硝子戸の中でのひとりごと

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タイトルは漱石より拝借☆

旧三井家下鴨別邸

2018-03-11 21:56:01 | 京都
先週の、3月4日の日曜日。
ネットで公開の記事を見つけ、「これは行かねば!」と
旧三井家下鴨別邸の特別公開に出かけてきました。



場所は出町柳、下鴨神社のすぐそばなのですが、
これまでその存在をまったく知らず……。

ここ、財閥として知られる三井家全部の共有の別邸だったのだそうです。
三井家の祖霊社である顕名霊社(あきなれいしゃ)が置かれていて、
参拝の際の休憩所とするために建てられたのが最初なのだとか。

それが戦後、国に譲渡され、平成19年までは京都家庭裁判所の
所長の宿舎として使用されていたのだそう。
公開が始まったのも平成28年10月1日からなんですって。
うーんなるほど、知らんわけだわ。

なお、今回は特別公開なので、2階-3階部分へも入れていただけました。

建物はこんな感じ。

 

3階建てなんですけど、構造的には4階建てという不思議な建物。
特に3階は、完全に展望台な感じ。
雨樋を窓の下に設置して景観を損なわないようにしてあったり、
外を眺めることだけを目的としているんですよね。

ちなみに3階から眺めたお庭はこんな感じ。


ちなみに、実は当初は、3階にはガラスが入っていなかったとか。

階下ももちろんいい感じで、1階だけは、窓に建築当初からの
大正ガラスが入っています。
このゆがんだところに風情がありますね。


丁寧なご案内とともに、素敵な建物を堪能したひと時でした。









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