りんごっこ劇場

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東野圭吾『白夜行』読後感想

2021年03月11日 |  小説 読書

令和3年3月11日(木)

 

 

東日本大震災10年

 

あの日は勤務中でした。

北国札幌でも 大きな揺れで店内のお客様の避難誘導

そのあとテレビに映ったのは太平洋から押し寄せてくる

建物 車 次々と飲み込む津波の現実でした。

 

 

区の図書館からお借りしていました、

東野圭吾『白夜行』完読いたしました。

長編ミステリー小説  超大作

あらすじ

建設途中の廃墟ビルで殺害された質屋の店主

その質屋の店主と関わりのあった人間たちの物語

容疑者は次々と浮かび上がるが、犯人がわからないまま迷宮入り

迷宮入りとはなったが、定年を迎えても今なお追いかける刑事の存在が、

 

文中に、

刑事が今なお追いかけている人物、

そして同じ人物を別件で調査依頼された探偵が 

刑事に熱く語る一節

 

「僕は子供のころ、猫を何匹か飼ったことがあるんです。

血統書付きではなく、すべて拾った猫でした。

ところが、同じように接しているつもりでも、

拾った時期によって猫の人間に対する態度は大きく違ってくるんです。

赤ん坊の時に拾った猫というのは、物心ついた時からずっと家の中にいて

人間の庇護のもとで暮らしているわけだから、

人間に対して警戒心をあまりもっておらず、無邪気で甘えん坊です。

ところがある程度大きくなってから拾った猫というのは、

なついているようでいても、じつは警戒心を百パーセント説いてはいないんです。

餌をくれるからとりあえず一緒に暮らしてはいるが、

決して油断をしてはならないーー

そんなふうに自分に言い聞かせているようなふしがあります」と、

 

 

 

こんなストーリーどこかで出会ったようなと思いながらも

一気 一気でした。

 


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