今日のニューストピックスに「ジュゴン困る 辺野古埋め立て」の見出しを見つけました。
辺野古といえば沖縄
いま、米軍基地移転で「普天間」とか「辺野古」とか、よく耳にする地名です。
日本の大事な問題なのですが、難しすぎて、そして自分からは遠く離れた所の話なので、できるだけ触れたくない、どちらかというと避けていた問題です。
でも、ふと「ジュゴン」 が気になって記事を読んでみました。
名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沖を移設先とした米軍普天間飛行場代替施設について、政府が検討している現行計画に近い埋め立て案は、ジュゴンが食べる海草を消滅させる可能性が大きく、餌場に壊滅的影響を与えることが20日、日本自然保護協会の調べで分かった。(琉球新聞)
ジュゴンは、比較的浅い海で藻場でエサを食べている生き物です。
その藻場がなくなるということは、早くいえば「エサ=食べ物」が無くなるってことですね
人間は雑食だから、何でも食べます。肉でも魚でも野菜でも。
だから、極端な話、必ず代替の食べ物があります。
でもジュゴンには、替えがありません
ジュゴンは、絶滅が心配されている動物です。
世界全体では、約10万頭が生息しているらしいです。
日本ではというと、ジュゴンの生息の北限である沖縄で50頭以下。辺野古にはそのうち10頭ほどがいるとのことです。
50頭とか10頭とか、いくら保護したってしれてるやん。
世界をみると万単位でいるんだから、この際いいんちゃうか
ってことでしょうか
多数のために少数が、弱者が犠牲になるようで。。。
まして、相手は何も訴えることができない動物なのに。。。
たぶん、私達よりも先にジュゴンの方がそこに居ついていたと思うんだけど。。。
何度でもやり直しができることと、一度壊してしまうと、無くしてしまうと、二度と戻せないこと。
未来だけでなく、過去までなくしてしまうんじゃないかって、胸が痛みます
いつもいつも繰り返される「やっかいもののタライマワシ」
でも、いざ自分の身に降りかかったとき、私はどんな答えを出すのでしょう
世の中、綺麗ごとだけでは渡っていけないよ
でも、キレイごとの一つも云えないんなんて、あまりに殺伐としていませんか。
WWFジャパン ホームページ(http://www.wwf.or.jp/)
こちらに、詳しいことが載っているので、興味のある方はポチっとして飛んでください。
今日は、国連が制定した「国際生物多様性の日」でもあるので、ジュゴンだけでなく他の動物の様子を調べるのもいいかも。
ちなみに今年2010年は「国際ジュゴン年」だそうですよ。(私は今日、初めて知りました)
トップの写真は、10年ほど前、鳥羽水族館を訪れた時のものです。
ジュゴンの保護=水族館にならないように
ジュゴンの棲家は、自然の海であって欲しいと思っています
青い海と青い空の交じり合ったところを見てると、繋がっているように見えるときがありませんか
ひょっとして、ジュゴンは海で泳ぎ、海面に映る空を見ているうちに、空でも泳ぎたくなっちゃったんじゃないかな~
自由に海と空を浮遊するジュゴン
な~んて、そんな空想の旅へ連れて行ってくれる歌を紹介します
青い地球を住処としているのは、人間だけじゃなくって、ジュゴンもその一人なんですけどね。
ジュゴンの空 - KOKIA
人魚の夢 (Mermaid's Dream)