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Storia‐異人列伝

歴史に名を残す人物と時間・空間を超えて―すばらしき人たちの物語

一隅を照らす

2005-10-30 19:34:32 | なんでもあり・ファミリー
 
 天台宗 青葉山信夫院薬王寺(福島市)にて、伯父の四十九日法要。
「青々と葉かげ涼しき山路来て 仏足頂礼 南無釈迦尊」の立て札。

 一切の苦しみのない、西方、十万億土のかなた極楽・浄土。

 和尚さんのことば。
「極楽の門をくぐり次の世に生をうけるまでが四十九日。
皆さんの念仏を背に押されて、このぐらいの日にちがかかる。
門を開いてもらったら、こちらに余り陽というかこぼれ陽がさしてきたようで、今日はとてもあたたかな穏やかな日和ですね。」


 境内に「一隅を照らす」の石碑がありました。
  最澄「山家学生式(さんげがくしょうしき)」より

国宝とは何ものぞ。宝とは道心なり。道心ある人を名づけて国宝となす。
径寸十枚これ国宝にあらず。一隅を照らす、これ則ち国宝なり。

 お金や財宝は国の宝ではなく、家庭や職場など、
自分自身が置かれたその場所で、精一杯努力し、
明るく光り輝くことのできる人こそ、何物にもかえがたい貴い国の宝である。

 「一隅(いちぐう)」とは、今あなたのいるその場所のこと。
仏道を求める心で御仏におすがりし、御仏の教えを実行する心、
これが「道心」。http://www.tendai.or.jp 


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