築140年の近江商人屋敷の蔵を改装した「ジャズ喫茶」が今春、東近江市小田苅町にオープンした。
元県職員の小林泉さんが「ジャズを聴きながら落ち着ける場所を地域につくりたい」と、実家の蔵を改装して長年の夢を実現させた。
↑写真:滋賀報知新聞より
この蔵は、繊維商社「チョーギン」の創業者で江戸後期の近江商人「小林吟右衛門」(1777―1854年)から数えて4代目吟右衛門の弟、吟治郎(1850―1917年)が本宅の主屋とともに建てた。店名はこれにちなみ「吟の蔵」。
この蔵は、繊維商社「チョーギン」の創業者で江戸後期の近江商人「小林吟右衛門」(1777―1854年)から数えて4代目吟右衛門の弟、吟治郎(1850―1917年)が本宅の主屋とともに建てた。店名はこれにちなみ「吟の蔵」。
↑写真:滋賀報知新聞より
小林さんは学生時代からジャズに親しんできた。再就職やコロナ下で足踏みしていたが、昨夏に一念発起。建物を所有する親族の承諾を得て、その秋から今年1月までに改装工事を行った。
もとの雰囲気を生かそうと、老朽個所の補強や厨房を新たに設けたほかは、大きな梁や階段たんす、床材などを有効活用し、落ち着きある空間に仕上げた。
半世紀にわたって収集したLPレコードとCD計1500枚を揃え、レコードプレーヤーは20年来、スピーカーは40年来の愛用品。店内の中央には、「人生を振り返るにはぴったりの絵」という、夕暮れ時の田園風景を駆ける近江鉄道の版画が飾ってある。
小林さんは「アクティブなお年寄りが集える空間にしたい。余裕が出てくれば夜も営業し、ウイスキー片手にジャズ談議をできれば」と語っている。
営業時間は、木・金・土の11:00~18:00。コーヒーや紅茶などの飲み物にクッキーがついて500円。
場所は東近江市小田苅町で、ちょこっとバス湖東線「小田苅」停留所から徒歩1分。
問い合わせ: 小林さん=080(2449)0252
【滋賀・近江の先人第22回】多角経営の「丁吟」二代目・近江商人・総合繊維商社チョーギンの創業「小林吟右衛門」(東近江市)
https://blog.goo.ne.jp/ntt000012/e/4664ea4a1d3cae26aed1a66dbafdf208
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<滋賀報知新聞・中日新聞より>
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