
自民党内で、派閥をすべて解消すべきだと訴える有志議員が22日、会合を開き、議員連盟「政治(まつりごと)変革会議」を発足させた。代表は無派閥の青山繁晴参院議員が務める。
会員は現在15人で、この日の会合には無派閥議員を中心に13人が集まり、すでに解散を決定した二階派と岸田派、派閥存続を主張している麻生派からも議員が参加した。
呼びかけ人の和田政宗参院議員は「形の上での派閥解消ではなく、しっかりと法改正、党の取り決めによって裏打ちをされた派閥全廃を実現したい」との考えのもとで議論したことを明かした。
青山代表は、麻生派、茂木派、森山派が現時点で存続を主張していることを踏まえ、「私たちは、そうではなく派閥の全廃をいったん実現する」と強調し、「常識ならざることを推進してきた派閥を全部廃止してから立て直さないと国民が理解できる政党に脱皮できない」と訴えた。