功山寺決起

青山繁晴事務所から自由民主党の党員になりました。(2020年)

待ちの厚労省(2月16日)【全文転載】

2020-02-16 10:50:20 | On the Road

2020-02-16 03:50:58
武漢熱と季節

▼いちばん最新の対策本部 ( 武漢熱クライシスをめぐる自由民主党の対策本部 ) の詳しい情報もまだ、ここにアップしていませんから、ちょっと迷ったのですが、コロナウイルスの知られざる ? 常識をほんのすこし記しておきます。
 ほんのすこしの情報提供ではありますが、現在たった今としては、もっとも肝心な常識のひとつだと考えますから、急ぎ、記します。

▼そのまえに、あらためて意識しておかねばならないのは、武漢熱には、発生源の武漢に信頼できる国際調査団が入れないという決定的な問題があるという事実です。
 上記の自由民主党対策本部の議論でも、たとえば、アメリカのCDC ( 疾病予防センター ) が何度も入ろうとして、すべて中国政府に阻止されたという事実の開示が、実質的にありました。
 もしWHOの調査団が入っても、まことに残念ながら、中国が陳馮富珍 ( マーガレット・チャン ) さんを事務局長に送り込んでからのWHOは信用できません。ちなみに、「感染症に地名を入れない」という方針を打ち出したのも、そのマーガレット・チャン事務局長の時代です。

 したがって安易な楽観論は禁物です。

▼一方で、コロナウイルスそのものは決して、強いものではありません。イメージで考えると間違います。
 まず消毒や石鹸に弱い。
 そして高い気温にも弱いです。

 ですから季節がこれから暖かくなることには意味があります。
 もう一度、言います。武漢熱はその発生の経緯が不可思議であり、公正な調査がまだ期待できない感染症である限り、楽観は決して許されません。
 同時に、コロナウイルスは消毒や石鹸類をきちんと使った手洗いには弱く、これから春になるに従って、コロナウイルスにとって条件はどんどん厳しくなります。

▼前述の対策本部で不肖ぼくは「日本でフェーズ ( 感染の局面 ) が変わったということは、中国でも変わったということです。武漢や湖北省での感染の拡がりは、その弱まりがやや見通せるようになる可能性、あくまで可能性ではあるが、それが出ていると同時に、上海や北京を含めた人口の多い、中国国内の他地域への拡がりは懸念が深まっている。だから水際で止めてももはや意味がないというのではなく、中国全土からの日本への渡航を当面、すべて停止してください」と、あらためて強く求めました。

 これに対して厚労省などの政府側の答弁は、含みを持たせつつも否定的なのは、ひとつにはこの「気温が上がれば終息に向かうかも」という意識があるのではないかと考えます。
 政府の答弁には、明言、言葉としては一切ありませんでした。そんなことを今言うと、袋だたきに遭うからでしょう。
 しかし非公式な接触、議論などからは、それが感じとれます。

 いや、待ちは駄目です。
 中国全土からの渡航を停止してから、季節の変化、気温上昇の影響を慎重に、丁寧に、見るべきなのです。
 それが日本国民を護るということです。


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