ハッピーライフ デザイン

幸せな人生をデザインしてゆく「羅針盤」ブログです

「感動」を演出する『ウェルネス・コンシェルジュ』と『ウェル・ビーングエバンジェリスト』

2018-07-31 18:48:16 | 日記

私たちは、喜びを感じられる仕事、面白い仕事、ワクワクする瞬間を楽しめる仕事ができると、達成感や満足感を感じるものです。

そして、働く人々の多くが充実感や満足感、更には達成感や幸福感を味わえる頻度を高め、働く人々同士が共感し、自分が属する組織で働ける喜びや誇りを感じられる時間・空間を創り出す事!
それが「感動・共感マネジメント」とも言える幸福「場」つくりスタイル。

「感動」とは、情動を揺り動かす心の現象であるとともに、期待や予測していたことを越えた何か!言い方をかえると、予想外価値を与えてもらった時に感じる「サービス価値」でもあります。

「えっ、うそー!こんな事して貰っていいの?」といったものです。
予想外価値は、当事者に対する能動的なサービスから生まれるものであり、この「感動」を与えられるサービスを提供するには、対象者の望みを知るだけではなく、対象者の「気持ち」を掴み取る事が必要です。

対話の中から望みを知り、さらに個性を観察しながら「心」を読む事で感動を与えられるサービスが提供できます。

感動体験をした人は、予想外サービスをしてくれる企業や組織に対しブランド価値を感じ「ここで働きたい」「もっと貢献したい」「○○さんの為に頑張りたい」....といった思いを持ってくれる可能性が高くなります。

そして、「共感」とは、他者と喜怒哀楽の感情を共有することです。
「共感」という感情は、通常、人間特有の本能であり、健常者であれば誰にでも備わっているものです。「共感」は人同士の絆を繋いでくれるものです。
共感性は友情を生み出し、社員間の心の距離を近づけてくれます。

私は、組織社会の中で「共感」を演出し、「感動」を呼び起こす活動がインナーブランディングであり、総務FM部門が推進主体となり実践する事 が大切だと思っています。

このミッションを担う場合、人間社会や組織社会に対する「洞察力」と集団行動に対するエスノグラフィックリサーチ力とも言える「観察眼」を養っておく事が求められます。

一例ですが、会社組織での社員同士の「人間関係」を洞察・観察してみてみましょう。
そして、「共感」や「感動」を如何にして呼び起こすことができるか!の実践事例をご紹介します。

言うまでも無い事ですが、会社は仲良しクラブではありません。仕事、ミッションを遂行するという目的をもった集団で、社員は知的労働資本を提起し、それによる価値創造と貢献に対し報酬をもらっているわけです。

社員同士は、たまたま同じ時期に、同じ職場で働くことになった「他人」であり、仕事を通じ、結果的に同僚、仲間(時として友達や親友となる事もありますが)としての意識が醸成されてきます。

職場では、「仕事の遂行」といった目標をベースとしたコミュニケーションを活性化し成果をあげなくてはなりません。
然し乍ら、元々「他人」である社員同士が、いきなり理想通りの仕事コミュニケーションを取れと言っても簡単ではありません。

人には他者を寄せ付けない「自己領域」がありますが、趣味や話題に話の合う集団、利害理念が一致する職業的な集団、恋人や夫婦あるいは本能的な欲望や快感といった自己領域を共有する事が出来る(と思い込める)他者に対しては、自己領域の境界が薄れ、心を通じ合わせたり信頼感が生まれてきます。

職場内のスモーカーズコミュニティは、煙草という嗜好品を介して、社員間の他者意識が緩和され、結果、コミュニケーションが誘発されます。たばこがコミュニケーション誘発の触媒となっていると言えます。

このように他者意識を緩和し「触媒」となり得る仕掛けの具体例として、
1.ファミリーデー(家族と会社の絆を深めるイベント)開催

2.社内施設(カフェテリアや社員食堂)を活用した全社員対象のフリーフーズ&ドリンクデーの開催

3.会社内の部門対抗イベント(運動会、球技大会、マラソン参加、ボーリング大会等)開催

4.社内求心力を高める企業スポーツ支援(都市対抗野球、マラソン、ゴルフ等)

5.社内クラブ活動

eSortsや音楽!

6. 職場横断的な目的型社員旅行4.0

7.同期・同年入社社員会、県人会、誕生会、

8. 作品、成果物展示発表会

....etc
これらに共通している事は、組織の中で働いている人たちが、「仕事顔」ではない「人間顔」をお互いに「知る」機会である事です。

お互いを知れば「情」が生まれます。

「情」を感じるようなれば、心の「絆」ができる素地が醸成されてきます。

そして、その「絆」を育てる栄養素が「共感」であり「感動」です。

「絆」が広がりを持つと他人社員同士の中に「連帯感」が生まれ、連帯感は「社員力」をつくりだします。
そして、「社員力」が結集する事で「組織力」が高まってゆきます。

私は、この循環こそが「生産性向上・付加価値創造活動」であり、働く人々のエンゲージメント指数をあげる「幸福マネジメント」の本質と考えています。

誰がリーダーシップを執るのか!
『ウェルネス・コンシェルジュ』たる総務人事FMプロの役割です。

でも、現役組織では直ぐに出来るものばかりではありません。
そこで、組織勤めを卒業して、社会総務FMワールドで活動しているシニアFM’erの方たちに「ウェル・ビーングエバンジェリスト」としてメンタリングしてもらうのです。

私は「ウェル・ビーングエバンジェリスト ネットワーク」の構築に向けた準備をしています!