中国湖北省の武漢市政府は23日、市内を中心に広がる新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を抑えるため、市内全域のバスや地下鉄など公共交通機関を遮断する措置を開始した。住民に「特殊な事情がなければ武漢を離れてはならない」と呼びかけている。
中国国家衛生健康委員会の李斌副主任は22日、北京で記者会見し、武漢市で集団発生した新型コロナウイルスによる肺炎について「感染源は特定できていない。ウイルスが変異した可能性が存在し、さらに拡散するリスクがある」と述べた。中国共産党機関紙・人民日報(電子版)は肺炎の死者数が同省内で17人に感染者数は444人となった。