おっちゃんの山登り日記

うまいビールを飲むための中年おっちゃんの山登りの記録

(56)霧藻ヶ峰~(58)白岩山~(26)雲取山~(27)七ツ石山

2019-07-07 08:54:32 | 山登り・ハイキング

2019年6月29日(土)~30日(日)

【霧藻ヶ峰】 1,523m 埼玉県
【白岩山】  1,952m 埼玉県
【雲取山】  2,017m 東京都・埼玉県・山梨県
【七ツ石山】 1,757m 東京都・山梨県

◎参加者
 ソロ

◎アクセス
 行き 西武秩父駅~バス~三峰神社
 帰り 鴨沢~バス~奥多摩駅

◎地図
 1/25000 三峰・雲取山・丹波 / 山と高原地図 雲取山・両神山


◎ルート
 三峰神社~1°50’~霧藻ヶ峰~1°50’~白岩山~1°10’~雲取山荘(テン泊)
 雲取山荘~0°30’~雲取山~1°30’~七ツ石山~2°30’~鴨沢登山口

◎山登り
6/29 曇り~夕方小雨~夜雨。サポートタイツ+ハーフパンツ、Tシャツ~シャツ着たり脱いだり

10:40 三峰神社バス停
 小雨が降ったりやんだりの中出発。雨具を着るほどでもない。
 かなり控えめな登山口看板。はじめのうちは石畳の道だが、雨に濡れてかえって歩きにくい。

 

 登山道にも鳥居がある。ここをくぐって進む。カエル(?)の合唱が賑やか。この付近の森林の樹木に
ついての説明看板あり。ブナ・ミズナラ・ナツツバキ・・・。地表はスズタケが密生している所多し。

 

11:50 地蔵峠
 分岐点。小さな白い花が咲いてる。

 

12:10 霧藻ヶ峰 12:40
 避難小屋の手前にトイレ。自然観察の注意点の看板。良く整備された登山道である。

 

 霧藻ヶ峰の避難小屋に到着。昨年8/13に立ち寄った時は閉まっていたが、本日はオープン。ジュース
や缶ビール(400円)が常温で並べてあった。管理人のA氏によれば、週末のみ開いているとのこと。
 昨年の秋に熊と格闘した雲取山荘のスタッフ(I氏)の話題になった。I氏がクマと遭遇したのは私が
歩いている登山道ではなく、大血川からお清平に抜けるルートだったとのこと。その日はA氏も途中まで
一緒に登ってきて、途中の分岐でA氏は霧藻ヶ峰に直登したそうだ。I氏はクマに勝ったものの負傷し、
A氏が救護にあたったとのこと。

 

 昼食をとりながらA氏と話をしていたが、別の登山者が来たので先へ進む。本日、三峰側から雲取方面
に向かう登山者は私を入れて3人目らしい。
 天候は回復せず、もやで霞む登山道を進む。あたりのコメツガの葉先は今年伸びたためか、鮮やかな緑。

 

 雨のためか、地面に花が降っている。ピンクのかわいい花で、あとで調べたらサラサドウダンのようだ。

 

14:30 白岩山
 白岩山少し手前にクマが引っ掻いたと思われる傷を持つ木があった。熊鈴を鳴らしながら進む。

 

15:20 大ダワ
 コメツガやシラビソの原生林の中を進む。地面に白い怪しい花。ユウレイタケ(ギョリンソウ)と思わ
れる。

 

15:40 雲取山荘(テン場)
 テン場は予想以上に混みあっていた。昨年泊まった山荘近くの小さなスペースを確保。隣は高校生と思
われるチーム。大きなテントが数張り。彼らのメニューはカレーらしい。
 ひとまず着替えてから夕食。私は一人鍋をつまみに、山荘で買った冷えたビール(500円)をいただく。
最後は煮込みうどんで満足。

 

6/30 雨~曇り。昨夜の濡れた服を着こんで、その上に雨具。10時過ぎに雨がやんで雨具を脱ぐ。

7:30 雲取山荘
 雨の音が気になってよく眠れず、やや遅い目覚め。周辺のテントはすでに撤収済み。完全に出遅れてい
る。もっとも、本日は鴨沢に下る予定なので急ぐ必要もないのだが。
 雨の中テントを片付けて出発。今回は中古で買った105ℓのザックだったので、適当にパッキングしても
余裕で収まった。

 

8:00 雲取山
 カメラも濡れてわけのわからない写真になった。雲取山は今回で4回目だが、毎回どこかで雨か雪に降
られている。
 もっとも雨は周辺の木々には必要。山頂付近は植生復活のため、カラマツが植えられているようだ。

 

8:40 奥多摩小屋
 昨年11月に泊まった奥多摩小屋。予定通り今年3月に閉鎖。テント泊もできなくなっている。
 霧藻ヶ峰のA氏によれば、この山域でスズタケが枯れているエリアが広がっており、山の保水能力が落
ちて湧き水の量が減っているとのこと。そのためかわからないが、昨年水汲み場の水量がずいぶん少なく
感じたのを覚えている。スズタケは数十年~数百年に一度枯死して十年以上かけて復活するらしい。

 

9:30 七ツ石山
 雨の中を進む。数組の登山者とすれ違う。分岐より鴨沢に下る。

 

9:50 七ツ石小屋 10:00
 七ツ石小屋で休む人影無し。水場で飲み物を冷やしてある。缶ビール600円!なぜ、雲取山荘より高い
のか?
 当然ビールなど飲まずに下っていく。枯れたスズタケが目に付く。

 

 なぜか、下界に近づいてから野生動物を目にする。サルとシカ。シカは駆除の対象となっているようで、
散弾銃と思われる銃声が遠くに聞こえた。

 

12:00 鴨沢登山口
 最初に雲取山に来た時、村営駐車場脇にある鴨沢への近道の看板に気づかずに車道を下り、バスに乗り
遅れた。今回は予定通りのルートを下りバス停に到着。他に1人の登山者が待つのみ。

 

◎下山後
 奥多摩駅からもえぎの湯まで歩いて温泉(780円)。さっぱりして奥多摩駅へ。駅の少し手前の雑貨店
で缶ビール(250円)を買い、駅前のベンチで飲み干す。今回はそのまま電車で帰宅。



◎感想・反省
 テント泊用具・食事材等で17kg程度の荷物だったが、サポートタイツ+膝サポーター+ストックで膝の
痛みは無し。少し山行の間隔が開いていたので疲労はあるものの、翌日に残るほどではなかった。
 今後は荷物を減らす工夫も必要。