”スローライフ滋賀” 

「ウォーキング三昧」ブログの続編です。令和元年(2019年)5月1日に移行しています。

湖北に伝わる民話「ひともっこ山」9枚の絵展示 (東近江市)

2021-02-28 12:00:00 | 近江の歴史文化・探訪
  東近江市のびわこ学院大学4年の中村哲也氏が、オイルパステルや食用油といった身近な素材を用いた造形を研究し、その成果を東近江市のギャラリー「エコール」で紹介している。

↑写真:中日新聞より

民話「ひともっこ山展示会
期間: 3月14日(日)まで(月、火曜休館)
場所: エコール(東近江市八日市清水2丁目11−8)
問い合わせ: エコール(090ー5019ー9045)

 中村氏は彦根市出身。幼いころから絵や写真を見るのが好きで、高校卒業後は大阪芸術大学写真学科に入学した。
3年半ほど在籍したが、人と話すのが苦手で、「できるだけ人とかかわる機会が必要」と一念発起。同大を辞め、びわこ学院大の教育福祉学部子ども学科に進学し、教育実習や介護などで多様な年代の人たちと接するようになった。
 障害者らの作品を展示する近江八幡市の「ボーダレス・アートミュージアムNOMA」を訪れた際には、サイコロ状に切ったオイルパステルを手で転がして描く画法に出合った。「線から腕の動きを感じられ、一人ひとりの個性が出ておもしろい」と魅了され、この画法で湖北に伝わる民話ひともっこ山」を描いた。

 民話は、神様たちが土を掘って琵琶湖と富士山を造る際、土を落としてしまい、現在の田村山(長浜市)ができたという内容。
中村氏は文献から場面を想像し、9枚の絵にした。油に溶けて周りの色と混ざり合うオイルパステルの特性を生かし、塗り重ねた上に食用油をなじませることで、独特な色合いを生んでいる
まじめな取り組み姿勢が教員から評価され、ギャラリーでの展示が決まった。
 
 会場には画材も並べ、制作を体験できる。「身近な素材でもきれいな色が出る。自分で作ってみたいと思ってもらえたらうれしい」と来場を呼び掛けている。

<中日新聞より>
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

草津本陣四季彩々―春の本陣―『本陣に伝わるおひなさま』

2021-02-28 09:00:00 | 近江の歴史文化・探訪
 滋賀県草津市の国史跡「草津宿本陣」で、企画展「本陣に伝わるおひなさま」が開かれている。
本陣当主・田中家に伝わるひな飾りなどが、伝統建物内に春の彩りを添えている。

 
↑写真:草津宿本陣HPより                   ↑京都新聞より>

企画展「本陣に伝わるおひなさま
展示: 3月21日(日)まで(月曜休館)
場所: 国史跡「草津宿本陣」(滋賀県草津市草津1丁目2-8)
入館料: 有料
草津宿本陣HP
http://www.city.kusatsu.shiga.jp/kusatsujuku/

 展示しているのは、田中家現当主の昭和初期の五段飾りと孫娘の「七段飾り」のほか、人形作家「東之華(とうか)さんの平飾り」、市民から寄贈された大正期の4組。
大正期のひな飾りは、男びなと女びなが京都御所の紫宸殿を模した御殿に納められているのが特徴で、同展初公開となる。
田中家に伝わる2組は、男びなと女びなを左右逆に並べる関西と関東の配置の仕方や調度品の種類の違いが見どころといい、来場客は人形の美しさや多様な飾り方を楽しんでいるという。

<京都新聞より>
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【身近な昔探訪】第169回・東近江御代参街道(本町通り)にあった女性用品店「二見屋」

2021-02-28 06:00:00 | 八日市の今昔物語
 
↑御代参街道(本町通り)にあった女性用品店「二見屋」

 東近江市の御代参街道(本町通り)にあった女性用品ファッションの店「二見屋」。
 女性専科の「二見屋」は御代参街道(本町通り)と駅前通りの角に旅館「海老長」があったがその隣である。
また、姉妹店の「二見屋本店」は本町通りの真ん中にあった。どちらの店も歴史は不詳である。
この「二見屋」の方は少なくとも平成初期頃までは存在していたと思われる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コロナと戦う医療従事者へ感謝の「清輝雛」を寄贈

2021-02-27 12:00:00 | 東近江ライフ
 東近江市五個荘竜田町に工房を構える人形師・東之湖(本名・布施和信)さんはこのほど、医療従事者に感謝の気持ちを込めて制作したひな人形「清輝雛(せいきびな)」を日本看護連盟に寄贈した。代表して三原じゅん子厚生労働副大臣に手渡された。

  ↑写真:滋賀報知新聞より(三原厚生労働副大臣に清輝雛を手渡す東之湖さん(左)
 
 新型コロナウイルス感染症の対応に奮闘する医療従事者への感謝と励みを願って制作された清輝雛の衣には、滋賀県の地場産業でもある麻織物が使用され、医療従事者を応援するシンボルカラーの青色が施されている。
 
 清輝雛は東近江市五個荘金堂町にある近江商人屋敷・中江準五郎邸で展示されており、今回の寄贈用に新たに制作。
滋賀県選出の国会議員とともに三原副大臣のもとを訪れた東之湖さんは「自分自身も原因不明の難病を患い、医療従事者の方々が試行錯誤していただく姿を見てきた。医療従事者も患者も不安が多い中、何か励みになることはできないかと制作しました」と思いを話した。
 
 三原副大臣は「見事なブルーの麻の雛人形で美しく、医療従事者にとっても励みになる。広く医療従事者の皆様に見て頂きたい」と感謝の言葉を述べた。贈られた清輝雛は、各地の病院などで巡回展示されるという。

人形師・東之湖

<滋賀報知新聞より>
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

近江八幡節句人形めぐり 「町なみに装うひいなのほほえみ」

2021-02-27 09:00:00 | 近江の歴史文化・探訪
 近江八幡節句人形めぐり町なみに装うひいなのほほえみ」が旧近江八幡市街地の商店や近江八幡市立資料館などで始まり、価値ある伝統のひな人形が3月21日まで展示されている。


 ↑写真:滋賀報知新聞より

近江八幡節句人形めぐり「町なみに装うひいなのほほえみ」
開催期間: 3月21日まで(期間中無休)
場所: 旧伴庄右衛門家住宅(近江八幡市新町3丁目15)
旧伴家住宅の入館料: 400円
問い合わせ: 旧伴家住宅(TEL 0748―32―1877)

 「近江八幡節句人形めぐり」の中でも「伴庄右衛門家住宅」で開かれている展示では、
創業400年余りの歴史を誇る近江商人・「西川庄六」家に伝わる江戸時代中期(元禄時代)の作とされる豪華なひな人形が和室の大広間に飾られ、訪れる人々の視線を集めている。
 近年のひな人形では見られない大きさで、豪華な衣装に身を包んだ内裏雛(だいりびな)は、豪華なつくりで保存状態もよく、近江商人家が、ひな祭りに寄せる大切な想いが感じ取れる。

【滋賀・近江の先人第117回】江戸期の「セレクトショップ」・西川庄六(近江八幡市)
https://blog.goo.ne.jp/ntt000012/e/759095b94e3b988c29736070a7b50164

 また、隣部屋の展示室には、他のひな人形展では見る機会が少ない「木目込みひな人形」が飾られている。
 木目込みひな人形は、人形の胴体に縫い合わせた着物を幾重にも重ねて着せた衣装着人形と違い、木製の胴体に掘った溝に衣服の端布を埋め込む技法でつくられたもので、衣装が型くずれしにくく、人形そのものがコンパクトで丸みのある顔形に描かれた穏やかな表情と姿に温もりが感じられるのが特徴とされる。

<滋賀報知新聞より>
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする