今週末からゴールデンウィークの始まりですね。
楽しい計画にワクワクされている方も多いと思います。
日曜日の朝、自宅から富士山を眺めながら、今日も元気に過ごせる事に「感謝」の想いを馳せながら、皆さんに「心」の言葉をお伝えしたいと思います。
日本社会には、昔から受け継がれてきている「心」の言葉があります。
「ありがたい」
「もったいない」
「ばちがあたる」
何気無く、また古さを感じるいう言葉ではありますが、ワークシフトそしてライフシフト人生に於いて、忘れてはならない「心持ち」だと思います。
人や物や自然に対して感謝する言葉、
「ありがとう」
「おかげさまで」
「いただきます」
「ごちそうさまでした」
などは、仏教の教えか らくる「感謝の心」です。
「もったいない」という質素・倹約を説いた儒教の教えは、私たちの社会が物質的豊かさを実現している反面,「心の豊かさ」がまだまだ追い付いていない現実を戒める言葉でもあります。
そして、「ばちがあたる」という言葉!
神道から来たとされる自然に対する畏敬の念を説く言葉です。
今の社会には驕りがあります。
所詮、人間の力などしれたもの!
科学技術が世の中を変え、私たちの暮らしは便利になってきましたが、一方では、自然を破壊し、自然の力を超えたエネルギーに対する畏怖・畏敬の念を忘れてしまった結果、大いなる「ばち」があたっている現実があります。
日本人の心の底に流れているこれらの「心の言葉」の意味とは「思いやる心」です。
仕事社会でも忘れてはならない大切な言葉であり幸福「場」つくりの根幹をなす意識であり、人としての大切な心得です。
人間社会は様々な思惑に溢れ、組織社会での人間関係は、価値創造活動たる「仕事」にも大きな影響を与えます。
気持ちよくワクワクして、喜びを感じながら社会生活が送れる世の中に変えてゆく活動の一つが「働き方改革」です。
取組みの第一歩は、労働時間の短縮ではありません。先ずは、働く事への意識改革であり、「心」の言葉を今一度思い起こすことから始めることが大切です。