雑感「日々是好日2」

NO MUSIC,NO LIFE.音楽好きなのんびり屋さんの日常をつづってゆきます。きょう一日が良い日であるように…。

げ~じゅつはぁ、ぶぁくはつだぁぁっ!

2005-08-22 12:45:16 | Weblog
この前の土曜日、とある私用(笑)で、大阪(吹田ですか?)にある、万博公園に行っていました。万博公園に行ったのは、今回が初めてです。
1970年に開催された、万国博覧会(三波春夫さんの♪こんにっちはぁ~という歌が万博ソングですよね?)の跡地だそうですが、
大阪モノレールの最寄駅(万博公園駅というのがありました)を出た瞬間、目に入ったのは『太陽の塔』。実物を初めて見た瞬間、「『爆発』じゃ~ん」と思ってしまいました。岡本太郎さんが、『芸術は爆発だ』とおっしゃったのが、いつ頃のことなのか、また、何に対しての一言なのか知らないんですが(^_^;)、
岡本氏=爆発、というのが条件反射で浮かんでしまいます。
それにしても、存在感抜群だなぁ、これは。
ちなみに、太陽の塔、夜はライトアップされるんですね。さすがは万博公園のシンボルです。ケータイカメラで撮ったので(係員さんの「立ちどまらずに速やかにお帰りください~」という声にゴメンナサイしながら、私もほかの方に便乗して取り急ぎ1枚だけパチリ)、画像が不鮮明ですみません(^_^;)。

ホワイトナイツ -白夜-

2005-08-14 00:11:22 | Weblog
 きょうは、私を「ダンスものの音楽」に引きずり込んでくれた映画のお話をします。
 その映画とは、きょうのタイトルにもなっている『ホワイトナイツ -白夜-』。1985年のアメリカ映画。概略はこんな感じです(gooの映画検索より↓)

http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD8286/comment.html

 
 当時20歳代だった私は、
ジョン・トラボルタ主演、ビージーズが音楽を担当した(=♪ステイン・アライブ♪とか当時好きでした。映画見なかったけど音楽はよく耳にしました)
『サタデー・ナイト・フィーバー』ではなく、

学生時代に音楽を一緒にやっていた仲間と、大街道(愛媛県松山市内)の映画館へわざわざ見に行った(アイリーン・キャラの主題歌♪What a Feeling♪よりも、マイケル・センベロの挿入歌♪Maniac♪が好きでした↓)
『フラッシュダンス』でもなく、

『ホワイトナイツ』にやられてしまいました…。


 この映画を知ったきっかけは、仕事でたまたま見た原稿でした。働き始めた当時、私は小さな会社に勤めていて、その頃隔週で発行されていた就職情報誌(広島・岡山版)の下請け担当でした。その情報誌は、就職情報がもちろんメインなのですが、後ろのほうにはカルチャー関係のページもあって、映画やCDの紹介原稿もありました。その中に映画「ホワイトナイツ」の紹介原稿もあったのです(…2年間その仕事をさせて頂きましたが、紹介された作品のうち今でも覚えているのは、この「ホワイトナイツ」と、大橋純子さんのCD「DEF」だけ(^_^;))。残念ながら、上映期間中に映画館へ行くことが出来ず、後年になってVHSビデオをやっと買って、即刻レンタルビデオ店で作品を借りて見たのでした。

 映画の筋立てもさることながら、ミハエル・バリシニコフ氏のしなやかな動きに、クギヅケになってしまいました。映画の中で、グレゴリー・ハインズ氏扮する、監視役の米国人タップダンサーが繰り出すステップ…いわゆる欧米圏のダンサーのステップを目にするなかで(目からウロコ状態だったのでしょう)、次第にミハエル氏扮するソ連出身のバレエ・ダンサーが、クラシックで型にはまった表現方法だけではない、emotionalでFreeStyleな表現を覚えていく……「機械が踊るのではなく、心や感情を持ったひとが踊ること」に目覚めていく……反目し合っていたはずの2人のダンサーが、ダンスという表現そのものを通して共鳴してゆく……その過程で見せる肢体の動きが、とにかくセクシーだったのです。一挙手一投足に息をのむ……一瞬たりとも見逃したくない、見逃してはいけないような……。カラダを使った繊細な表現そのものが、大きな説得力を持っていました。ベーシックな部分がしっかり鍛え上げられた状態での、自由で応用のきく表現というのは、しなやかで、かつ力強い。実際にミハエル氏自身が元々ソ連でエリートのバレエ・ダンサーさんだったけれど、その後亡命をなさってますから、この映画の筋立てとカブる面もあって、なおさら見ていて引き込まれたのでしょうかね…。
 エンド・ロールで流れていたのは、元コモドアーズのボーカリスト、ライオネル・リッチーが歌う、♪セイユー・セイミー♪でした。


 この映画の公開年次と前後して、久保田利伸氏や、角松敏生氏(さらには角松プロデュースの秀樹さんのアルバムとか)、アースやスティービーなど、聴きやすい黒モノを聴くようになったんですけれども、
20歳代前半という、まだまだ物事をたくさん吸収出来る柔軟な年頃において、こうした音楽や映画に出逢ったことによって、
その後(現在40歳代ですが)長らく、ダンスもの、黒モノを好んで聴く素地が出来たのではないかと思っています。

 というのは、それまでの私は、ダンスもの(音楽も含めて)には興味がありませんでしたから…。自分が踊れない(いわゆる運動音痴ですし、フリの覚えが遅いので、運動会・体育祭関係は大の苦手でした。ダンスは特に苦痛でした)ものですから、体が動くような音楽・映像いずれにも興味がわかなかったんです……

 いまでも自分が踊るようなことはないし、まったく踊れませんが(^_^;)、カラダが動くような音楽を聴いたり、ダンス映像を見たりするのは、大好きになりました。
 ずっと避けていた分野に、目を開くキッカケを与えてくれた映画……それが『ホワイトナイツ』だったと思っています。 

きのうは「8月6日」でした

2005-08-07 10:30:38 | Weblog
 私は現在山陰在住なのですが、その前は広島に17年間住んでいて、しかも、最初に勤務させて頂いた会社が中島町(平和記念公園のすぐ近く)にありました。広島に生まれ育ったわけではありませんので、小学校で平和学習(記念館見学とか)を経験してはいませんが、広島に来て2~3年目ぐらいの頃に、平和記念公園エリアを時々訪れていました。当時、広島市の住民としてなんとなく、訪れなければいけない場所のような気がしていたから…。また、1980年代から10年間、南こうせつさん、山本コウタローさん、大友康平さん、世良公則さんなどなど、広島に多くのミュージシャンが訪れて、郵便貯金ホールでチャリティーライヴ『平和がいいに決まってる』を開催していました。そのチャリティーライヴは、チケット代(収益)を被爆者のための養護老人ホームか何かの建設資金に充ててほしい、というような趣旨だったと思います。わたしも1度、そのライヴを見ています。南こうせつさんは現在でも、8月6日に広島でライヴをなさっているようです。
 …そういう経緯があったせいか、いまでも「8月6日」になると、何かしら身の引き締まるような感じがするんですよ。きのうは、60回目の原爆忌だったですね。
 多国間のかけひきとか、私が生まれる前の歴史的背景とか……正直言うと、むずかしいことは分かりません(「分かりません」って言ってしまうことの是非はあるように思うし、分からないのは恥ずかしいことかもしれないんですけど、「分からない」というのが正直)。。
 ただ、私自身がいつも思うのは……インターネットで書込みをするようになって以降、毎年同じようなことを書いてしまうんですけど……
 音楽や、スポーツ観戦を好み、愛する者のひとりとして、純粋に音楽やスポーツの楽しみを享受できるような世の中……努力を惜しまないミュージシャンたちやアスリートたちを、国籍関係なく純粋に心から讃え、共感することのできるような世の中であって欲しい……そういう世の中であり続けて欲しい、音楽やスポーツが国威発揚の道具だけに使用されてはならない、という事なんです。
 いまは当たり前に、欧米やアジア含め、各国のミュージシャンたちのCDやDVDが、ショップに並んでいて、CDを試聴したり購入して聴いたり、あるいはインターネットを通じて楽曲をダウンロードしたり……。日本のミュージシャンが発信している楽曲にしても、外国語・外来語のフレーズ、欧米音階が多く含まれているし、表現するうえでも自由があって……。
 実際、アジア(日本含めて)のミュージシャンが、幼少の頃聴いて影響を受けたミュージシャンの名前を挙げるとき、外国の先達の名前を挙げることも多いですものね……たとえば西城秀樹さんはジャニス・ジョプリン(♪MOVE OVERなんか今聴いてもかっこいい)のポスターを壁に貼っていたそうだし、小田和正さん・鈴木康博さんはPPMをコピーなさっていたし、SE7ENは父上様の影響で(父上様が歌手志望だったらしくて、御自分の叶わなかった夢をSE7ENに託したらしいですね…)子どもの頃にマイケル・ジャクソン聴いていた世代だし。。次世代を担う子どもたちも、日常のなかで、そういうさまざまな種類の音楽を耳にする機会があって、感性もおのずと育っていく。それが崩れるようなことがあってはならないと……。
 世の中には勇壮なイケイケっぽい…ひとを鼓舞するような楽曲も必要かもしれないけれど、そればかりではなく、静かで落ち着いた、ひとの心を鎮めてくれる楽曲もまた必要。「励ましの曲」ひとつとっても、ゆるやかな、そっと背中を押すような励まし方もある…それは曲調にしてもそうだし、歌詞の書き方は尚更そうだから……。そういった、「楽曲(表現)の種類や幅」を、心ならず狭めなければならないようなことが、あってはならないような気がするんですよ…。対極のものが双方あって、その間ももちろんいろんなものがあって……片方だけではいけないと……。。
 私自身、音楽を聴き、ライヴ映像やPVを見て、また自分で弾いて、歌って……その過程でも、やっぱり、いまの状況がありがたいと、ふと思うことがあります。  
 先日、松江(島根県民会館)で、演劇「WINDS OF THE GOD」公演(全国を巡演中)をなさった、今井雅之さんも、本編終了後のご挨拶のなかで、声を枯らしながら、今の状況に警鐘を鳴らしたいと訴えていらして、「いちばん言いたいことは『NO MORE WAR』」って叫んでいらっしゃいました。来週アタマあたりに広島公演があるようですね。

 そういえば、きのうは、DVD「黒い雨にうたれて」が発売になりましたね。中沢啓治さんのマンガをアニメ化した作品('84年か'85年あたりの頃)で、秀樹さんが声優として関わっていたものでした。きのう天気が良くなくて雷も鳴っていたので、まだ買ってないですが(^_^;)。