滋賀県は昨年度に栽培を開始した滋賀県産ブランドイチゴ「みおしずく」について、今年度から首都圏市場に打って出る。
首都圏での初出荷となった12月19日には豊洲市場(東京)で、1箱3万円の値が付くものがあるなど、上々の滑り出しとなった。
三日月大造滋賀県知事は「イチゴは激戦市場。首都圏でどう評価されるか楽しみだ」と期待を寄せている。
↑写真:産経新聞より
「みおしずく」は、全国各地でイチゴ品種のブランド化が進んでいることを受け、滋賀県農業技術振興センターが5年をかけて開発したオリジナル品種。約1600の個体から選抜した。
適度な酸味と強い香りをもつ「かおり野」と甘みが強く酸味の少ない「章姫」から誕生。大粒で適度な酸味とさわやかな甘さが特徴という。
栽培を開始した昨年度産は10トン(4万パック)が生産されたが、収量が少なかったため、滋賀県内スーパーでの販売にとどまっていた。本格生産がスタートした今年度産は、滋賀県やJA全農しがが首都圏販売を目指し生産量を90トン(35万パック)まで増強。
高価格帯のブランドイチゴとして、ロゴをあしらった専用の化粧箱(12~15粒入り)を首都圏の百貨店などで販売する。
12月19日に豊洲市場で開かれた仲卸業者約50社を対象にした試食会でも好評だったという。
滋賀県内では、大手スーパー「平和堂」の各店などでもすでに販売を開始している。
滋賀県みらいの農業振興課の担当者は「滋賀産のイチゴを手に取ってもらえるよう今後もPRに力を入れていきたい」と話している。
<産経新聞より>
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