まるぞう備忘録

無題のドキュメント

大人の対応合気道。修羅の人という鏡の中に自分の良心を観る。

2023-05-18 10:02:43 | 陰と陽の理論

防災カレンダー
18日。新月週間。




相手の中に真理を観る。

 合気道開祖の植芝翁が、
・合気道とは闘う道ではない。
・合気道とは相手の中に自分を観る道である。
・合気道とは相手の中に宇宙の真理を観る道である。
 おそらくこのようなことを私たちに伝えたかったのだと思います。そしてやはり今回私たちが考察してきた「大人の対応合気道」も行き着く先の景色は同じ世界ではないでしょうか。と思います。



・自分の良心に沿った生き方をする。
・自分の良心に恥じない生き方をする。
・それが心の軸=体幹である。



生み出すものと遮る(さえぎる)ものが同時に存在する。

 私たちの社会では「修羅の人」と遭遇せざるを得ないことがあります。
 これはこの世で生きていくために仕方がない面があります。

 この世界で私たちは「創造の力」を預かります。
 この世で生きる全ての人にはこの「創造の力」が与えられます。
 多くの現代人は忘れちゃっているかもしれませんが。

 この創造の世界を体験することは、大変素晴らしい世界ではありますが、やはりそれと同時に遮るもの(さえぎるもの)の出現も同時に受け入れなければなりません。
 創造するものと邪魔をするものは同時に与えられる。だそうです。



どうしてこの世には悪がなくならないの?
という深淵な問いに関係があるようです。



「あなたを修羅の世界に引きずり込みたい」

 私たちが生きているこの世界には、やはり修羅の世界(修羅の次元)も同時に存在しているようです。
 修羅界の住人は、多くの人が自分たちの修羅界に引きずりまれるのを願っております。という小説を以下に書きます。

 もし相手がFight(ファイト=闘う)タイプの人であれば、相手を挑発して、そしてお互いに相手に地雷を投射して、闘い続けることを望みます。

 もし相手がFlight(フライト=逃げる)タイプの人であれば、その人を否定して自分の思うとおりに支配することを望みます。上級クラスの修羅の人は、否定するだけではなく、時々は優しい声をかけて、相手が自分から離れないようなテクニックを駆使することもあるそうです。



良心が疼く(うずく)から。

 でも結局は、いくら上級クラスの修羅の人であっても、自分の良心は誤魔化すことが出来ないのは私たちと同じです。そう、修羅の人も私たちも、本質は同じなのです。



 でも修羅の人は、良心の呵責から逃れられるのじゃないか。というかすかな希望ももっていることでしょう。
 もし、自分たちの修羅界に、人を巻き込むことができれば、その間は「自己肯定感」が満たされ、良心の呵責を感じなくてすみます。

 どうしてエセ正義をふりかざすクレーマー(修羅の人)が絶えないのか。これがその理由であろうと思います。
もちろん、中には「修羅ロボット」の方もいるでしょう。本人の意識は眠ったまま。酔っぱらいが絡んで来るけれど、酔いが覚めるとすっかり覚えていません。という状況と同じです。
 そういう「無思考の修羅ロボット」の方も、修羅界に一票いれている存在です。



手口。

 もし私たちが心の体幹軸が弱ければ、修羅の方の執念の方が強ければ、私たちは修羅の世界に巻き込まれることとなります。
 闘いタイプの人は、永遠と続くお互い地雷の投射のループに。勝ち負けマウントのループに。
 逃げタイプの人は、時に人格を強く否定されながら、時に甘い言葉をかけられながら、相手の養分として離れられないコントロール。



どんな人でも生きている中で必ず心の体幹は強くなる。良心に沿って生きること。

 でも大丈夫。
 どんな人でも、心の体幹軸が強くなれば、そういう修羅の世界に引き込まれずに、距離を保つことが出来るようになります。大丈夫。



一つ。まず自分を観ること。

 自分はFight(ファイト=闘う)タイプでしょうか?
 であるならば、自分の地雷はどこにあるでしょうか。
 その地雷を意識すれば、その地雷が過去の体験は少しずつ思い出して意識されていく。思い出すことで昇華に繋がっていく。昇華されることで、修羅の人に巻き込まれるつけこまれる要素が消えていく。

 自分はFlight(フライト=逃げる)たイプでしょうか?
 普段呼吸はどこでしていますか?腹でしょうか。胸でしょうか。
 腹の呼吸は大切です。
 生活のなかで緊張することに遭遇したら
(1,2,3,4,腹で息を吸う)
(1、2,3,4,息を静かに止める)
(1,2,3,4,腹から息を吐く)



二つ。相手を観る。

 クレーマーに観える人の中にも「困っている。助けて欲しい」という要素は必ずあります。
 こちらに非があれば謝罪する。これは自分の良心に恥じない軸のためには大切です。
 どんな相手に対しても公明正大であること。私の良心です。



 相手の中にある修羅の要素。この要素については、毅然と距離を開けましょう。
 巧妙に挑発するかもしれません。揚げ足をとって挑発するかもしれません。
 あるいは強い口調で否定してくるかもしれません。感情でおびえさせて思考を停止させる手口かもしれません。あるいは突然猫なで声で優しくすり寄るかもしれません。

 相手は、あなたを修羅の世界に引きずりこむのが目的だから。
 その手口はもう見抜いておりますから。
 私は自分の良心の軸。を信じて、毅然と距離を開けます。



 あるいは相手には無自覚な修羅ロボットの要素があるかもしれません。
 本人の本当の心は眠ったままです。
 表面意識に刷り込まれた修羅のロボットプログラムが自動発動しているだけです。
 言い争っても無駄。
 なだめても無駄。

 私は自分の良心の軸を信じて。静かに距離を開けながら、その方を観守りたいと思います。



三つ。そう。最終的には自分自身の問題です。

 自分の人生の中で出会った修羅の人の世界と同調してしまうのか。
 あるいはきちんと自分の良心の軸を信じていられるのか。



 逃げたい逃げたいと思う限りは追いかけてくる。
 相手と闘うのではなく
 相手から逃げるのではなく
 向き合うのは自分の良心。

 修羅の人という鏡に映る自分の良心を観ることなり。



このシリーズ終わり。
長い間お読み頂いてありがとうございます。




おまけ(読者の方によって教えて頂いたこと)
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心の合気道を進めて行く上で、やはり己を心底まで知る。

→ 修羅の人を鏡として、自分自身を観る。ということだと思います。ただその景色は、心の体幹力が少しずつ強くなっていく中で変わっていく。と思います。よろしくお願いいたします。

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よく見つめる、見方を変えるだけではなく、行動すること、自分の行動を変えることも必要ですね。そうでないと、物質的な世界では行動することが大切だなと考えます。

→ コメントありがとうございます。その通りと思います。これからもよろしくお願いいたします。

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実戦しました。成功体験て凄いですね。
仕事の嵐の渦の中で、朝方、全く仕事の対応ができてなかったかも?という事が頭に浮かび、その時点から、恐怖で呼吸は浅くなり、変な汗が出て、あわあわしてました。(ちなみに私は自分を責めるタイプです。パワハラ系の人が会社は多いです)。そんななかで、腹式呼吸の深呼吸!しました。実は今までも過去にした事があるのですがその時はあわあわの方が優ってました。なので何度も失敗体験が。でも、今回はまるぞうさんの言葉が後押ししてまして、とにかくやってみよう、と。呼吸とともに私の場合は「負けない、自分にまけない、呼吸を続ける」と必死に言い聞かせるのがよかったみたいです笑。呼吸が続けられてたら不思議と呼吸に集中して、いつの間にかいつもの私になってました。初めての最高体験。この方法続けます。実践できる方法をいつも書いてくださって有難うございます!

→ 実践してくださってありがとうございます。そして効果があって良かったです。これからもよろしくお願いいたします。

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わたしは日本人なので、炊飯器にお米が一粒残ってたりすると、うっかり洗い流さないで良かったなぁ、とは思う。お米が泣くからね。お米は日本ですからね。
良心は全部視てるし、知っている。おもいだすと辛いのは良心が生きてるからですね。自分泣かすようなこと、してはだめだよ自分。

→ 私も自分の良心を泣かさないように生きたいと思います。コメントありがとうございます。

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現代では自己犠牲とはどこか宗教じみた投げやりな印象に刷り変わっていますが、実はとても崇高な思いであり、罪から遠ざかり、この世を卒業する鍵でもあると。
今はとても気持ちが楽になっています。まるぞうさんとパンズラビリンスから気づきをもらいました。上司のことも恨まず自分の鏡を磨いたらしっかり反射するかもしれませんしね笑

→ 自分の良心に従って生きること。いろいろな道も最終的にはこの登山の景色になると思います。コメントありがとうございます。

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相手の中にある弱さ、痛みは、自分の中にもある。自分の痛みを相手に投影し、相手を悪者にはしていないか?そこには善も悪もない。
自分にとっての真実があり、相手にとっての真実があり、そこにはただ起きたという事実がある。そのように思いました。

→ 私もその通りと思います。いつもコメントありがとうございます。

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