驚きの記事あり。
曰く、「ロンサム・ジョージ、死亡」。
ジョージはガラパゴス諸島:ピンタ島に生息する
ピンタゾウガメの最後の一頭(推定100歳)。
20年前、「なるほどザ・ワールド」で紹介されたのを初めて見た。
その時、すでに最後の一頭だった。
当時、初めて担当した大動物がアフリカ原産のアルダブラゾウガメ。
手前がキャサリンで奥が一徹。
セイシェル政府から親善大使としてやってきた。
今、どうしているだろう。
こっちは県男鹿水族館にいたガラパゴスゾウガメの
甲羅の一部。
Jが入った時には剥製だった。
旧水族館開館時は国内に輸入売買が可能だったとのこと。
貴重な資料である。
自然界の激動の中を生き抜いたロンサム・ジョージを
人々はけっして忘れない。
一日雨で、昔の画像を整理していた。
震災前の釜石市の画像が出てきた。
日付は2007年3月4日。企画展で展示する魚を引き取りに行った。
海岸沿いにあった事務所と養殖場。
大小さまざまなマツカワが飼育されていた。
いただいてきたのは、↑。チョウザメ。
先方の職員さんが、手際良く尾をつかんで
チョウザメを移動する。簡単そうに見えたが、
実際には、魚が暴れてとても難しい保定。
チョウザメの養殖池は市街地に近い場所にあった。
先日の大槌町イベント時、少しだけ立ち寄ってみた。
上はマツカワの養殖施設と事務所があった場所。
こちらはチョウザメの養殖池があった場所。
どちらもガレキの集積場となっていた。
あれだけの技術が一瞬にして消えた。
たった5年しか経っていないのに、何もなかった。
被災地の復興復旧を願いつつ、自分たちに出来ることをしよう。