「龍谷大学」は瀬田キャンパス(大津市瀬田大江町)など全3キャンパスで使うすべての電力を再生可能エネルギーにしたと発表した。大学側によると、西日本の大学では初。複数のキャンパスを持つ私立大でも初めてとなる。
↑写真:中日新聞より
創立400周年となる2039年までに温室効果ガス排出実質ゼロ(カーボンニュートラル)実現を目指す取り組みの一環。昨年9月に深草(京都市伏見区)、今年1月に大宮(京都市下京区)、6月に瀬田の3キャンパスの電力契約を再エネ100%の供給プランに切り替えた。これで年間使用電力目安の計約2383Kw/H(2022度実績)を再エネでまかなう。
龍谷大は2013年から順次、和歌山県印南町や三重県鈴鹿市など5カ所で大規模太陽光発電所(メガソーラー)「龍谷ソーラーパーク」を稼働。売電での利益を学生の社会貢献活動費に充てている。来年1月からは5カ所で発電する電力を大学で使うことが可能となり、使用電力の約4割を供給できるという。
深尾昌峰(まさたか)副学長は「電力以外のエネルギーなども順次、脱炭素を目指す。カーボンニュートラルの担い手となる学生の育成にも取り組んでいきたい」とコメントした。
<中日新聞より>