赤字が続く滋賀県東部の「近江鉄道」を舞台に、沿線の住民有志が映画製作に乗り出した。駅やゆかりのスポットで撮影し、魅力や価値を広めるのが狙い。
近江鉄道映画製作実行委員会(奥村清和実行委員長)は、近江鉄道を舞台に女子高生と取り巻く人々の日常を描くハートフルムービー「ガチャコン!」の11月頃上映を目指し、製作費の寄付を募っている。
↑写真:中日新聞より
委員会構成は、あいのみ企画室(東近江市下中野町)を事務局に、沿線で地域活性化に取り組む各団体、日野町、日野高など。地元住民60人の出演も予定している。
寄付は8月末までに120万円を目標に、個人1口2千円、事業所・団体1口1万円から。QRコードから申込フォームに入って記入すれば、振り込み案内が送付される。
寄付の特典は、11月頃の上映会招待とエンドロールの氏名掲載。
映画の問い合わせ: あいのみ企画室の奥村さん(TEL090―5251―3376)
寄付: まちづくりネット東近江(TEL0748―56―1277)
近江鉄道と同様に経営の危機に直面している鉄道が映画に活路を見いだす例は、千葉県の銚子電鉄(銚電)が知られる。
昨年、映画「電車を止めるな!」を自社で製作。興行収入を古い変電所の更新費に充てようと竹本勝紀社長が発案し、クラウドファンディングで製作費を集めた。予算はオーバーしたが、全国的に公開され、知名度アップに貢献した。
銚電は沿線の人口減や車中心の生活で経営難が続き、新型コロナウイルスの影響でさらに深刻に。駅名の命名権や、銚子名産のしょうゆを使った「ぬれ煎餅」のほか、経営がまずいから「まずい棒」と名付けたスナック菓子、線路の石の缶詰など「売れる物はなんでも売る」姿勢で生き残りを図っている。
昨年、映画「電車を止めるな!」を自社で製作。興行収入を古い変電所の更新費に充てようと竹本勝紀社長が発案し、クラウドファンディングで製作費を集めた。予算はオーバーしたが、全国的に公開され、知名度アップに貢献した。
銚電は沿線の人口減や車中心の生活で経営難が続き、新型コロナウイルスの影響でさらに深刻に。駅名の命名権や、銚子名産のしょうゆを使った「ぬれ煎餅」のほか、経営がまずいから「まずい棒」と名付けたスナック菓子、線路の石の缶詰など「売れる物はなんでも売る」姿勢で生き残りを図っている。
「近江鉄道」を盛り上げようと市民グループが映画「ガチャコン!」製作
https://blog.goo.ne.jp/ntt000012/e/fb53248d6534991c230679996ff048e1
https://blog.goo.ne.jp/ntt000012/e/fb53248d6534991c230679996ff048e1
<滋賀報知新聞・中日新聞より>