時々刻々風景は変わる
事上練磨 間を空けることなく人生の輝きを見送るばかりと嘆くとき
時よ止まれといえば かえって我が心臓が止まるような
厳峻に 息をも吐(つ)かず労苦の末
一日の汗を拭うとき
瞬時 夕日の延びが木々のみどりの回廊を丹(あか)に染(そ)め上げる
全てが消え失せ 透明のルビー色が世界を覆い
心に染(し)みてくる
先ほどまでの 荒い息が 落ち着きを取り戻し
明々とした血脈の喜びまでもが聞こえてきそうになる
これほどまでに天は 我に生きることに執着させ
生きる意味を教え込むのは なぜゆえか
心上練磨 答えはすでにありそうで あるなしか
今日も丹に染まった回廊を抜け 家路とす
https://youtu.be/O1KZR3unZWI
yatcha john s. 「心上練磨」