”スローライフ滋賀” 

「ウォーキング三昧」ブログの続編です。令和元年(2019年)5月1日に移行しています。

「近江高」に今春選抜準Vの記念碑 野球部OBの現役プロ選手らが贈呈(彦根市)

2022-07-08 09:00:00 | 滋賀のスポーツ
 「近江高校」(彦根市)野球部OBの元プロ野球選手と現役プロ野球選手が6日、今春開かれた第94回選抜高校野球大会で準優勝したことを祝って「記念石碑」を贈った。同日、校内に設置され、除幕式が開かれた。

 元日本ハムファイターズの村西辰彦さん(滋賀県愛荘町)の呼びかけで、元プロ野球選手4人と、阪神タイガースの植田海選手、横浜DeNAベイスターズの京山将弥選手、中日ドラゴンズの土田龍空選手の同校OB7人が出資。

 2001年夏の甲子園で準優勝した時に建てられた石碑の隣に設置した。
 赤い文字で大きく「準優勝」と刻まれ、選抜大会での5試合の成績や部員の名前も入っている。縦133cm、横150cm。

↑写真:中日新聞より

 式では、代表して近江高校を訪問した村西さんと多賀章仁監督が除幕し、選手たちにお披露目された。津田基選手(3年)は「僕たちの名前が刻まれた素晴らしい石碑をありがとうございます」と感謝。多賀監督も「もうすぐで夏の大会が始まる。まずは滋賀大会を勝ち抜き、全国での準優勝を超える優勝を目指して夏に挑みます」とあいさつした。

 村西さんは「3年生は入学した時からコロナで苦労した世代。仲間と野球ができることを楽しんでほしい。21年前にあと一歩届かなかった夏の甲子園優勝を、ぜひこの代で」とエールを送った。

<中日新聞より>
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石田三成」と「北近江地名考」発表 歴史研究者・太田浩司さんが著書2冊(長浜市)

2022-07-08 06:00:00 | 滋賀TODAY
 太田浩司さんは「淡海歴史文化研究所」設立に伴い、湖北地域の歴史に関する書籍2冊を発表した。



 論文集「石田三成 関ケ原西軍人脈が形成した政治構造」は、長浜市出身の戦国武将で1600年の関ケ原合戦で西軍を率いた石田三成を取り巻く人間関係を探った。太田さんら研究者の論文15本を収め、太田さんが編集した。
 西軍の武将たちは同合戦を領国運営の主導権奪取や一族内の政敵の弱体化に利用する目的があったと主張。全国統治の覇権を巡る東軍との対決という単純な構図にとどまらない重層的な権力闘争を描き出した。

 出版の背景には、三成を主人公にしたNHK大河ドラマ制作への期待がある。太田さんは「虚構をいかに正確に描くかで質が決まる。設定などの迫真性を高め、物語に厚みを持たせるのに役立てば」と話す。

 「北近江地名考 土地に息づく歴史」は湖北地域を中心に地名に秘められた歴史を扱った著書。「地名の来歴から人間の歴史も見えてくる」と論じる。
 現在の地名にも多く残る中世の荘園の名称を巡り、領主がつけた名称から地元中心地の呼称を冠した名称に変化したと解説。自治の発達が影響したとして、「住民が慣れ親しんだ地名こそ定着する」とする。

 合併協議会で決まった「西近江市」から住民運動で古来の旧郡名に変わった高島市の事例を高く評価し、「地名の持つ個性は地方再生の端緒になる」と述べた。 

<中日新聞より>
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