2月9日(火)TRC=図書館流通センター自治体政策研究会のセミナーに参加しました。
シリーズ3回目は「地域社会に対する地域政策」です。
格差とは何か?その差により社会が階層化していて身分社会のようになっていること
です。階層化とは社会の中に選択性のない階段を持つ構造で、深まるとアメリカの様
に安定性と持続性が劣化するそうです。
形式的「機会平等」政策には限界があり、かえって格差を拡大する懸念があります。
その代表例が「教育」です。
文科省の資料によると所得が高いほど4年制大学への進学率も高く、また浪人生の割
合も高くなっています。
厚労省の資料での所得格差です。ひとり親家庭と一般家庭ではかなりの所得格差が
あります。
格差社会への政策対応としては国が社会保障=生活保護など、地方は社会福祉の観点
から所得水準を確保して生活環境の充実、向上を実現する政策になります。
2021年度予算では特にDX予算と新型ウィルス感染対策地方創生臨時交付金があります。
ICTの進化により労働分配の格差は拡大していてまた業務変化や雇用格差も広がって
います。
地方創生臨時交付金も何にでも使えますが、今年度限りなのでよく精査する必要があり
ます。
格差社会は特にコロナで目立ってきているように思います。
昔は家が貧しくても勉強して良い大学に行けば道が開けていきましたが、今は教育格差
が大きすぎて自力では這い上がれない社会になっているんですね。
身分社会に近いということに大変驚きました(-_-;)