”スローライフ滋賀” 

「ウォーキング三昧」ブログの続編です。令和元年(2019年)5月1日に移行しています。

【身近な昔探訪】第264回・旧八風街道 太郎坊の「井上製菓」

2021-10-23 06:00:00 | 八日市の今昔物語
 万葉集ゆかりの地として有名な蒲生野に1933年(昭和8年)より太郎坊宮に近い、東近江市小脇町に店を構える創業88年の「菓匠 いのうえ」・「井上製菓」がある。



 和菓子から洋菓子まで幅広く扱っておりそのバリエーションは約100種類。
 昔からの最中「太郎坊」や数ある人気商品のなかでもおすすめは滋賀県立八日市南高校との産学共同で企画製造を手がけた「あかね」。額田王と大海人皇子の贈答歌のモチーフとされる紫草は、絶滅危惧種に指定され、幻の万葉植物と言われている。その万葉ロマン薫る紫草を活かして、自家製の漉餡を羽二重餅で包み氷餅をまぶして上品に仕上げている。

 滋賀県内では大津の「叶匠壽庵」、彦根の「いと重」、近江八幡の「たねや」が有名である。
井上製菓」は地元八日市の小さい菓子舗であるが今では88年の伝統がある。
 井上では和洋菓子の他に、事前に頼んでおけば祝いごとに用いる「赤飯」も作ってくれる。
井上では3代目は孫娘が引き継ぐことになっている。

井上製菓
東近江市小脇町1009
0748-23-5100

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