ハッピーライフ デザイン

幸せな人生をデザインしてゆく「羅針盤」ブログです

ソーシャルデザイン・リーダーシップ 『ソーシャル・プロデューサ』という役割

2018-04-15 18:49:56 | 日記


組織社会に於いて、人々を繋げ、思いを語り合い、新たなな関係性を創造してゆく「ソーシャル・デザイナー」!そして「ソーシャル・デザイナー」のコミュニティを繋げてゆく「ソーシャル・プロデューサ」


これからの時代は、組織社会で働く人々の幸福感を高揚させる「場」をプロデュースし、人間社会の中で「社会時間」や「組織時間」、そして「交流時間」や「自由時間」の基本設計をデザインし、働く人々のモチベーション力を意志力にまで押し上げてゆく「ソーシャルデザイン・リーダーシップ」を持つリーダーが求められています。

トップマネジメントは、「事業ビジョン」を語ると共に、組織を支え価値を生み出す人々たちの「心の想い」に目を向けた「人心・人本ビジョン」を語ることが大切です。


私が考える「人心・人本ビジョン」とは、「人事戦略」とは異なる概念です。

「人事戦略」とは、どちらかと言うと、働く人々を「管理・監督」して経営側の思いに合わせるように仕向けるもの!とのイメージがありますが、
「人心・人本戦略」は、働く人々を管理するのではなく、自律的に価値創造意欲を高める「人間価値経営」とでもいうイメージです。


キーワードは「ハピネス」!



幸福感を持って暮らせる社会の実現と、組織社会との関係性に於ける「組織時間」と「プライベート・自由時間」とのウェル・バランス!更には、インテグレーション(統合)が大切です。

「ライフ&ワーク・インテグレーション」は人生をシームレスにデザインする事でもあります。

長時間労働に起因した社会問題と、その改善に向けた「残業ゼロ運動」的な話題が賑わしくなっています。

経営者にとって喫緊の関心事は、36協定の遵守乃至見直し、業務の効率化による時間外勤務の削減...といった「労働時間」問題です。
「労働時間」とは、労働法規・法令等を遵守した「雇用契約」に基づく「仕事に拘束されている勤務時間」ともいえます。

仕事は自分だけの問題ではありません。
私たちは、お客様やチームメンバーとの関係性等を考慮しながら仕事をしています。
私は、「時間外労働」の問題を画一的に論じてしまうと、日本の創造性や社会力に悪影響を及ぼす懸念を感じています。


組織に属し、裁量労働として「雇用」されているナレッジワーカーの人びと、例えば、企業内弁護士、勤務医師、コンサルタント、企画職、クリエイター等、また、「事務所」に所属して芸能,アーチスト活動をしている人たち、更には、個人事業主であっても、実質的に「雇用」に準じる働き方をしている人たち....は、定形勤務に向かない働き方をしている人たちです。

これらの人たちに対しても、「労働時間」あるいは「所定勤務時間」の概念を当てはめて、過労死の危険レベル(月80-100時間とされているようですが..)を超えない指導をすることになれば、日本の活力やクリエイティビティが削がれてしまいかねません。

私は、「仕事」と「雇用契約に基づく労働」を同じレベルで論じるべきではない!と思っています。

強制的、又は強制されなくても社会的スティグにより、「やらされ感」や「やるしかない」状況での「労働」は、苦役となり「ストレス」が積もり重なるとメンタルに支障をきたす事になります。

一方、楽しんで、自主的に「好き」な事に没頭する「仕事」は、メンタルに陥るリスクは低いものです。(とはいえ、やり過ぎは禁物ですが....)

要は、サービス提供等の固定勤務型定形仕事であれ、裁量労働制で働く知識創造型仕事であれ、自分自身で「仕事のデザイン」をしてゆく事が大切です。
雇用側は、被雇用者がこうした自立的な仕事のデザインが可能となるシステム、言い換えれば「場」のデザインと制度の提供責任があります。

「仕事のデザイン」とは視点をより広げて見れば「人生のデザイン」とも言えます。
私は何時も「ライフ&ワークバランス」と言っていますが、世の中では「ワークライフバランス」と呼ばれています。
「仕事」と「生活」の優先度合いが示されているからだと思います。

でも、本当に大切な事は「仕事と生活のバランスを取る意識」ではなく、生活と仕事のシームレス化「ライフ&ワーク・インテグレーション」をウェル・バランスさせてゆく意識、つまり「人生デザイン」を如何に考えるか!ではないかと思います。

残業問題は喫緊の重要課題ではありますが、もう少し、広い視点で「ワークスタイル」の在り方や、ウェル・ビーングの本質を考慮した組織社会、人間社会の「場」つくりへの取組をしてゆきたいものです。

「働き方改革」で問われている事は、働く人々の幸福「場」つくりであり、その実現に向けて活動してゆくのが「ソーシャル・デザイナー」であり「ソーシャル・プロデューサ」の役目です。

私の、セカンド・クリエイティブ・ライフは、自称「シニア・ソーシャル・プロデューサ」として活動を行ってゆきます。
この週末は、その構想を練りながら...というよりも「妄想」しながら、グランドデザインを作っています。