鈴木の「窓に西陽が激しく当たる部屋」melow

メジャーとマイナーの漂流者・鈴木。
常に両極を嗜好するわたくしの徒然ブロ&グー。

下敷きに見るパーソナリティー

2007年01月19日 | 【鈴木の部屋】
♪ワックワック~させてよ~Woo~ワァ
と、かつてアイドルの最盛期にあった中山美穂は歌った。
この時代、確か私は小学校の中学年だったが、この時期は鈴木の中の「アイドル全盛期」であった。
それにしてもなぜこんな語り口で書き始めたのか説明すると
「最近ワクワクした記憶ないな」
と思ってしまったのである。ふと。
続けて
「この歌、一緒に歌ってたあの頃はいつも何かにワクワクしてたな」
更に
「ワクワクすることなんかないかな」
ひいては
「誰か私をワクワクさせてよ」
という他力本願な思考経路を辿ってのことだ。ま、そんなわけで。

話は戻って、「アイドル」に関連する事項として、小学生の必需品「下敷き」の話題を取り上げたい。
下記は、鈴木の記憶に残っている「鈴木の下敷き年表」であるが、アイドル時代はかなりミーハーだったのを伺い知る貴重な資料(?)だ。
かなり飛び石だが許していただこう。

■小学1年
/「エリマキトカゲ」の下敷き
荒野をガニマタで走り抜ける一番有名な写真が一面に。
全体に茶色い下敷きだったが勢いと愛嬌はあった。
何でも買い与えられる年頃にありながら、これは自分の趣味で選んだ品。
「わくわく動物ランド」で見て以来、結構好きだったのだ。
だが、下敷きの短い方の両サイドを両手の平で挟んで、延々ペコペコペコペコペコペコペコペコ…(みんなやるよね)とやっていたらある日、まっぷたつにパキーン!と割れてしまい大変なショックを受けた。
大好きなものは大事にしないとショックを受けるんだと悟った。

■小学校・中学年
/ここがアイドル期。
中に好きな写真などがはさめるクリアタイプのプラケースを下敷きに代用。
当時は家庭で連絡網を入れたりする至って事務的なイメージのケースを、下敷きに使っている生徒はなかなかいなかった気がするが気のせいか。
ちなみに鈴木自慢のその中身は、近所の駄菓子屋その名も「ミッキー」で買った
中山美穂の歌うド・アップブロマイド(大)プラス、浅香唯の笑うバストアップのブロマイド(小)だった。
アイドルのコラボであり、思えばかなり喧嘩している。
いかにミポリンの顔を隠さず浅香唯の写真を配置するか、そのレイアウトを学校に持って行く前に長々考えたことを覚えている。
ちなみに、鈴木が一番好きだったのは浅香唯。友人に浅香唯グッズ(ペンケースはいまだに持っている…)を貰うなどしていた。
だがなにぶん少数派だった為「なんで浅香唯?」と話を振られ「あのはすっぽさがたまらない」「歌うまい」「あなたがすきだからー」と答えたところで「でもなんで浅香唯?」と返されること必須。
それを見越した鈴木は敢えて小さいサイズのブロマイドを選んだのだから大人だ。
■高校一年
/カルチャーとネイチャー方向に興味がシフト。
当時一部で人気だった雑貨屋「上海タイムズ」のオリジナル下敷き
黄色地に黒の線画に部分ペイントされたもの。画風はなんとも妙ちくりんなもので、今でいうなら雑貨屋「大中」などに置いてありそうな感じだ。若干ピカソ的な要素もあった。
その背景に飛んでいた妙竹林な鳥が好きで、学祭のクラスTシャツ(ナツカシー)の絵を任された鈴木は、その鳥と自らのオリジナルキャラを見事にコラボしたTシャツが完成。
下敷きは地の黄色が剥げてくるまで使った気がする。

記憶にある「マイフェーバリット下敷き」はこの三枚である。
他にどんな下敷きを使っていたかは思い出せないが、買い与えられたものか、無地のカラー下敷きにステッカー貼っていたとか…まあそんなところだろう。
小学校高学年で来た光GENJIのブームにも「すぐに消えるよ~」といい放ちアンチ派で通した鈴木はその時期、工藤静香がお気に入りだった。
おにゃん子、チェッカーズ、中森明菜と変遷はあったが、このブロマイド下敷きを使っていたあたりが、鈴木にとってのアイドル最盛期であった。

あんまり関係ないけど書いちゃったから残してみるものの、他の二枚の下敷きにも、鈴木の趣味嗜好が色濃く反映されているにちがいない。
三つ子の魂百まで
とはよく言ったもので、昔から好きだったものは変わらす今でも好きである。
好きなものがふえることはあっても、減ることは少ないなぁ、と思ったね。
かしこ

「朧の森に棲む鬼」がすごい!

2007年01月11日 | 【アート・アート・アート】
新年初観劇。
先日、新橋演舞場へ
「朧の森に棲む鬼」
という舞台を観に行ってきた。
劇団☆新感線のいのうえひでのりさんが演出する「いのうえ歌舞伎」シリーズで、主演は市川染五郎。
正直、舞台開幕「ホントに直後」から、自分でも「エッ?」と思うくらい舞台に引き込まれた。
それは舞台装置の幽玄さが個人的に好みだったことや、もちろん役者陣の迫力にひきこまれたのもある。
だがそれよりもなによりも、つかみがオッケーだったことが舞台に釘付けになった一発めのきっかけであった。
そのつかみというのはこちら。
1・舞台に雨がざんざん降っていた
2・さらに後方では滝が流れ落ちていた
それに加えて最終的には舞台に河がザーッ!と延々流れていたのだから、これはビックリであろう!
ま、そういった驚きも含め、鈴木の最終的な感想は
「見応えありすぎ」
であった。次の回にでも行きたい!と平常心で思うのだからすごいことだ。
是非みにいってください!

さて☆
この私が珍しく人に対して
「いこうYO!」
とモーレツ・ア太郎な勢いで誘い、レディースデーの映画鑑賞代なんと13本分の金額を投資してまでチケットを入手したかったそもそもの理由。
阿部サダヲが見たかったのである。
名前から(勝手に)受けるプチアングラなイメージに加え、あの「突き抜けて妙」な演技。
テレビよりも絶対に本領発揮しているはずの舞台で、その姿を観てみたかったのだ。
余談だが鈴木、ギャップにめっぽう弱い人間である。
グループ魂のメンバーとしてもかなりはっちゃけている阿部さんは、ご存じの通り普段はいいお兄さんで、どっちかと言えば控え目な人種のよう。
まさにギャップ種ギャッパー属ギャップ目(順番バラバラ)の鈴木にとって、俳優の枠を超えてグッとくる人なのだ。

…好きだーッ!!!
……ハッ!!!

すみません取り乱しました。

まあともかく阿部サダヲという役者さんは鈴木の中で「見て消化しないと気持ち悪い」対象なのであった。
そんな思いを胸に、ついでに気になる古田新太さんも出るというのでワクワクも止まらぬままみに行った訳だが…結果、見終わった後もお胸が高鳴ってしかたない。古田さんも舞台で見たら異様にかっこよかったし、当日までノーマークだった染さまも相当な格好良さであった。
見て少しは消化するはずだった阿部さんに対しては、消化のショの字もできずに終わった。ネタばれだから選んで読んで頂きたいが、阿部さん演じる「キンタ」はうでっぷしが強く、いつも信頼している兄貴分と一緒にいたがあろうことか裏切られて失明する。失明してからの座頭市を思わせる阿部さんの演技たるや、筆舌に尽くしがたく、壮絶なオーラを発していたよ。

一緒に行った友人Rの、感激後言った言葉はズバリビンゴである→
「阿部サダヲのほかの舞台全部観たい!」
プラスアルファ、劇団☆新感線の舞台の過去のDVDから観たいと思いました!!

機械人間の懺悔

2007年01月11日 | 【鈴木の部屋】
詳しく書く訳にはいかないから、意味がわからないと思うけど書くよ。
「やばい!言っちゃった!」事件です。
懺悔しようにも自分の失態がバカで恥ずかしすぎて懺悔しきれないので、書いておきたいのです。ここは懺悔室…
物事を「このくらいのこと、大したことないよね」と軽視しては危ない!と実感しましたわ。
軽視するその「軽視レベル」が周囲と自分であまりに異なっていた場合、冒した失敗はあきらかに大失態につながるんですね。ブルブル
私は今日、ある人を「売る」失言をしてしまった。
状況を任侠映画風に例えるならば
「悪気なくやったことがイコール兄貴を売る行為であった知能指数の低い純粋な子分」
そんな感じか。
とにかく悪気はなかった訳で…。
「私が思ってたのとは裏腹に〇〇〇は〇〇〇だった」
という軽視の典型が失敗の要因。
「んなことなんで言ったのちみ!」
と世界中のみなさんに突っ込まれそう。
わたしの警戒心のなさ、これ会社員として相当危険なレベルだが、そのせいでお叱りを受けるはめになった方、この場を借りてお詫びをふたたび。
…ごめんなさい。

非常識な鈴木。
だから非凡なことや突飛なことを考えるのには才長けている自信がある。
非常識な鈴木。
だから人一倍いろんなことに用心深くならなければこの社会ではありえない失敗をしやすいみたいですね。
特に頭がOFF状態になると、一分後のことも考えなくなる機械人間のような鈴木。
今日の失言もそんなOFFモードの時に起きました。仕事が終わり完全OFFだったのです。そんな時は仕事の関係者と話してはいけませんね。反省。
保身のために書いておきますが鈴木は「モラル」「仁義」「礼節」に関しては相当な常識をもちあわせています。

ああ。魚のように何も考えないでしばらく生活したいです。今でも十分そうかもしれないけど。

ごめんなさいっ

新年初笑い

2007年01月01日 | 【鈴木の部屋】
黒豆に付いているこの赤いもの。

うちの母曰わく
「チョロキューよ」と言う。
何なのこれ、モノは?と聞くと
「大根よ」
と言った。

形状からして大根のねっこ部分かと思うにせよ、この巻き貝みたいな形は自然か、大根だとしたら人為的だよと思い、母にさらに詰め寄る。
「これって大根?にしてはかわいいかたちしてんね??」
と投げかけると、自信満々だった母がついに揺らぎ始めた。
お正月の愛読者「きょうの料理/正月料理」の「黒豆」のレシピをあらためはじめた母。
…なんと高笑いをはじめた!

結果、母のいうこの赤い物体の情報は全部うそ(笑)…どうやらこの巻き貝のよいなぷくぷくした物体の名は
「ちょろぎ」
…チョロキューじゃないよ。
しかも紫蘇科の植物で、もともと巻き貝みたいな形になってるらしい。
自信満々に「チョロキューよ」と言いはなった母は今、お雑煮を食べているが、ガブッと食べたおもちの中からピュッと飛び出た熱い汁が右のほほを直撃し
「美肌が!」
とパニクっている。
いい初笑いであったよ。