令和5年3月4日(土)
時々晴れるも
朝から粉雪舞う一日でした。
区の図書館からお借りしていました
松浦寿輝 『川の光』 中央公論新社 完読
初作家さんです。
タイトルだけで手にした1冊が
読み進めるや否や児童文学?初めてのケースです。
クマネズミ親子が、棲んでいるところが川の暗渠化工事に伴い
安住の地を求めて川の上流をさかのぼっていく冒険の話
ほとんどが 動物野鳥の視点ですすむのですが、
動物病院の人間視点からもあり。
途中出くわす 図書館に棲むドブネズミの言葉
「図書館てなんですか?」の質問に、
本は言葉をしるしに置き換えたもの。その染みを束にしたものが本
図書館は、その本をたくさん集めている倉庫
言葉をしるしに置き換えるのを『書く』それを言葉に戻すのを『読む』
書くことも読むこともできないのは、 我々ネズミ族の幸福なんじゃないかな。
が 印象に。