首都圏の「緊急事態宣言期間」が延長されました。感染症の専門家の方々は「最慎重」のコメントを出されていますが、よく聞いてみると「人間心理」への懸念が背景にあり、「外出制限」と「我慢生活」を継続せざるを得ない事情が見えてきます。
感染拡大を抑えるには致し方ないと思う反面、「人間心理」をも配慮した施策も考慮する事の大切さを感じます。
『不要不急の外出を控えましょう!』
との知事からの掛け声に、多くの人々が「自粛」協力をしてきています。
一方で、ラグビーのトップリーグが開幕し、ワールドラグビーで活躍した世界トップクラスのスター選手が、実業団チームで活躍している姿や、Jリーグでの白熱した試合をスタジアムで楽しむ方々、そして、劇団員のパフォーマンスを三密を避けながら楽しむミュージカルファン....etc
「不要不急」と言われているエンタテイメントやアート、そしてスポーツが、人々の「元気」と社会の「活気」を回復させてきています。
難しい舵取りではありますが、長期にわたる我慢自粛による「心の病」を罹患している方々の存在を認識しておく事も大切です。
国や自治体のリーダーの方々には、「不要不急」の本意を捉え直し、心の栄養素であり治療薬ともなる「エンタメ、スポーツ、アート」を、社会生活にウェルバランスさせてゆくリーダーシップを期待したいと思います。