りんごっこ劇場

どうせ一度っきりの人生,楽しまなくっちゃ!損々、
お酒に趣味に好きな事をして 我が老後まっ盛り! 花盛り!

湯本香樹実『夏の庭』

2021年08月14日 |  小説 読書

令和3年8月14日(土)

 

区の図書館からお借りしていました,

湯本香樹実(かずみ)作『夏の庭』完読いたしました。

 

『夏の庭』ブログで知りました。

 

ブロガーさんの穏やかな語り口に、

いつも憧れていて、

お邪魔させていただいております。

更新が待ち遠しいブログでございます。

読んでみたくなり、

他の図書館からお取り寄せお願いしました。

 

文庫本でした。

裏表紙には、

『町外れに暮らす一人の老人をぼくらは「観察」し始めた。

生ける屍のような老人が死ぬ瞬間をこの目で見るために。

夏休みを迎え、ぼくらの好奇心は日ごと高まるけれど、

老人は元気になっていくようだーー。

いつしか少年たちの「観察」は、

老人と深い交流へと姿を変え始めていたのだが・・・。

喪われ逝くものと、

決して失われぬものとに触れた少年たちを描く清新な物語』

 

小学6年生3人が

「死について」考えるようになったのがきっかけとなって

おじいさんとのくらしにかかわっていきます。

今まで 子供の生活になかった、

洗濯ロープの貼り方 包丁の使い方 庭の作り方

そしてものの考え方などを知りながら、

夏の終わりが、大人への一歩となるのでした。

 

 

お盆です。

この時季に手にしたのが

ピッタリの物語のように思いました。 

心に残る一冊となり、

ありがとうございました。

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする