功山寺決起

第157回 独立講演会@神戸に当選しました。㊗️

なぜ国産ワクチンがないのか (2021/02/17)

2021-02-20 12:41:00 | ニッポン放送
青山)今回の武漢熱に限らず、感染症については、ワクチンが決定打になり得るのは変わりません。ただし、日本でいちばん大きな問題は、「なぜ国産ワクチンがないのか」ということです。自由民主党の部会などでも私は主張していますが、当面ファイザーやモデルナ、アストラゼネカという輸入ワクチンに頼らざるを得ないとしても、医療問題を超えて国家安全保障の問題と捉えなおして、輸入に頼らない国産ワクチンを使える状況にするべきです。しかし、いつも政府側から答えがないので、先日、「この方面だけ日本の技術力がないのはおかしい。実は余計な規制が邪魔しているのではないか。命に関わることですから規制は大切ですが、非常時、緊急時に対応できる規制体系でないといけないのではないか」という質問をしましたら、厚労省の担当のトップから「薬事規制の問題ではありません」という答えが返って来ました。部会は一問一答なので、その答えでやむを得なかったのですが、あとでこれに関わる党の主要な方から「本当は規制が絡んでいると思います」と言われました。ですので、新たにチームをつくって打破して行きたいと思います。メーカー名は言いませんが、現在2社が一生懸命やっていて、臨床実験もある程度はやっています。東京大学の世界に知られている先生で、いますぐ医学・生理学賞を獲ってもおかしくない方もいらっしゃいます。出だしは今回、輸入のファイザーなどですが、やがては国産にするべきです。


先は明るい

青山)株価が高いのも、庶民は困っているのに、金融緩和でマーケットではカネ余り現象が生じているからであるということを株式の専門家の方はおっしゃっています。さはさりながら、私が証券記者をやっていたときのいちばんの印象は、「株価は足元を見ず、先しか見ない」ということです。この先、ワクチンによってみんなが外に出るようになり、需要が必ず回復すると見て、いま、株価が高いのです。ワクチンが普及して武漢熱が収まって来る気配が見えたら、逆に株価は下がります。

飯田)見込みで買って実体で売るということですか?

青山)そういうテクニックだけでなく、いま諸国は財政出動をして体制を取っています。それが打ち止めに近くなるときが来るので、それが見え始めたら株価は「ドン」と下がります。一旦下押しして土台をつくることも大事ですが、いま苦しんでいる方、失業されている方は多いです。感染なさった方、死亡した親族の方など絶望の淵にいらっしゃる方も多いと実感しています。しかし、いま言えることは、「先は明るい」ということです。



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