亡き父が
病母に遺せし
チューリップ
茨城に来て三週間経ちました。一度、長期滞在に必要な物を取りに湯河原に戻ったけど。
茨城に長期滞在している理由は母の看病です。
今年になってから母が元気がなかったので、気晴らしになるかなとデイサービスに行かせました。二月にはさらに元気がないので週に3回も通わせたりしました。3月になり、弟からデイサービスにも行かないし、食事もしないという連絡があり、日帰りで様子を見に行くと、だいぶ窶れていてビックリした次第です。
その後、またデイサービスに行ったというので安心していました。しかし、一週間後に訪れるとトイレに行けないほどになっていました。
まだ、その時点では病気と思っていないので、ケアマネージャーさんと相談してショートステイでも、という話になりました。
ショートステイ先の責任者の方と看護士さんがいらして、母を見てすぐに病院にかかった方がいいということになりました。
そして、かかりつけの病院に行き、そのまま入院となりました。
父の死からちょうど半年、母がそんなに重篤だとはこれっぽっちも思いませんでした。ちゃんと定期的に検査はしていたのに。
二週間病院に入院して、病状が安定しているので今は在宅看護になりました。
父が寝ていた場所で休んでいます。
窓の外には父が好きだったチューリップが咲いています。去年の春、庭のチューリップを見て喜んでいた父。
入院の時に医者に告げられたのは一か月でした。あと残り一週間です。
お父さん、お母さんを呼ぶよはまだ早いからね。