コンスタンチノープルの陥落、ロードス島攻防記に続く三部作の完結編だそうです。何が共通しているかといえば、ルネサンス期であり、地中海世界での戦いであり、キリスト教とイスラム教の戦いであること。そして、この戦いののち、ヴェネツィアもトルコも結局は歴史の表舞台からは置き去られるのだそうです。そう、舞台は大西洋へと向かっていくのですから。
シリーズ第5弾は再び短編集。退職願と関係あるのは最後の話のみです。「これの、ここを消してから、職場以外の寝床で、ぐっすり寝ればいいだけなんですから」