8月最後の「社会活動」を終えて帰宅中の東海道線から一本!
『井の中の蛙大海を知らず!』
この戒めの諺は、同質の組織社会に長年身を置いていると、井戸(社内)環境こそが全て!と思い込んでしまい、組織を離れた外界世間の波高や風の強さが分からなくなることへの警鐘で使われていますよね。
『人間』は複雑で厄介です。
人間は、同質意識を持つ好相性同士で群れをつくって集団化し、仲間内をつくり、組織での派閥をつくり、そして民族という血や、体制というイデオロギーで国家という枠組みを作り、時に、敵対行為に及び命をかけた戦いをしてきました。
「味方と敵」という二項対立の構図は人類共通の意識です。
「仲間」とは「仲」が良い「間」柄の人間関係性を評した言葉です。
同じ価値観を持っている人同士は、意識の親近感が湧いてきます。
話しが通じる人との会話は心地よく時間が流れます。
自分の好きな人、あるいは気の合う人や事などと接しているのは、ストレスもなく楽な時間ですが、この偏りが行き過ぎると「エコー・チェンバー」効果や「フィルター・バブル」化してゆき、アンチダイバーシティの状態になります。
「確証バイアス」とも言えます。
わたし自身、社会「場」創りのプロデュース活動をしながら、最近 想うことがあります。
知的生産性の向上や、ナレッジワーカーのイノベーション誘発に向けたオフィス空間創造も大切ですが、現業や定型業務を担っている『社会基盤を支え、ものつくりの現場を担われている人たちの「場」の改善』こそとても大切!ではとの思いです。
組織社会において、『優秀』な上層部の方々にとっての「組織論理」や「組織常識」と、現場の声とは,必ずしも同じものでない事もあります。
マネジメントを担う方々は、本社組織内で「エコー・チェンバー」や「フィルター・バブル」のトラップに陥ることなく、職種を超えた『社員の幸福「場」創り』、謂わば『Well Being経営』を行なってゆくことが大切!と感じます。
言うは易く行うは難し!ではありますが
諦めずにチャレンジし続ける事です。
いずれ出来るようになります^_^
明日は8月最後の土曜日を満喫します😃