令和4年10月17日(月)☁️時々☔
区の図書館からお借りしていました
長編小説 三上 洸『マリアの月』 光文社 完読いたしました。
初作家さん タイトルにひかれて手に。
恩師の勧めにより 知的障害施設でアートワークグループの指導することになった青年画家。
自らは、華々しい経歴を持ちながら、訳あって自分の絵筆がとれない
初めて訪れた施設には、少女時代に殺人現場を目撃し、自らも殺人犯に襲われてがけから転落
頭部を撃った後遺症による精神発達遅滞のため施設で暮らしている22歳の妖精のような少女もいた
絵画の指導を受け始めて 高度な直観像記憶(カメラアイ)の持ち主であったと知る。
ある時 彼女が書いた一枚の絵が・・・
十数年前に発生した連続殺人事件へとつながる現場の風景の一枚だったとは、
後半の流れでは、
妖精のような少女一人を守るにはあまりにもかけ離れた構成に
思いっきりの違和感が。