釋守成の転居物語(旧タイトル・GONTAの東京散歩)

またまた転居を目論んでいます。
5年間で5回の転居。
6回目の転居の経緯を書いていきます。

落合の自性院

2013年05月31日 23時12分40秒 | 寺社仏閣
招き猫の由来の寺が豪徳寺の他にもあります。

その一つが大江戸線落合南長崎駅のそばにある自性院です。

太田道灌が江古田沼袋の戦いのとき道に迷い、黒猫にこの寺に案内され、一夜を明かし、その後勢力を挽回して、戦に勝ったそうです。

その猫の死後に猫地蔵を奉納し、祀ったということです。

さらに、江戸時代に奉納された猫面地蔵というのもあるそうです。



子育て猫地蔵って書いてありますね。

子育ては何の由来なんだろう?

猫地蔵自体は節分の日にだけ開帳されるそうです。

その節分の日の記事を見ると、黒猫に扮した子供たちの行列があったり、あのクロネコの人が黒猫の着ぐるみを着たりと楽しそうです。



境内には猫塚もありましたが、なぜか道に背を向けていたのはなぜでしょう。

こちらは花柳界の女性が三味線になった猫の供養のために立てたとか。

そうそう、ここも太田道灌ゆかりの場所ですね。

本当に東京に太田道灌ゆかりが多いことです。
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冷しゃぶの豚の茹で方

2013年05月30日 23時08分35秒 | 料理の話
冷しゃぶの豚ってどう茹でていますか?

沸騰したお湯に入れて、氷水に放す。

これ、間違いです。



お湯は沸騰させない。



キッチンペーパーの上に乗せて、自然に冷ます。

キッチンペーパーの上で冷ますときに、ナンプラーをかけると水っぽくなくなり、肉にも塩味が付きます。

沸騰させると肉が硬くなるらしい。

それに、美味しいのが全部茹で汁に出ちゃう。

そして氷水で冷やすと、ここでも水に美味しい成分が出るし、脂が変な固まり方をするらしい。

固くなるということ、そして水っぽくなるということ。

一度試してみてください。

沸騰していないお湯で茹でて、室温で冷ます。

冷めたら冷蔵庫へどうぞ。

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ナツツバキ

2013年05月29日 22時09分22秒 | 四季の花
街中でナツツバキ(夏椿)を発見。

『平家物語』に「沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす」と書かれた紗羅樹を日本では夏椿が代行しています。

ブッダが入滅したとき、その四方に二本ずつ八本の沙羅の木があり、二本ずつあったので沙羅双樹と呼ばれています。

その沙羅はフタバガキ科のサラ(シャラ)のことで、インドと気候が違う日本では生育しません。

そこでいつしか、一日で花を落とすツバキ科のナツツバキを、その儚さゆえに紗羅樹と呼ぶようになったようです。



これから本格的な花の時期を迎えるので、まだ花数は少ないです。

東京も今日が梅雨入り。

儚さよりも清楚さの方が際立つ夏の花です。

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牧野邦夫 -写実の真髄- 展

2013年05月28日 16時38分34秒 | 美術館・博物館めぐり
練馬に用事があったついでに練馬区立美術館に行きました。

お目当ては「牧野邦夫 -写実の真髄- 展」(邦の字は外字・ヘンの部分が上に突き出しません)

全く存じ上げない画家だったのです。

たまたま数週間前の日曜美術館で取り上げられていました。

その絵を見た時に実物が見たいなと直感的に思ったわけです。

そしてたまたま練馬に用事があったわけです。



練馬にこんな立派な美術館があるのを知りませんでした。(失礼)

内部もゆったりとした作りでいい感じでした。

さて、テレビで見て心を惹かれた「牧野邦夫」の絵。

一生、レンブラントを唯一の師として憧れたということで、ある面レンブラントの絵を見るようです。

しかし、題材が平家物語や天守物語、芥川龍之介の小説、奈良の風景と日本の土着の香りがプンプンとします。

そして写実なのに、ひしゃげた世界が共存し、魔物や異界の生き物が跋扈しているのです。

レンブラント風の人間に、ひしゃげた机や生物、そしてそれを取り巻く物の怪。

そして、絵の中に度々登場する「牧野」自身。

数々の自画像や絵の中の自分のひとコマ。

ある部分は隠し絵を見るようでもありました。

本当に独自の世界感に満ち溢れて、それが私にとっての居心地のいい絵でした。

久々にゆっくり絵を見ました。

すません拙い説明で・・・・。

青山にもお住まいだったことがあり、通われた「大坊珈琲店」には、店を題材にした牧野の作品が飾ってあるそうです。

百聞は一見にしかず、会期は六月二日まで、お時間があったら是非どうぞ。

平日なのにそこそこ観客がいました。

今の人って絵にべったり張り付いて見るんですね、巨大な絵でも。

全体像がわかるのかしら・・・・ちょっと疑問。


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なぜ「ひこにゃん」は猫なのか・・・その答えは世田谷にある

2013年05月27日 21時59分25秒 | 寺社仏閣
二日続けてご当地キャラの話題です。

でもブログカテゴリーが「社寺仏閣」なんです。

さて、「ひこにゃん」がなぜ猫か・・・その答えは簡単、ひこにゃんのHPのプロフィールに書いてありますので引用してみますね。

彦根藩二代藩主である井伊直孝公をお寺の門前で手招きして雷雨から救ったと伝えられる"招き猫”と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え(戦国時代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした部隊編成のこと)の兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクター。
愛称の「ひこにゃん」は、全国よりお寄せいただいた1167点のなかから決定。また、巷ではひそかに「モチ」という愛称も……。
(ひこにゃん公式サイトより)

そうなんです。

「ひこにゃん」は招き猫なんです。

さて、公式サイトにはお寺の門前で手招きしたと書いてありますが、そのお寺はどこかご存知ですか。

そう、小田急線の駅名にもなっている豪徳寺なのです。



豪徳寺は曹洞宗のお寺で、彦根藩二代藩主井伊直孝が猫によって難を逃れた縁で、その後井伊家の菩提寺になった寺です。

招き猫発祥の地の説はいくつかありますが、ここ豪徳寺もその一つなのです。



豪徳寺では「招福猫児(まねぎねこ)」といい、「招猫殿」に招猫観音(招き猫はその眷属・けんぞく)を祀っています。

招猫殿の横には、願が成就したお礼の招き猫がたくさん奉納されています。(画像は、寺務所で販売しているいろいろな大きさの招き猫)

ちなみに、ここの招き猫は右手を上げ、小判は持っていません。

これには、井伊家の菩提寺であったことが理由としてあげられています。(出典不詳)



これが猫のいた山門。

豪徳寺には、桜田門外の変で暗殺された井伊直弼の墓もあります。

そのときは、雪・・・・・猫は炬燵で丸くなって殿様に危機を教えることができなかったのかもしれませんね。

ご当地キャラにもいろいろな謂れがあって面白いものです。
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ご当地キャラクター

2013年05月26日 18時25分57秒 | お散歩日記/東京地名の話
スカイツリー開業一周年

なぜかご当地キャラクターフェスティバルinすみだ2013

ちょっと面白そうなので見に行っちゃいました。

いやはや、玉石混交いろいろなキャラがいる。

本当キャラクター豊か。

そしてすごい人気。

なぜか子供より大人が多いのはなぜ?

ご当地キャラのストラップを下げている大人が多いんですよ。

アキバ系もいるけど、中高年の夫婦とか、女子、団塊世代、若いカップル・・・・・子供連れじゃない人の方が断然多いんですけどね。(自分も含めてね。)

でも意外に面白かったんですが。

なぜでしょう。

いや、はまるのわかるような気がする。

写真を撮りまくってしまった。



一番人気、「くまモン」



元祖ご当地キャラ、スカイツリーは始めての「ひこにゃん」



今治の「バリィさん」



青森県黒石市B級グルメ「つゆヤキソバン」



「西郷どん」



「みやざき犬」の「ひぃ」くん?



千葉県佐倉の「カムロちゃん」



戸越銀座の「銀次郎」



巣鴨の「すがもん」



佐野ラーメンの「さのまる」

トップ画像はエンディングの集合写真

スカイツリーのキャラクターと近隣のキャラクターほか

尼崎の「ちっちゃいおっさん」や北海道の「メロン熊」なんかいます。

いやはや楽しい。


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砂肝のアヒージョ

2013年05月25日 21時07分10秒 | 料理レシピ
砂肝は二等分して、白い皮をそぎ落とす。

じゃがいもは皮付きのまま小さいものなら四等分。

マッシュルームは拭いて。

にんにくは芽を取って潰す。

タジン鍋に

にんにくと鷹の爪を入れて

ジャガイモは水気を拭いての皮を下にして入れて

塩コショウをした砂肝の水分を拭って入れて

マッシュルームも入れて

オリーブオイルをヒタヒタまで入れて

弱火で

グツグツ煮ます。

ジャガイモに竹串を通して柔らかくなったらもう少し煮て

出来上がり。

オリーブオイルはパンにつけてどうぞ!!
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人形町

2013年05月24日 23時49分45秒 | お散歩日記/東京地名の話
たまには人形町で一杯。

人形町はご存知のように明暦の大火で吉原か浅草田圃に引っ越す前にあったところ。

埋立地で一面の葦の原っぱだったので「吉原」だとか。

末広神社はそんな元吉原の氏神様。

人形町にはその吉原の名残の大門通りも現存しています。

芳町の芸者さんは、その葦に由来する芳町。

また人形町は、江戸の芝居町、堺町、葺屋町のあったところ。

中村座に市村座。

江戸時代からざっと400年間も盛り場であることはすごいことだね。

一軒目は、某料亭の人形町生まれの総料理長が独立したという店。

美味しいし、値段もリーズナブル。

外へ出ると給料日の週末はすごい人出。



レトロな昭和の町の立ち飲み屋さんには人がいっぱい。

パワーを感じます。



二軒目で入った居酒屋のおでんは真っ黒。

これじゃなくっちゃ。

東京は奥深いのです。

ここが本当の下町。

浅草や葛飾あたりは在ですから。


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ドクダミ

2013年05月23日 16時55分33秒 | 四季の花
この時期になると青山墓地のあまり手入れされていないお墓にたくさんのドクダミの花が咲きます。

ドクダミは「毒を貯める」ではなく「毒を矯める」の意味で、毒を解毒するが語源ではないかといわれています。

関東では「どくだめ」という地域もあります。

またお墓を連想させるのか「ジゴクソバ」、そう地獄の蕎麦という方言もあります。

漢方では「十薬(ジュウヤク)」といわれ、利尿や動脈硬化予防、化膿止め、消炎などに効き目があるそうです。

大学生の頃、日本方言地図の「ドクダミ」を見ると東京周辺に「ジュウヤク」が分布していたのを思い出します。

薬草として上方から入った「ジュウヤク」という言葉がお江戸の周辺だけで通用していたのです。

「毒」だったり「薬」だったり忙しい植物です。



この爽やかな季節に白い野辺の花は心地よくて好きです。

さてみなさん、このドクダミに八重の花が存在するのをご存知でしょうか。





これがヤエドクダミ。

八重といってもこの白いのは花びらでなくてはなく葉が変化した総苞です。

本当の花は黄色いつぶつぶ。

この画像は向島百花園で数年前に撮影したものです。

最近は庭の下草にも植えられ、葉に斑入りのものもあるそうです。

ちょっと目を下に向けてドクダミを探してみてください。
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町屋お笑い寄席~四合わせ二ツ目会~

2013年05月22日 23時19分29秒 | 演劇・演芸
四合わせ二ツ目会が町屋に会場を移して第二回目。

今回から「町屋お笑い寄席」という名前が前に来たらしい。

最初の噛み合えわない四人のトークで町屋に根を張るというような話があったけど、地元密着型はいいですよね。

私はもちろん町屋は地元じゃないんだけど、千代田線で一本だから行きやすいんです。

そして、噛み合わなかったけど四人のトークは親近感が持てて良しです。(急に決まったらしい。)

次回もやってくださいね。

地元志向が功を奏したのか、前回の倍以上のお客さんで地元の方も多いようで、よかったよかった。

演題

初天神 春風亭 昇々

岸柳島 古今亭 志ん吉

中入

七段目 林家 はな平

抜け雀 鈴々舎 八ゑ馬



「初天神」

昇々さんの力いっぱいの落語、こっちも力が入っちゃって。

連れが「気持ち悪い。」を連発。

子供が怖いのというより気持ち悪かった。

そうそう、楳図かずおのまことちゃんの世界。

「岸柳島」

あとで調べるまで題名が分からなかったのに、上方落語で聞いたことある噺だったのにその題名が出てこない。

・・・・「なんとか船」まではわかるんだけど。

帰って調べたら、上方落語の「兵庫船」がもとでそれが「桑名船」になったって書いてあったけど、「兵庫船」に煙管の雁首の話なんってないし・・・・。

そして上方落語でも「桑名船」を聞いたことあるけど、それって「兵庫船」と同じじゃないし。

よくよく調べると私が聞いたのは、桂文太師匠の改作「桑名船煙管遣取」という噺だったようです。

「兵庫船」と「岸柳島」の合体ものだったようです。

志ん吉さんの落語は正統派だからこの四人の中ではちょっと影が薄くなって不利な感じがします。

周りが個性的すぎるよね。

「七段目」

はな平さんの今度独演会の演目で発表されていた噺を先行で聞いてしまった。

枕で歌舞伎をよく見に行くと話していたので、研究熱心なんですね。

「湯屋番」でも芝居のところ良かったんで、ちょっと期待。

女形のところも違和感ないですね。

ちょっと、平右衛門とお軽の長いセリフのやり取りがだれるけど、楽しく聞きました。

私はどっちかというと歌舞伎を知っている方だから楽しめたのかなと思ったのですが、歌舞伎を知らない連れも、面白かったっていってたから良かったんじゃないでしょうか。

「抜け雀」

八ゑ馬さんのまたまたネガティブなまくらで始まりました。

ちょっと自虐的過ぎると思うんだけど・・・・カメムシは面白かったけど、長いんじゃない。

なぜか八ゑ馬さんの上方落語が全然違和感なくなっているのが不思議。

私の耳が、上方落語と江戸落語の区別がつかなくなっているのか、流石にネイティヴ大阪弁は耳障りがいいのか。

丁寧な抜け雀でもう少し八ゑ馬的素っ頓狂な落語でもいいのではないかと思いました。

九雀師匠に習ったそうですが、米朝師匠のがベースだということで楷書なのね。

やっていくうちに崩れていくのかな・・・自然に。(悪い意味ではなくて)


四人四様楽しませていただきました。

二回目にしてお客さん雰囲気もいいし、居心地もいいし、いい落語会だと思います。




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