御代参街道の東近江市今堀町で、蛇砂川の橋を少し南側に”ふとん打ち直し”の「大藤ふとん店」があった。今では昔の面影がなくなっているので正確な店の場所はやや不明だがこの辺りで間違いない。
昔は布団は消耗品ではなくて、布団がペチャンコの煎餅ふとんになれば布団袋から「綿」を取り出し、綿を打ち直ししてもらうと空気が十分入り乾燥して元のフワフワの布団に再生させるのが一般的だった。
戦後においても布団だけでなく綿入れの衣類の綿の打ち直しの習慣もまだ残っていた。
だから、「ふとんの打ち直し」業が存在していたのだが高度成長期以降、布団や衣類が消耗品化したり、ダウンの布団が普及するなど生活様式の変化に伴い、ふとん打ち直し業も衰退したようだ。
私が知っている範囲内では「大藤ふとん店」が唯一の店だった。市内にふとん店は何軒かあったが製品の販売だけで、打ち直しもしていたか詳細は分からない。
大藤ふとん店はいつ頃まであったのか不詳だが昭和40-50年代までは存在していたのではないだろうか。
廃業されているから面影ないのでしょう。
同じように昔を探訪される方いらっっしゃらないでしょうか。