釋守成の転居物語(旧タイトル・GONTAの東京散歩)

またまた転居を目論んでいます。
5年間で5回の転居。
6回目の転居の経緯を書いていきます。

母の誕生日

2020年09月01日 18時41分00秒 | 季節
去年の9月1日、まさか母の最後の誕生日になるとは思ってもいませんでした。余命宣告された父にとっては母の誕生日が最後になるかなと思って、花屋さんに花束を買いに行きました。
今まで一度もやったこともないことはやるもんじゃありませんね。一生で一度のことになってしまいました。
病床から父は「なんだい?」と聞いてきました。「お母さんの誕生日。」父は大きく頷いて「いくつになったんだい?」「86」
父のびっくりした顔が忘れられません。
母がどんな表情をしたのか、あまり覚えていません。でも喜んでいたことは確かです。
嬉しそうだから来年もプレゼントしようと思いましたが、叶いませんでしたね。
今でも石岡で二人は笑いながら話をしていそうです。
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八朔

2013年08月01日 18時29分25秒 | 季節
おひさしぶりです。

遅番だと帰宅するのが日付が変わる少し前になります。

なかなかブログを更新できません。

その上、先月20日頃から異動の話が出たりして。

それに近所に飲みに行ったりしておりました。

さて、言いわけはこの辺りにしましょう。

今日は八朔です。

八月の朔日(ついたち)、太陰暦では新月(朔)なのです。

この日は1590年に徳川家康が江戸城に入った日に当たります。

家康入府といわれる日で、江戸幕府最大の祝日だったそうです。

諸大名は、家康の入府の時の白装束に習い、白装束で登城したといいます。

吉原では花魁が白い着物を着て客を出迎えたといいます。

果物のハッサクはこの時期に旬を迎えるので名づけられたそうです。
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蝉の声 その2

2013年07月16日 23時51分57秒 | 季節
昨日のブログで蝉の声について書きました。

Facebookのでニイニイゼミではないかというコメントをいただきました。

インターネットで蝉の声の音源を聴いてみると正しくニイニイゼミの声でした。

今日、青山墓地で鳴いていたのもニイニイゼミでした。

クマゼミは午前中に鳴くそうです。

アブラゼミともだいぶ違いますね。

今はインターネットでいろいろ調べることができて本当に便利です。

そうそう、今日ベランダの植物に水をやっていたら、草影から蝉が飛び出しました。

なんの蝉だったかは未確認。

少し涼しくなって夏を楽しむ余裕が出てきましたね。
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蝉の声

2013年07月15日 23時18分51秒 | 季節
今年初めてセミの声を聞きました。

場所は常盤橋。

時間は夜といってもまだ明るい午後7時。

毎年、セミの声を聞くともうそろそろ梅雨明けかなと思うのですが、今年は梅雨明けが早かった。

いつセミの声が聞こえるのかなと思っていたら今日でした。

ちょっと心配なのは、声の主がアブラゼミではなく、クマゼミぽかったこと。

本来は東京にはいないはずのクマゼミ。

東京まで北上して来たのか私の聞き間違いなのか。

真相は不明です。

明日、青山墓地で聞く蝉の声が懐かしいアブラゼミであることを祈りつつ、おやすみなさい。
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切子燈籠

2013年07月14日 23時17分52秒 | 季節
お盆です。

青山墓地はお墓参りの方がたくさんいらっしゃいました。

錦糸町の報恩寺では切子燈籠が飾られています。

報恩寺の日蓮宗や浄土真宗では切子燈籠を飾って先祖の霊が迷わないようにするそうです。

この切子燈籠、最初に飾っているのを見た時にちょっと怖かったのです。

三遊亭圓朝原作「牡丹灯籠」の劇化を文学座の上演で見た時の牡丹灯籠がこの切子燈籠だったのです。

だいぶ昔の話。

三越劇場で、お露の乳母が杉村春子だった時代です。

客席後方から差金でこの切子燈籠が通路を通って舞台へ飛んでいった時は本当に恐ろしかった。

だからなぜか切子燈籠が怖いのです。

夜、軒下に吊るされた灯籠はちょっと不気味ですよ。

「牡丹灯籠」は、もともとは中国の「剪燈新話」にある話の翻案だそうですので、中国の牡丹の形の提灯だったのかもしれません。

中国の話ですから「牡丹灯籠」の幽霊は下駄のカランコロンという音を響かせてやってきます。

日本の幽霊には足がないはずなのに。



報恩寺の子院、法泉院の切子燈籠

風に吹かれて不気味です。
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盆に盆踊り

2013年07月13日 09時56分58秒 | 季節


ブログを二日間サボりました。ごめんなさい。

さて今日の話題です。

本当にあたりまえのことなのですが、お盆に踊るのが盆踊りなのです。

でも東京ではあまりお盆に盆踊りを踊りません。

なぜか秋祭りの夜に盆踊りが行われたりします。

最近は「盆踊り」という言葉が違うと感じたのか「輪踊り」なんていう名称が使われたりしていますが、違和感ありますよね。

「彼岸踊り」という地方もあるそうです。

盆踊りはご存知のように盆に先祖の霊を供養することから始まったといわれています。

ですから今のように東京音頭や炭坑節などの曲ではなく、念仏と唱えながら踊ったようです。

古い形が残る盆踊りでは、振りが「南無阿弥陀仏」と同じ数の六の振りで一巡するというものもあるそうです。

秋田西馬音内の盆踊りでは覆面でみな顔を隠して踊ります。

阿波踊りでも女性は深く笠を被ります。

これは先祖の霊に共に踊ってもらう、踊りの中に霊が混じってわからない状態にするためだといわれています。

だから盆踊りには必ず人間ではない何かが一緒に踊っているはずです。

東京は今が盆ですが、全国各地は来月が盆です。

阿波踊りをはじめ、盆踊りに由来する踊りがたくさんあります。

郡上踊り、河内音頭、江州音頭、越中おはら風の盆、そしてエイサー。

暑い夏の夜、ご先祖様と一緒に楽しむのも乙なものです。






東京の盆踊り
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四万六千日・ほおずき市

2013年07月10日 19時48分30秒 | 季節
腰の痛みも整体にいったらやわらいできました。

そこで1994年以来、毎年お札をいただいている浅草寺の四万六千日に行ってきました。

この日にお参りすると、四万六千日分お参りしたことになるという功徳日。

今年で20年目だから、その20倍もお参りしたことになるわけです。

92万日……果てしない数字です。



浅草の街にはいたるところにポスターが貼ってあります。



そして「雷除」のお札を入手。500円なり。

昨日と今日の二日限定です。









そしてほおずき市。

ほおずきは一鉢2500円。

このほおずき、実は東京のお盆と関係があります。

東京のお盆は7月。

このほおずきは盆棚に飾るものなのです。

先祖の魂が迷わないようにする灯りともいわれています。

だからほおずきは漢字で「鬼灯」とも書きます。

また火の玉を現しているともいわれています。

帰りに寄った松屋では、オガラやお供えを売っていました。

本当にもうお盆がやってくるんですね。
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蚊取り線香・除虫菊

2013年07月08日 19時08分39秒 | 季節
土曜日に北千住で友達とお食事。

美味しくいただきました。

帰りに玄関を出たらほんのり蚊取り線香のかおり。

昔は家にも今戸焼の豚がいました。

今の豚はちょっとおしゃれ。

釉薬が掛かっていたりします。

蚊取り線香の原料は除虫菊(シロバナムシヨケギク)。

蚊取り線香は明治19年、「金鳥」の創始者、上山英一郎が発明しました。

だから「金鳥」の正式名称は「大日本除虫菊」。

セルビア原産の除虫菊の栽培が推奨されたのは瀬戸内、特に広島県の因島。

戦後、合成の殺虫成分が開発されるまで盛んに栽培されていました。

また、蚊取り線香は上山の出身地、和歌山県有田市が今でも主要な生産地になっています。

子供の頃、「除虫菊」を「女中菊」だと思っていました。

「女中さんの菊」って「皿屋敷のお菊さん」じゃないかとちょっと怖かった記憶があります。

あの香り、いまでも墓地の近い西麻布ではよく香っています。

家でも燻らせています。

そして子供ころの夏休み、母の田舎の風景も思い出させる香りです。



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朝顔市・七夕・四万六千日(ほおずき市)

2013年07月06日 23時25分21秒 | 季節
今日から入谷鬼子母神の朝顔市。

明日は七夕。

合羽橋は七夕祭りの飾りが満載。

そして9日10日は四万六千日、浅草寺のほおずき市です。

下町はイベント続き、一気に夏へと走り込んでいます。

今日、関東地方は梅雨明け。

七夕前に梅雨明けは珍しいのじゃないでしょうか。

明日の七夕、牽牛と織女は逢えますね。
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茅の輪くぐり・夏越の祓

2013年06月30日 20時14分33秒 | 季節
昨日で店を閉店して、明日から新しい職場、今日一日は無職です。

そして今年上半期最後の一日、水無月祓・夏越の祓、茅の輪くぐりの日です。

今年は亀戸天神社で茅の輪くぐりを行いました。

左・右・左と茅の輪をくぐり本殿に参拝しました。

今までの穢れを祓い、明日から清らかな身体で生きていきます。w
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