2020年の東京オリンピックに続き、2025年に大阪万博が開催されます!
下馬評では大阪優位と言われていましたが、関係者の方々は決定する迄は安心出来なかったことでしょう。
あらためておめでとうございます ㊗️
半世紀前の1964年に東京オリンピック!1970年に大阪万博が開催された時代のデジャヴ感覚は、私世代の方々は同じ想いを感じられたのではないでしょうか。
日本の高度経済成長のきっかけとなり、その後の日本を奇跡の経済成長に導いたイベントのパワー!
今回もそのパワーにあやかれるでしょうか。
前回は「戦後は終わった!」の時代。
豊かな暮らしを夢みて、多くの人々が心の結束を持てた環境でした。
インターネットも、パソコンもない時代、「三丁目の夕日」的なノスタルジックでほんわかムードの昭和の社会が、欧米流の合理的経営を学び、日本人の英知を持って急速に世界の舞台に踊り出て、「Japan as Number One」と勢いついた時代。
日本人の暮らしは豊かになり、GDPもトップランクに登りつめピークの時代を謳歌していました。
然し乍ら、ピークを過ぎた頃から時代の流れは坂道となり、バブル後の長いトンネル生活を経て、ようやく新たな時代を迎えてみると、組織社会の意識は、社会が劇的に変化しているにも関わらず、かつての 高度経済成長時代の「24時間戦えますか!」のデジャヴとも言える時代が再来。
組織経営者は、働く人々の「幸福感」など意識になく、ひたすら組織の発展(儲け)に邁進しているモーレツ社会の兆候に、命を持って一石を投じた若い世代の心の叫びと社会への警鐘を私は忘れる事ができません。
仕事は厳格で厳しいものです。
生半可な気持ちでは務まりませんが、かといって上司のハラスメント環境下で、我慢して働く事でもありません。
組織(特に管理職階層)の意識改革が求められており、漸く「働き方改革」なる運動が始まりましたが、まだまだ組織社会の「本音」に変わりはありません。
人間誰しも「面白い事をしたい」「楽しい事に没頭したい」「人より良い生活をしたい」「経済的にゆとりある人生を送りたい」「幸福人生を送りたい」....と言った共通の思いがあるものです。人間の本能的な「欲望」です。
しかし、現実の暮らしや仕事では様々な悩みや問題が起きてきます。
色々と大変な道が「人生」です。
「人生」街道は人それぞれ様々ですが、「人生」の目的!言い換えれば、私たちは何の為に働き生きているのか!
私は「幸福事」を楽しむのが人生と考えています。
昔は「暮らしの豊かさ」が幸福事であり幸福感でした。
今は、あまりにも便利で何でも手に入る時代です。皆がスマホ片手にいつでも友達と繋がり、買い物もクリック一つで翌日には欲しいものが家に配送されます。
こうした社会が当たり前となると、暮らしの豊かさの感覚は麻痺しています。
これからの時代、幸福事は「物」から「事」に移ってゆくのでしょう。
今回のオリンピックと万博は、恐らく国民の多くが選手の活躍に金メダルを期待し、盛り上がる事は必至。そして万博では大阪がまた変革を遂げる事を楽しみにしています。
国民の幸福「事」のシンボルがオリンピックであり万博イベントになる事を期待しています。
この二大イベントが、今を生きる「日本国民」の「幸福創造」イベントになる事を切望すると共に、未来の日本が、過去の蹉跌を繰り返さないように若い世代が新しい時代創り(「社会場」創り)をしてゆく事も大切です。
上手く事を運ぶには、今見直され始めている 古き良き時代「昭和への回顧意識」をミレニアル世代に正しく伝え、先人の過ちを繰り返さない「智慧」を伝えてゆくことが、私の世代(60歳以上のシニア世代)の責務!ではないでしょうか。