東近江市の林業関係者らが東近江市永源寺のスギで作った「会見用のパネル」が6月1日、滋賀県庁の会見室にお目見えした。
↑写真:中日新聞より
会見用パネルは厚さ2〜3mmほどの木片を組み合わせた伝統的な組子細工の技術で、桜や花火など県の春夏秋冬の風景を表現した。今後も知事会見などの背景に登場する。
↑写真:滋賀報知新聞より
作ったのは、林業や木材関係者ら18人でつくる有志団体「東近江市あらゆる場面で木を使う推進協議会」。滋賀県産材を使ったパネル制作の依頼を滋賀県から受け、約2カ月かけた。
永源寺産の樹齢200年以上のスギを使い、横幅約3m高さ約2.3m。会長で大工の川村克己さんが「滋賀の自然やイベントなど、良いところを知ってもらおう」とデザインを考案した。
格子状に42の枠に仕切り、「滋賀県」の文字や琵琶湖の形を表現。更に、日本の伝統的な組木細工の技術を用いて春夏秋冬を表現するデザインを取り入れており、その一部には海津大崎の桜、びわ湖大花火大会、三上山遠望、彦根城の石垣など、滋賀県内各地の名所のモチーフも組み込んでいる他、パネル内のMother Lakeの文字が琵琶湖を背景に浮かび上がるよう象嵌(ぞうかん)と呼ばれる伝統技法も用いている。
<中日新聞・滋賀報知新聞より>
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