それでは、小麦の収穫が終わった後のお楽しみ
それは、麦稈ロールです
麦稈=ばっかんと読みます
簡単に言いますと、麦わらロールです
こんな風に、刈り取った麦畑に、コロンコロンと麦稈ロールが転がっています。
この風景が見たくて、昨年は8月のお盆の休みを利用して北海道へ行きました
クリームコロンみたいで、美味しそう ジュルジュル~~
コロンみたいと言いましたが、この1個、実はとっても大きいのですよ
私の身長(150㎝)を余裕で超え、たぶん2mくらいあります。重さも350㎏以上あるそうですよ
この麦稈ロールとの2ショットを撮ろうと、ロールに近づく人がいるそうですが、危ないので絶対にやめてくださいね
危ないもありますが、それ以前に畑に入るのはです。絶対に畑に入っちゃダメですよ
無造作に転がされているようにも見えるロールですが、実はここは丘の上
緩やかな(所により急な)傾斜の上にあります
この大きなロールが転がってきたら、怖いですね
さて、麦稈ロールのことを、麦わらロールと言いましたが、これは小麦の穂を収穫した後の麦わらをまとめた物です。
軽くラップされただけですので、濡れたら大変ってことで、ロールにされる片っ端から片づけられてしまうこともあるんですよ。
この日は、快晴だったので、こうして沢山のロールが見れてラッキーでした
ところで、北海道でよくみかけるロールというと。。。
バームクーヘンではありませんよ
牧場などで、よく見かけるロールというと、こんなロールじゃないですか
黒いビニールにくるまっているロール こちらは牧草ロールといいます
そう、黒いビニールの中は、牧草なのです
北海道の牧場というと、赤い屋根で煉瓦でできたサイロを思い浮かべませんか
昔はあのサイロの中に牧草を入れて、発酵熟成させて牛さんたちの餌にしていました。
いまは、こうして刈った牧草をその場でロールにして、ロールの中で発酵熟成させています
だいたい2~3週間程で、食べごろになるそうですよ
ただ、この牧草ロール、ビニールの中で発酵熟成するので、時々自然発火してしまうことがあります
そうなると大変 なかなか消すことができず大変なんです
ちなみに、麦稈ロールは、麦わらだけなので、牛さんたちの餌というより、牛さんたちの寝床になります。
牛さんたちの寝ワラとして使われ汚れた物には、沢山の微生物が付いていて、それがとても良い堆肥になるそうです。
小麦農家→麦わらロール→酪農家→小麦農家というふうに、素晴らしい循環だと思いませんか
さてさて、牛さんやお馬さん、鹿やキタキツネのいる北海道です
緑の中を走っていても、何か出るんじゃないかと目は集中です
えっ、えええーーーーーー
今風に言いますと、じぇじぇじぇじぇじぇ ‘jjjj’
動物園でもないのに、シマウマが沢山いるーーーーー
んなわけないですね。白黒ゼブラ柄の牧草ロールでした
麦稈ロールや牧草ロールを見つけただけでもテンションが上がりますが本当に運が良ければ、ロールを作っている所に遭遇できるかも
但し、そんな時は、くれぐれも農家さんの邪魔にならないように気を付けてくださいね
sUnさんの故郷は、北海道でも有名な牧場地帯です
ロールが見たくて来たという話をしたところ、義兄のトニーから「なーに、あったらものみたいってか!?」って案の定、笑われてしまいました。
私だってね、小さい頃見慣れたロールに、こんなに憧れるなんて思ってもみなかったことです
あ~、今日も35度近くまで気温が上がる大阪にいると、北海道の風に吹かれたくなります~~~
写真はすべて、昨年2012年8月14日撮影のものです 今年のモノではありません