!なスケルトンバッグを持っているんですかい?
余りにも相容れないこと極まりないにもほどがあるって!
ピンク色の上着もそうだって…

ミセス・不健康のすんごい不健康さに驚愕したばかりでなく鈴木は、余りにも対照的なアイテムを身につけちゃってるミセス不健康に対し、正直
「笑わせないでよ…」
と言うしかなかった。
もちろん心の声である。

それはまるで、映画版「ドラえもん」に私を元気に誘い、一緒に見に行ったが、突如顔色が悪くなりトイレにこもったきり出てこず、結局映画をみることができなかった鈴木の昔の友人や、

駅のホームでつぶれた彼女を介抱する彼氏をかこむように、
「車椅子!」
「救急車!」
「水!水!」
と、三人がかりで要らぬ騒ぎを起こしていた某私鉄の某駅の駅員たちを思い出させた。。

ばらんばらんのようだが、
「何故、そんな時にあえてそんなものを…?」
「何故、そんな時にあえてそんなことに…?」
と言う意味で、なんか通じるものがあるよ(強引)

ミセスは、鈴木が降りる駅で突然スーッと立ちあがり、鈴木の目前を相変わらず病的なまま下車し、喧騒の中に消えていった。
あんなポップなかばんを持てる気持ちがあるのだから、彼女的には決して健康を損なってはいなかったのかもしれない。
が、万が一見た目と違わず劇的に不健康なのだとしたら、持つものも着るものも、それに併せた風情にまとめていただきたいものである。
見ているこちらが混乱するし、かわいそうなのに笑っちゃうんですから。
お願いしますよ~笑

怒りと哀れみの…表参道

2007年04月11日 | 【鈴木の部屋】
朝の表参道駅。
通勤ラッシュである。

皆それぞれにせかせかと歩きながら、それでもうねるような人の流れにあえて流されて歩く。
仮にぶつかったとしてもひどいものでなければ全く気にもしないし、仮に激しくぶつかったとしても意図的でないなら仕方のないことだ。
朝には、そういう暗黙の了解がある。

さて、人混み通勤早7年の鈴木は人うねうねの駅構内をインベーダーのように
ビ~ビ~
とすり抜け、銀座線のホームへ上がるエスカレーターに向かっていた。
その場所は日にもよるが、一瞬人がまばらになるスポットなのでホッと一息ついきながら歩く。
かわいそうな人に出会ったのはその時であった。

それは向かいからあるいてきたサラリーマン。
おじさんである。
ただでさえ人がまばらなため、向かいから歩いてくるそのおじさんを鈴木はもちろん視界に捉えていた。インベーダー的には無駄な動きをせずによけなければならない。
と…言っても、こちらに歩いてきそうな経路と鈴木の経路は若干かぶってはいたものの、肩を軽くよければすり抜け合える安全な距離感であった。
プランとしてはほぼ「ノーマーク」であったのが。

何故だかそのリーマン、接触する寸前もなお肩すらよける気配なし!なんなら
「おまえがどけ、さもなくば命はない」
とばかりに殺気すら放出している。鈴木はスローモーションにてしっかり観察していた。なんかこわい…!
「体当たりする気?はうあ!危険!!!」
察知するまで約1秒~
「殺られる!」
そう思ったその瞬間。
そのリーマンは不必要なまでに半身丸かぶりで真っ向から特攻してきたのだ!
「ドス!!」
鈴木は右半身全体に猛烈なダメージを受ける。
「グフゥッ!!…」
鈴木はその衝撃で後方にはねのけられ、全身グワッと振り向くのを余儀なくされた。振り向いた後方に見える許すまじリーマンの肩で、重く強打された右胸が重く痛む。
鈴木はがっしとみぞおちを掴み、それに一瞬、耐えた。
歩き去っていくにっくき奴の姿を睨み付けながらも…
もしこの時声がすぐ出せたのなら迷わず
「ちょっ…!まてよ!!」
と言ったであろう。柄の悪いキムタク風だ。
右だけ長いアシンメトリーの髪が衝撃で乱れ顔を隠す。
その乱れた髪の合間から、睨む眼光の殺気たるやリーマンの5倍返しであったろうよ!
「喧嘩売ってんかコラ!」
とでも言いたかったな。
「コラ」じゃなくて「われ」でもパンチ利いててよかったか。
「いってーよ!!」
と、シンプルに叫ぶのも良かったかも?
今となっては言いたかった最強に汚い言葉は書くのを控える余裕が出たが、次から次へと出てきた汚い言葉全集を連ねたならば、そうとうな怒り具合が一発で伝えられると思うのだがやめておこう。
※言っておきますが普段は使いません。
鈴木はモラルにうるさいよ。
だからこういう輩を見ると追いかけてやりたくなる性分だ。
以前地元でチカンにあった時は、その色白のおっさんを猛ダッシュで
「家どこだばかやろー」
とか言いながら追いかけたことがある。
鈴木がどすっ!とやられた地下鉄のリーマンは相変わらず
「おれはぜったいによけはしない」
というオーラ炸裂で、人混みを馬鹿の一つ覚えのように直進し消えた。
おまえはラオウかよ…。
「放っとこう。それが私のため」
そう思った。

きっとこういうところでしか威張れないのだ。ああいう人は。
普段どんだけ虐げられているのかが伺えるという意味で
「かわいそうな人」とでも呼んでおこう…。

ちなみに。
以前友人からも似たような話を聞いた。
その友人Oは、某駅で電車に乗り込む際、中から降りてきた男性に真っ正面からみぞおちを打たれたという。
「息がとまった」
とのコメントだった。
下車するだけのシーンで人になんで危害を加えるかな。
こういった「ちいさい人間たち」には、その心の狭さに「あわれ」と思わざるを得ないね。


ヨコハマ・オン・サンデー

2007年04月08日 | 【鈴木の部屋】
「もう葉桜なんだな~」
と言ったら、前を歩いていた4歳の姪っ子が
「ほんとだ~はざくらだねぇ~」
と返してきた。
「はざくら」って言葉知ってんのか?と思ったが、知ってても知らなくても微笑ましいコメントでよろしい。よろしい。笑顔で流しておいた。

久々に親族で集まった日曜。
横浜は桜木町の、海が見えるレストランにてランチングスタイルである。
たまにはいいもんだなあ。
親族が集まりきるまで鈴木はぶらり1人散歩(15分ほど)。
花粉症も収まったため、海風が非常にここちよく、コスモワールドのジェットコースターの開園前の試運転の音だけがガタガタ聞こえるくらいか。
穏やかな街だ。

なんだか1日いい天気で、祖母の誕生日も祝い、いとこの結婚も祝い、甥っ子が歩いたのも初めてみれたし、なんだか楽しい日曜日をすごせた。
ちなみにコスモワールドのアトラクションに行った時にまた増えた「姪っ子語録」をひとつご紹介しよう。

うちの姉がチケットを買ってくるのを待つ間、姪っ子と鈴木はひだまりの中並んでいた。並ぶ客はほかにおらず、すでに最前列だ。
それをみたスタッフのお兄さんが、チケットをもう持ってると思ったのか、「こちらへどうぞ」と言わんばかりに笑顔で接近してきた…
…と!そのとき!

お兄さんが口を開くか開かないかの絶妙なタイミングで姪っ子は気配を察したのか
「チ、チケット買ったら乗りますので~」
と、お兄さんに小さく、コテコテの日本人的お辞儀をしながら言いはなったのだ。
いやいや笑ったね。
姪っ子語録に追加しよう!


お帰り!筋少ちゃん祭り

2007年04月07日 | 【ミュージック】
筋肉少女帯が復活した。
昨年末のことである。
バンドブームの重要な1ピースを担うロックバンドであり、中でもかなりコアな路線で爆発的に売れたバンドである。
みなさんご存知だろうか?

筋肉少女帯が復活する…それは鈴木にとってはまさに「師走の大事件」であった。
織田裕二の懐かしのCMのテンションよろしく
「キター!!!」
な出来事であった。ナウシカのじいがいうところの
「奇跡じゃ~」
に等しい感動がそこにはあった。
土屋アンナを超える錯乱っぷりであった。
(例えすぎ)
ま、何はともあれ鈴木には嬉し過ぎる出来事だったのだ。
そう…!
と、いうのも鈴木はド・深夜族だった高校時代の中頃、たまたま見ていたテレビ東京の
「モグラネグラ」
と言う深夜番組で大槻ケンヂと筋肉少女帯の存在を知った。
そのOAでガッツリとオーケンワールドに引き込まれた鈴木は、それこそアッ!と言う間に「全部知り隊あなたのことを」状態になっちゃったのだ。
まさに傾倒ってやつである。
ボーカルである大槻ケンヂの多才さは今となっては言うまでもないだろうが、その音楽や詩や本、さらにそこから枝葉別れて広がったジャンルまで、全て知っとかないと!と、それはそれはとめどない情報収集力を発揮したあの頃。
サブカルでアングラな要素がありながらもノホホンとした脱力感に溢れ、やることはバカなのだが実は深いところを掘り下げてはギャグに昇華させるその詩の世界観、テクニック。
それに加えてメタル色とのバランスの良さたるや、秀逸であった。
鈴木が今、この鈴木として無事に着地したのには、この時代の影響が大きい。

そんな鈴木にとって、筋少の復活は、本当に何を置いてものビッグニュースであったのだ。

しかし年末から怒濤のライブツアーを決行している筋少を横目に、鈴木は何かと多忙な生活を送っていた。
強引に取ろうとしたチケットすら即日完売で入手もできぬまま…時が過ぎていった。

しかしついに先週!
鈴木は今年の「劇団旗揚げ10周年記念イヤー」公演第一段の舞台を無事に終えたのだが、その時期にやることを発見した筋少ライブのチケットを取ることだけは忘れず、念願かなってやっとライブへ参戦することができたのだ!
場所は恵比寿リキッド。
何年かぶりに見た筋少のステージは、昔とは明らかに違っていたが、メンバー同士が「大人に絡む」姿が垣間見られ、何とも楽しく何とも新しい風情が構築されていた。
かと言って昔の二番煎じかと言われるとそうではなくて、エネルギッシュさは増したくらいにも思えた。
みんながみんな何年かのうちに大人になり、余裕がでたのが伝わってくる。なんかいい年の経かたをしたようで嬉しい。
ビジュアル的にも洗練された感がちゃんとあって、今の時代にちゃんと存在してる感があってそれも良かった。
友人と2人、前方エリアで思う存分に跳び、汗だくだったが爽快な汗だった。
そして拳を突き上げたね。突き突き上げ上げ突き上げたね!
オーケンはグレーのモヒカンがよく似合い、特攻服もご健在。
あまりにも楽しくなった挙げ句のXジャンプに完全ハイになり、ライブ後飲んだ一杯のビールは…ウマかったね~!友人よ!

さて動画は本日Music JapanというNHKの新番組に、初回ゲストとして出演した筋肉少女帯である。
あ~かっこいい…!(※歌っているのは「日本インド化計画」です。誰か突っ込んであげて)

見事仲直りして復活を遂げた、変なオジさんたちの新生ロックバンド・筋肉少女帯を、こっちも同じ時を経た1人として盛り上げていきたいよ!

しっかし…
タモリ倶楽部で共演したいね。

え?誰がっ…て?

…もちろんあたしだよ!!(まだ夢の中)