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仏語、英語学習者。アイザック・アシモフのファン。ノース・ホワイトヘッド思想信奉。縄文志向、仏陀志向。

ミーターの大冒険 第5部 オーロラへ 第2話 「航行には要注意!」

2022-05-17 22:29:19 | ミーターの大冒険
ミーターの大冒険 第五部 オーロラへ 第2話 「航行には要注意!」

あらすじ

 ミーターとイルミナを乗せたファー・スター2世号は、まずルート通りにコンポレロンに到達した。ミータは、その星の初めての惑星探索を果たした。はじめはドローンで、それから人間に扮装して紛れ込んだ。そこはターミナスに比べてやや寒冷であったため、人間たちは透明なドームの鋼鉄都市に住みはじめていた。それはトランターの繁栄した時代のような外界の宇宙空間から身を守るような形態であって、ターミナスやその周辺星域の惑星とは異なっていることに二人(?)はいわゆる懐古趣味というような違和感をおぼえた。さらに、コンパーやジスカルド・ハニス、オリンサスの縁故がいないのには何故か落胆した。
 ミーターは、コンポレロンの人々が最古の星の話題に異常な恐怖感を持つのに、あるもう一つの理由があることに思いつく。
 それは、太古の星についての忌まわしい伝説、地表は放射能で焼けただれているという。

 問題なのは、コンポレロンからオーロラという禁断の星へのルートがわからない。困難に直面した二人(?)であったが、そのとき、突如としてイルミナが「フィードフォアード症候群」に襲われた。ある感応者の精神と繋がる。例の「アール(R)」いわゆる「不死の従僕」の感応の響きであろうか。
 イルミナは彼女の精神感応力を稼働して、ヴァジル・デニアドールという人物の心理に入り込めた。そこでオーロラについての情報と故郷星の恒星系の特異性を知る。
 しかし、その「航海日誌」は、果たして信用できるのであろうか?
 ファー・スター2世号はさらに深宇宙に、銀河潮流に沿って進む。
 

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ミーター イルミナ、なんか航路上に航行の問題点はないか?

イルミナ ミーターさん、どういうこと?

ミーター そう、そのことをお前から先に俺に報告すると思っていたんだけど、実はファー・スター2世号のデータとこの『航海日誌』のデータとを念のために照らし合わせたんだ。

イルミナ 私に何か見過ごしたことでもあったというそぶりですか?

ミーター そうじゃないけど、宇宙潮流に沿って飛ぶファー・スター2世号は強烈なソーラー・ローカル・バブルを貫通して次のソーラー・ローカル・バブルに繋がるよな。

イルミナ ミーターさん、それって当たり前ですけど。昔からの理論よ。

ミーター 以前、アルカディアから教わったことを思いだしたことがある。

イルミナ というと?

ミーター アルカディアはこう言った。「銀河の反対側のセーシェル星系付近には要注意ね!銀河百科辞書に記載されてないものがあるらしいの。」ってね。今の航行はまさにアルカディアの指し示した領域だ。イルミナ、お前のプライドを傷つけて悪いが、もう一度チェックしてくれないだろうか。

イルミナ いいわよ、ハイハイ船長様!

yatcha john s.

Photo は1000光年に及ぶ恒星系地域の巨大な泡。


マルコポーロとコロンブス

2022-05-17 05:21:03 | 壮大な宇宙史
マルコポーロとコロンブス

 コロンブスの座右にはたえず『東方見聞録』が置かれていた

 マルコポーロは大都で黄金のZIPANGの話に旅の終わりに果たせぬ幻を夢に繋ぐ
 マルコポーロの帰還は麺類にあらわれている
 夢は結晶となってアメリカをつくる

 コロンブスからはじまったアメリカ探検は、イタリアに新たなパスタ文化をもたらした

 イタリア人は凄い
 発見は勇気のシンボルマーク
 融合は人類の機動力のシンボル
 
 太陽信仰は何故か日本とモンゴルを繋ぐ
 遥か彼方の宇宙への扉は
プラズマ・エネルギーに託されている

僕の『ミーターの大冒険』もモンゴル軍の旗印のように

関東の鎌倉武士団が博多の浜辺で見た鮮明に記憶し
地元に土産話に持ち帰った

何故か「アタカナ」(意味は火)

関東の武士団の先祖も「火の国」から来たという伝説のように

また今日も僕の傍らには二冊の本が並んでいる

yatcha john s.