
病室で過ごすのは、きょうで最後です。明日の午前中には、これまで4週間ずっと左手首に付けられていたリストバンドが外されます。
(↑この病院では、入院患者の取り違え事故を防ぐために、入院直後、氏名・フリガナ・性別・生年月日・患者ID=8桁の番号数字・バーコードの印刷されたリストバンドを、入院患者ひとりひとりに付けるんです。検査のときには、受診担当外来診療科受付、さらに検査室入口でリストバンドのバーコードを読み取り、更に検査技師さん含めて皆さんが、口頭でも患者氏名の確認をなさってました。入院設備の整った総合病院であれば、恐らく同様のことをされていると思います…患者取り違え事故がどうして起こってしまうのか、謎です…)
病院食を頂くのも(=上げ膳据え膳(^_^;))、あと3回です(=きょうの昼・夕、明日の朝)。
昨日の午後、荷物をある程度持ち帰るために、一時外出許可を頂いて帰宅したんですが、病棟玄関前から乗車した個人タクシーの運転手さん(かつてタクシー会社の係長職でいらっしゃったそうです)が、こんなことを話してくださいました↓。
「僕もね、去年ここで入院してたんです。胃がないんですよ、胃がん。胃と食道と腸を、手術で切って捨てました。手術前、僕麻酔が凄く効く方なんですよ…でね、手術が終わって目が覚めんかったらダメやったんやろな、目が覚めたら繋がったんやろな…それしか思わんかったんですよ。なったもの(病気)はしゃあないですやん。考えてもしゃあないですやん。ウチね、女房も息子もおんなじ考え方なんですよ…『しゃあないやん』てね。
…で、退院した時思ったんですよ。僕の第一章は終わりやと。病気(病巣)と一緒に病院へ捨ててきたんやと。これから僕の第二章が始まるんやと。胃やら何やらがない人間として生まれ変わって、新しい人生が始まったんやと。だって、過去振り返って考えてクヨクヨしてもしゃあないし、第一章とおんなじ生活繰り返しよったら、またおんなじこと(病気)になるでしょ?
僕ね、病院生活で夜早ぅ寝る癖がついてしもぅて、21時までしか車乗ってないんですよ。その日の売上げがどうであろうと21時で終了。前みたいに23時とかにクルマ走らせたりしてないです。でもね、僕の場合は遅くまで乗りよった頃とさほど大差ないんですよ、売上げ。不思議でしょ?…これまで何をしよったんか、と思いましたよ。
お宅は何の病気で入院しちゃったか知りませんけど、退院の瞬間で第一章は幕閉じて、ここで全部捨てて、第二章の新しい自分になんなさいよ」
終始普通に明るい口調でした。無理に装った口調ではなく。
病気について十把一絡げには論じられませんので、↑上のお話を読まれて気分を害されたかたがいらしたら、本当にすみませんm(_ _)m。書かせて頂く前に、少し躊躇しましたが…。
被雇用者の立場で、力関係等のしがらみの中で、あの運転手さんぐらいに強く居られるかどうか分かりませんが、精神的にはそういうふうになりたいな、でも実際問題としてそうなれるかな?と思いました……病気の再発を防止・回避することが、組織への恩返しに(たぶん)繋がるだろう、と私自身は思うんですけどね。。。
写真はまさにブルースカイブルーな、きょうの広島の空です。
写真を複数添付出来ないので、これ以降は、病室向かいの廊下カウンター等のしつらえ、飾り付けをケータイカメラで撮影したものを、順次投稿していきますね(↑につづく)。
=ついしん=
昨夜の大阪厚生年金会館大ホールでの西城秀樹さんのコンサート、「秀樹最高」だったそうです。秀樹さんファンつながりのお友達(というか先輩)からメール頂きましたm(_ _)m。秀樹さん、秋コンお疲れさまでした。次回は行けるといいな…つか行きたいな…。
(↑この病院では、入院患者の取り違え事故を防ぐために、入院直後、氏名・フリガナ・性別・生年月日・患者ID=8桁の番号数字・バーコードの印刷されたリストバンドを、入院患者ひとりひとりに付けるんです。検査のときには、受診担当外来診療科受付、さらに検査室入口でリストバンドのバーコードを読み取り、更に検査技師さん含めて皆さんが、口頭でも患者氏名の確認をなさってました。入院設備の整った総合病院であれば、恐らく同様のことをされていると思います…患者取り違え事故がどうして起こってしまうのか、謎です…)
病院食を頂くのも(=上げ膳据え膳(^_^;))、あと3回です(=きょうの昼・夕、明日の朝)。
昨日の午後、荷物をある程度持ち帰るために、一時外出許可を頂いて帰宅したんですが、病棟玄関前から乗車した個人タクシーの運転手さん(かつてタクシー会社の係長職でいらっしゃったそうです)が、こんなことを話してくださいました↓。
「僕もね、去年ここで入院してたんです。胃がないんですよ、胃がん。胃と食道と腸を、手術で切って捨てました。手術前、僕麻酔が凄く効く方なんですよ…でね、手術が終わって目が覚めんかったらダメやったんやろな、目が覚めたら繋がったんやろな…それしか思わんかったんですよ。なったもの(病気)はしゃあないですやん。考えてもしゃあないですやん。ウチね、女房も息子もおんなじ考え方なんですよ…『しゃあないやん』てね。
…で、退院した時思ったんですよ。僕の第一章は終わりやと。病気(病巣)と一緒に病院へ捨ててきたんやと。これから僕の第二章が始まるんやと。胃やら何やらがない人間として生まれ変わって、新しい人生が始まったんやと。だって、過去振り返って考えてクヨクヨしてもしゃあないし、第一章とおんなじ生活繰り返しよったら、またおんなじこと(病気)になるでしょ?
僕ね、病院生活で夜早ぅ寝る癖がついてしもぅて、21時までしか車乗ってないんですよ。その日の売上げがどうであろうと21時で終了。前みたいに23時とかにクルマ走らせたりしてないです。でもね、僕の場合は遅くまで乗りよった頃とさほど大差ないんですよ、売上げ。不思議でしょ?…これまで何をしよったんか、と思いましたよ。
お宅は何の病気で入院しちゃったか知りませんけど、退院の瞬間で第一章は幕閉じて、ここで全部捨てて、第二章の新しい自分になんなさいよ」
終始普通に明るい口調でした。無理に装った口調ではなく。
病気について十把一絡げには論じられませんので、↑上のお話を読まれて気分を害されたかたがいらしたら、本当にすみませんm(_ _)m。書かせて頂く前に、少し躊躇しましたが…。
被雇用者の立場で、力関係等のしがらみの中で、あの運転手さんぐらいに強く居られるかどうか分かりませんが、精神的にはそういうふうになりたいな、でも実際問題としてそうなれるかな?と思いました……病気の再発を防止・回避することが、組織への恩返しに(たぶん)繋がるだろう、と私自身は思うんですけどね。。。
写真はまさにブルースカイブルーな、きょうの広島の空です。
写真を複数添付出来ないので、これ以降は、病室向かいの廊下カウンター等のしつらえ、飾り付けをケータイカメラで撮影したものを、順次投稿していきますね(↑につづく)。
=ついしん=
昨夜の大阪厚生年金会館大ホールでの西城秀樹さんのコンサート、「秀樹最高」だったそうです。秀樹さんファンつながりのお友達(というか先輩)からメール頂きましたm(_ _)m。秀樹さん、秋コンお疲れさまでした。次回は行けるといいな…つか行きたいな…。
音楽の話題ばかりの中、このようなことを書き込むと失礼かつ顰蹙なのかもしれませんが、私、今年の3月にうつ病に倒れまして3ヶ月の病休、実家で寝てばかりの日々を3週間送った後、その実家からの精神科への通院(院内のリワークセンターに通っていたため週5日!)の後、6月下旬から不完全復帰(定時の仕事には通ってますが、残業は医者から止められ、1日3回抗うつ薬と気分安定薬を飲んでいます)をしている者です。
病院の風景を見てなんとなく気づきまして、ご迷惑かもしれませんが、あなたがこれから送られるであろう第2章を過ごしている仲間としてメッセージを送らせて下さい。
「焦らない」「必ず治る」「医師の指示には従う」
「一日の終わりにはその日にあった良いことを必ず思い出す」「休めるときには休む」「自分を苦しめている病気のことを知る」「自分ひとりで出来ることや知っていることには限りがあるので、知恵を貸してほしい、助けてほしいと言ってみる」
細川てんてん さんの漫画「ツレがうつになりまして」 幻冬舎刊
をお勧めします。
押し付けがましい、いきなりのメッセージで申し訳ありません。私も勇気を出して書き込んでいます。
このブログはこれから見ていますので、どうかよろしく。お大事に。
ただ、この世の中 強い人間ばかりではない。前向きな人間ばかりでもない。
最後はその人の「生命力」にかかっているのかな~と私は思います。
偉そうなことを書きましたが・・・
入院生活お疲れ様!!
こないだはありがとね。疲れ出とらん?体調大丈夫ですか?
運転手さんのお話、うなずきながら、相槌打ちながら、ずっと聞き側やってました。おおきく同感しつつ自分に置き換えて…。
生命力…生きるチカラ…深いなぁ…いろんな要素が内包されている感じがする。
実はケータイからこのレス打っている途中で、不覚にも9時前に寝てしまったようで、さっき途中で目が覚めて続き打っています…大変失礼しましたm(_ _)m。運転手さんじゃないけど、病院の時間割が習慣になっとるんかもね(^_^;)。
今はまだ無理でしょうから。