近江八幡市は、沖島と対岸を結ぶ定期船「おきしま丸」の継続維持を目的に運行業務に携わる地域おこし協力隊員を募集している。
現在、沖島町自治会の運営により平日12便運航されているおきしま丸は、3人の船長が交代で勤務し、島民の重要な交通インフラとして生活を支え、また観光目的の来島者が利用する唯一の公共交通機関となっている。
2013年から運航が始まり、来島者は年々増加し10年間で倍増。年間約2万6千人の乗船客がある。
島民の生活と観光需要を支える唯一の公共交通を継続維持へ
しかし、近年は船長の高齢化や担い手不足の課題を抱えるなか、年々増加する観光客利用の受け入れ体制が整備できていないなどの問題に直面しているため、将来にわたって運航が継続維持されるよう島に移住して運航業務にあたる船長候補の協力隊員を募集することにした。
活動内容: 将来、船長をめざして業務に当たり、移住促進の情報発信、啓発活動に関することや通船事業の利用促進および運行業務等を担当する。
募集の対象者: 20歳以上概ね40歳までの3大都市圏や地方都市に在住している人で、住民票を異動し沖島に移住できること、任期(最長3年)終了後も島内に定住を考えている人、普通運転免許を所有し、二級小型船舶操縦士免許を取得する意思のある人などとなっている。
募集定員: 2人。報償費は月額22万4千円(期末手当あり、想定年収370万円)。二級小型船舶操縦士免許を有し、船長経験のある人は、月額25万4千円(同420万円)。
住居: 沖島自治会から借用し、家賃3万1千円(上限)を支払う。着任後の同免許所得費用は市が負担する。
応募締め切り: 11月29日(金)。詳しくは、近江八幡市役所企画課(TEL0748―36―5527)へ。
<記事・写真: 滋賀報知新聞より>
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